公開:2019.04.26
更新:2022.12.23

最適なオフィスチェアの選び方|用途別おすすめのチェア14選

最適なオフィスチェアの選び方|用途別おすすめのチェア14選

オフィスチェアを選ぶときは、素材やカラーリングはもちろん、背もたれの高さやひじ掛けの有無などさまざまな要素を検討する方が大半です。

しかし、オフィスチェアは商品の種類が多いうえに、ほとんどの商品が座り心地や機能性、デザインなどを工夫しているため、「最適なオフィスチェアの具体的なイメージが分からない」と頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、最適なオフィスチェアの選び方と、用途別のおすすめ商品をご紹介します。ぜひ、会議スペースやワークスペースに置くオフィスチェア選びの参考にしてください。

▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・仕事に使えるオフィスチェアをお探しの方
  • ・最適なオフィスチェアがなにか気になる方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・最適な椅子とはなにか
  • ・会議スペース向けのおすすめオフィスチェア
  • ・ワークスペース向けのおすすめオフィスチェア

1.「最適なオフィスチェア」は用途により異なる?

「最適なオフィスチェア」は用途により異なる?

オフィスチェアには、低価格の商品から高額な商品までさまざまなモデルが揃っています。コストをかければ高級な素材を使用した椅子や高機能なオフィスチェアを購入できるものの、値段だけで自分に最適なオフィスチェアかを判断することはできません。

また「最適なオフィスチェア」は、それぞれの用途や使用時間によって異なるのも事実です。
たとえば長時間のデスクワークでは、座り心地がよく、蒸れにくい素材や疲れにくい機能を採用したオフィスチェアが最適です。1日中快適に作業できるだけでなく、作業効率や健康の向上にもつながります。

もちろん、どのような方にとっても高機能なオフィスチェアは「最良のオフィスチェア」に変わりはありません。とはいえ、使用頻度の低いオフィスチェアに多くのコストをかけられる方はそれほど多くはないでしょう。
「最適なオフィスチェア」を選ぶには、用途や求める機能性だけでなく、導入にも気を配ったコストパフォーマンスが大切です。

2.会議スペースにおすすめのオフィスチェアとは

会議スペースにおすすめのオフィスチェアとは

会議スペースではPCなどに触れる座り作業の時間が少ないため、コストを重視してシンプルなオフィスチェアの選定が大切です。しかし、長時間の会議がある点も想定し、ある程度は質のよいオフィスチェアの利用が重要ともいえます。

ここからは、会議スペースにおすすめのオフィスチェアの特徴や機能をご紹介します。

2-1.ロッキング機能は基本的に不要

ロッキング機能とは、背もたれが後ろに倒れる機能です。一般的には次の3種類があります。

背ロッキング 背もたれだけが倒れる
背座一体型ロッキング 背もたれと座面が同時に倒れる
シンクロロッキング 背もたれと座面が別々に倒れる

ロッキング機能があると、リラックスしたいときに体重を預けて楽な姿勢を取れるため、長時間の座り作業が多いワークスペースに適しています。

会議スペースのオフィスチェアでは、基本的に不要かもしれません。しかし先述したとおり、会議が長時間続く場合を想定して、ロッキング機能のついたオフィスチェアを導入する企業も多くなっています。

2-2.ひじ掛けは不要・もしくは「固定タイプ」がおすすめ

ひじ掛け(アームレスト)は腕の疲れを軽減する機能で、リラックス効果が期待できます。オフィスチェアによくあるひじ掛けには、以下のような種類があります。

固定タイプ ひじ掛けが固定されているタイプ
高さや角度を調節できない
高さ調節タイプ ひじ掛けの高さを変えられるタイプ
机の高さに合わせて調節できる
左右可動タイプ ひじ掛けが左右に動くタイプ
座面の幅に合わせて調節できる
上下可動タイプ ひじ掛けが上下に動くタイプ
ひじ掛けのない椅子としても使える

