安くておすすめの個室ブースは?「安い」の基準や正しい選び方も解説
さまざまな業界で導入が進みつつある個室ブースですが、自社でも導入を検討している、という担当者も多いのではないでしょうか。しかしながら、個室ブースの導入にあたって気になるのが、「導入コスト」です。限られた予算の中では中々導入に踏み切れない、という企業も多いはず。
そこで本記事では、個室ブースの「価格」に商品を当て、安い個室ブースの基準や選定ポイント、おすすめの商品を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
- 目次
- 1.個室ブースにおける「安い」の基準は?
- 2.安い個室ブースのおすすめ10選
- 3.安い個室ブース選びで重要となるチェックポイント
- 4.安い個室ブースを導入する際に注意すべき落とし穴とは?
- 5.安い個室ブースなら「レンタルサービス」の利用がおすすめ
- まとめ
1.個室ブースにおける「安い」の基準は?
オフィスへの個室ブース導入を検討する際、注意すべきなのは価格の幅広さです。
10万円を切る簡易的なものから、200万円を超える高機能な製品まで存在するため、単に金額だけを見て「安い」と判断すると、導入後に「期待していた防音性がなかった」「消防法に抵触して設置できなかった」といった失敗を招きかねません。
個室ブースにおける「安い」の基準は、「そのタイプの相場を下回りつつ、業務に必要な最低限の機能を満たしているか」です。まずは、タイプ別の価格相場を把握しましょう。
1-1.オープン型個室ブースの価格相場
- 相場:約5万〜50万円
- 「安い」の基準:15万円以下
オープン型の個室ブースは天井やドアがなく、視線を遮るパネルを主としたタイプです。吸音素材を使用した高品質なものは50万円近くしますが、簡易的なものであれば10万円前後で見つけることが可能です。
Web会議の頻度が低く、集中ブースとして導入するなら、10~15万円台が「安い」のラインといえるでしょう。
1-2.セミクローズ型個室ブースの価格相場
- 相場:約40万〜80万円
- 「安い」の基準:50万円以下
セミクローズ型は側面が囲われており、ドアがあるものの、天井は開放されているタイプの個室ブースです。
クローズ型に近い没入感がありつつ、天井が開放されているため消防法上の制約が少なく、自動消火装置の設置費用を抑えられるメリットがあります。50万円を切る価格帯であれば、オフィス向けとしてはコストパフォーマンスが高いと判断できるでしょう。
1-3.クローズ型個室ブースの価格相場
- 相場:約60万〜150万円以上
- 「安い」の基準:80万円以下
天井まで完全に密閉されたクローズ型は、最も防音性が高く、Web会議や機密性の高い業務に適しています。
換気設備や照明、電源が標準装備されるため高額になりますが、搭載機能以外にも重要となるのは「利用人数」です。
1人用の製品であれば100万円以下のものも中にはありますが、複数人の会議や打ち合わせに使われる製品では100万円以上のモデルも多く、どのような用途で利用するかによって、価格の相場は大きく上下します。
1-4.パネルデスクの価格相場
- 相場:約3万〜15万円
- 「安い」の基準:5万円以下
既存のデスクにパーティションを立てる、あるいはデスクそのものに背の高い仕切りがついたタイプです。防音性能はほぼ期待できないものの、「視線を遮る」という目的には十分です。
5万円前後でオフィス全体に複数台導入できるモデルが多く、手軽に「集中環境」を作れる選択肢です。ただし、あくまでも個室ブースというより作業に集中できる集中ブースとしての側面が強い点に注意しましょう。
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2.安い個室ブースのおすすめ10選
本項では、価格の安い個室ブースのおすすめを10商品紹介していきます。価格だけでなく、機能面でもさまざまな強みを持った個室ブースを紹介していきますので、ぜひ商品選定に役立ててみてください。
2-1.クローズ型の安い個室ブース6選
価格が抑えめに設定されたクローズ型の個室ブースとして、本項では以下の6商品を紹介していきます。価格面はもちろん、どのような機能を各商品が備えているのか下記の表から確認してみてください。
| 商品名 |
VOiSPOD
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One-Bo
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Priws
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One-bo Plus
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Platz
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KOLO
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 |
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| 人数 |
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1人用 |
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4人用(1サイズ) |
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| サイズ展開 | 4サイズ | 2サイズ | 2サイズ | 2サイズ | 1サイズ | 4サイズ |
| カラー展開 | 2色 | 9色/4デザイン | 3色 | 2色 | 1色 | 8色 |
| 防音性 | スチール製:◎ 木製:○ |
○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 価格 | 399,000円(税込)~ | 602,800円(税込)~ | 588,000円(税込)~ | 946,000円(税込)~ | 2,592,000(税込) | 1,232,000円(税込)~ |
| 標準装備 | 不燃吸音パネル 排気ファン 天井ダウンライト スマートフォン・タブレット設置可能コンセントタップ |
LED照明 換気扇 コンセント 煙感知器 遮音シート デスク |
LED照明 換気扇 コンセント 煙感知器 遮音シート デスク |
LED照明 換気扇 USB付きコンセント 煙感知器 遮音シート シリンダー錠 デスク |
換気扇 コンセント 煙感知器 遮音シート デスク |
LED照明 換気扇 コンセント 煙感知器 遮音シート デスク |
| 納期 | お問い合わせください。 | お問い合わせください。 | 2週間~最長60日 | お問い合わせください。 | お問い合わせください。 | お問い合わせください。(約75~90日) |
| 展示先 ※1 |
全国各地のショールーム | 市ヶ谷ライブショールーム 仙台ショールーム |
市ヶ谷ライブショールーム 天満橋ライブショールーム |
市ヶ谷ライブショールーム 福岡・オフィスコム博多ショールーム |
未定 | 市ヶ谷ライブショールーム |
※1 2026年6月時点の展示状況となります。予めご了承ください。
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2-1-1.【クローズ型】VOiSPOD
【クローズ型】VOiSPOD
399,000円(税込)~
| 使用人数 | 1人用・2人用・4人用・6人用 |
|---|---|
| サイズ | 1人用:幅1200×奥行1100×高さ2221mm 2人用:幅2100×奥行1100×高さ2221mm 4人用:幅2100×奥行1600×高さ2221mm 6人用:幅2830×奥行2100×高さ2221mm |
| カラー | 木製:ブラック・ウォルナット/ホワイト・オーク スチール製:ブラック/ホワイト |
| 納期 | お問い合わせください。 |
| 標準装備 | 不燃吸音パネル/排気ファン/天井ダウンライト/スマートフォン・タブレット設置可能コンセントタップ |
VOiSPODは、優れたコストパフォーマンスと確かな品質が強みのクローズ型個室ブースです。VOiSPODの特徴としては、以下の3点が挙げられます。