長時間のデスクワークではひじ掛けのあるオフィスチェアが快適です。
一方で、ひじ掛けがあると高さによってはオフィスデスクの下に入らない場合も。ひじ掛けのないオフィスチェアなら、会議机の高さにかかわらず椅子をコンパクトに収納できるため、場所も取りません。

しかし、ひじ掛けは立つ・座るといった動作のサポートにもなります。そのため、一概に会議スペースのオフィスチェアには肘なしモデルが最適だと断言はできないでしょう。
会議スペースにひじ掛けのあるオフィスチェアを選ぶなら、「固定タイプ」がおすすめです。
固定タイプは他のタイプに比べて価格の低い商品やデザインがシンプルなオフィスチェアに採用されています。会議机の高さを確認し、デスクの下に収納できるオフィスチェアを選びましょう。

2-3.来客対応の場と社内会議室が同じならデザイン性を重視するケースも

近年では、接客用の応接室を設けないケースが増えつつあります。社内会議室と来客との会議を同一の部屋で行う企業も増えており、「応接会議室」が導入されるのも珍しくありません。

そのため、会議室の機能性と来客対応のインテリア性を重視して、デザインを意識したオフィスチェア・会議用テーブルを導入するシーンが増えつつあります。来客対応と社内会議室を併用すれば総合的なコストを削減できるため、その分予算を増やしてデザイン性に優れたオフィスチェア・会議用テーブルを導入してみるのもポイントです。

メティオ 肘付きオフィスチェア

メティオ 肘付きオフィスチェア

ヴィンテージ感があふれるインテリア性でデザインを重視したシーンにおすすめのオフィスチェアです。

サイズ 幅565×奥行590×高さ721~828mm
材質 背・座 :合板、ウレタンフォーム、PVCレザー、脚:スチール(粉体塗装)、肘:オーク天然木積層合板、キャスター:ナイロン
重量 12kg
メティオ フリーアドレス/会議用テーブル

【セットにおすすめ】メティオ 2.0 古木調 ミーティングテーブル+オフィスチェア

メティオシリーズの4人会議用テーブルとオフィスチェアがセットになったモデルで、来客用/会議用としても利用できます。

サイズ 幅3600×奥行1200×高さ720mm
材質 天板:メラミン樹脂化粧板・パーティクルボード、配線ボックス蓋:PVC、MDF、脚・配線ボックス:スチール(粉体塗装)、アジャスター:PP
重量 109.18kg

3.【会議スペース向け】おすすめオフィスチェア7選

ここからは、会議スペース向けにおすすめしたい人気オフィスチェア7選をご紹介します。デザイン性や耐久性に優れたオフィスチェアを厳選しているため、サイズなどを確認しながら自社のオフィスにぴったりの椅子を見つけてください。

ラクシア2 パソコンチェア

ラクシア2 パソコンチェア

ハイバックタイプで優しく背中を包み込む、高級感のあるレザー調素材のオフィスチェアです。

サイズ 幅685×奥行825×高さ1020〜1095mm
座面高470〜545mm
材質 金属(鋼)/合板
張り材:(座部)合成皮革
クッション材:(座部)シリコンフィル・ウレタンフォーム
重量 ---
レクアス エグゼクティブチェア

レクアス エグゼクティブチェア

「高級車のような座り心地」が特徴的な、可動タイプのひじ掛けがついたレザータイプのオフィスチェアです。

サイズ 幅690×奥行785×高さ1020〜1095mm
座面高445〜520mm
材質 金属(鋼)、合板
座/合成皮革
クッション材/ウレタンフォーム
重量 15.6kg
ディレット オフィスチェア

ディレット オフィスチェア

コンパクトでありながら上品さを感じられる、ローバックタイプのレザー製オフィスチェアです。

サイズ 本体/幅630×奥行675×高さ835〜910mm・座面高410〜485mm
床から肘掛けまで570〜650mm
材質 張地/合成皮革(PVC)
背・座/ウレタンフォーム
座受/スチール
脚部・キャスター/ナイロン
重量 11kg
肘なし チャットチェア

肘なし チャットチェア

ランバーサポート付きの、通気性に優れたメッシュ素材のオフィスチェアです。

サイズ 幅520×奥行580×高さ875〜975mm
座面高390〜490mm
材質 金属(鋼)、合板、ナイロン、ウレタンフォーム、ポリエステル
重量 ---
シンプル メッシュチェア

シンプル メッシュチェア

座ロッキング機能がついた、カラーバリエーション豊富なメッシュ素材のオフィスチェアです。

サイズ 本体(幅620×奥行680×高さ880~970mm)
背もたれ(幅400×高さ450mm)
座面(座面調節)/幅460×奥行440mm(高さ440~530mm)
材質 張地/背もたれ/メッシュ張り、座面/布張り(メッシュファブリック)
座部/合板、背もたれ部/スチール、ポリエステル、肘あて部/PP(ポリプロピレン)
脚部/ナイロン、キャスター/ナイロン、クッション材/ウレタンフォーム
重量 10.2kg
コンパクト デスクチェア

コンパクト デスクチェア

スタイリッシュなデザインが特徴の、場所を取らないコンパクトなローバックタイプのオフィスチェアです。

サイズ 幅585×奥行540×高さ900〜990mm
座面高440〜530mm
材質 背部/PA樹脂、ポリエステルメッシュ
座部/合板、モールドウレタン、ポリエステル布
脚部/樹脂成型品、ナイロンキャスター
重量 ---
メッシュOAチェア

メッシュOAチェア

簡易ランバーサポート機能がついた、背面メッシュ素材のシンプルなオフィスチェアです。

サイズ 幅600×奥行610×高さ910~1000mm
背もたれ幅430×高さ480mm
座面(座面調節)幅480×奥行400mm(高さ440~530mm)
材質 主要成形部品/スチール、キャスター/ナイロン、クッション材/ウレタンフォーム
重量 ---

4.ワークスペースにおすすめのオフィスチェアとは

ワークスペースにおすすめのオフィスチェアとは

ワークスペースでは、オフィスチェアに座って作業をする時間が長いため、座り心地に優れ多機能なPCチェアが重視されています。微調整のできるPCチェアなら身体の疲れを軽減させられ、かつ作業効率の低下を防ぐ効果も期待できます。

ここからは、ワークスペースにおすすめのオフィスチェアの特徴と機能を解説します。

4-1.昇降機能・ロッキング機能は必須

長時間デスクワークをする方には、座面の高さを変えられる「昇降機能」と「背もたれのロッキング機能」がついたオフィスチェアがおすすめです。

一人ひとり身長や座高が違うため、自分の身長・座高や机の高さに合わせて高さを調節できるよう、必ず購入前に昇降機能がついているかを確認しましょう。
その際は片手で簡単に操作できるオフィスチェアなど、使いやすさの重視も大切です。

ロッキング機能は、「背ロッキング」「背座一体型ロッキング」「シンクロロッキング」のいずれでもかまいません。

4-2.ひじ掛けは「可動タイプ」がおすすめ

長時間デスクワークをする従業員にとって、ひじ掛けは疲れ軽減やリラックス効果のためにも必須です。「可動タイプ」のひじ掛けがついたオフィスチェアが最適ともいえます。

ひじ掛けの高さ調節機能がついたオフィスチェアなら、一人ひとりの身体に合った高さに調節できるほか、左右可動タイプなら座面の幅や座り心地に合わせて微調整ができます。

さらに、上下可動タイプならひじ掛けを一時的に移動できるため、高さの合わないオフィスデスク下にも収納しやすくなる点がメリットです。

4-3.その他PC作業をサポートするおすすめの機能について

人間の背骨はS字状にカーブしており、身体の負担を支える仕組みです。しかし、椅子に座ると知らないうちに背骨がアーチ状のカーブを描き、姿勢が崩れてしまいます。その結果、肩や腰に負担がかかって肩こりや腰痛などの症状が生じてしまう可能性も。

デスクワーク向けのPCチェアには、長時間の座り作業が快適にできるよう、身体への負担を軽減させられるさまざまな機能がついています。
長時間デスクワークをする方におすすめの機能を、いくつかご紹介します。

S字構造 座ったときにも背骨が自然にS字状となるように設計された機能。
背もたれの角度や座面のクッション性などを工夫している。
ヘッドレスト 背もたれの上部に設置された首から上を支える枕状の部分。ヘッドレストがあると背もたれに体重をかけたときに頭を置けるため、リラックスした姿勢を取れる。
「固定式」と「可動式」があり、適切な位置に動かせる調整機能のついた「可動式」のほうが使い勝手が優れている。
ランバーサポート 疲労軽減や腰痛防止のため、オフィスチェアの腰部分に搭載された機能。
深く腰掛けると背骨が自然にS字状となる。

5.【ワークスペース向け】おすすめオフィスチェア5選

ここからは、ワークスペース向けのオフィスチェアをご紹介します。
昇降機能やロッキング機能、ひじ掛け、S字構造、ヘッドレスト、ランバーサポートなど必要な機能を満たしているかどうかチェックしながら、最適なオフィスチェアを選んでください。

腰楽 ハイバックチェア

腰楽 ハイバックチェア

ダブルランバーサポート搭載で腰への負担を軽減できる、カラーバリエーション豊富なオフィスチェアです。

サイズ 幅620×奥620×高さ1090-1190mm
座面高440-540mm
材質 ポリエステル・スチール・クロムメッキ
重量 ---
腰楽 ローバックチェア

腰楽 ローバックチェア

ダブルランバーサポート機能がついた、ローバックタイプのオフィスチェアです。

サイズ 幅590×奥560×高さ930-1030mm
座面高440-540mm
材質 ポリエステル・スチール・クロムメッキ
重量 ---
フック付きメッシュチェア

フック付きメッシュチェア

弾力性のある立体的な座面で座りやすく、荷物を掛けられるフック付きのオフィスチェアです。

サイズ 幅620×奥行650×高さ810〜930mm
座面高430〜550mm
材質 張地/ポリエステル
クッション材/ウレタンフォーム
座/合板
脚部・キャスター/ナイロン
重量 8.57kg
ヘッドレスト付きメッシュチェア

ヘッドレスト付きメッシュチェア

ヘッドレストとランバーサポート機能がついた、メッシュ素材のスタイリッシュなオフィスチェアです。

サイズ 幅635×奥行665×高さ1160-1230mm
座面高430-500mm
材質 背/PP樹脂成型品・メッシュ
ランバーサポート/PP樹脂成型品・ウレタンフォーム・布
座/成型合板・ウレタンフォーム・布
肘/PU・PP樹脂成型品
脚/強化樹脂成型品・φ50ウレタン双輪キャスター・ガスシリンダー
ヘッドレスト/PP樹脂成型品・ウレタンフォーム・布
重量 18.2kg
メッシュチェア コレガ2

メッシュチェア コレガ2

スポーティフレーム&二重メッシュ座面でムレを抑え快適に座りやすいオフィスチェアです。

サイズ 幅610×奥行600×高さ890~985mm
座面高さ / 430~525mm
材質 背座 / ポリエステルメッシュ
座面 / 合板、ウレタンフォーム
座受け / スチール
脚・キャスター / ナイロン
肘 / PP樹脂成型品
重量 12.9kg

まとめ

「最適なオフィスチェア」は、使用用途によって異なります。座り作業の時間が短い方や会議スペース用には、シンプルなオフィスチェアがおすすめです。一方で、長時間のデスクワークには高機能で座り心地を重視したオフィスチェアが最適です。

現在、多くのショップで販売されているオフィスチェアは、座り心地を良くするためにさまざまな機能が搭載されており、高機能になるほど価格が高くなるものの、オフィスチェアを選ぶ際は値段だけで決めるのではなく、使用用途を考えてから、どのような椅子が最適か、シーンに沿ったオフィスチェアの選定をおすすめします。

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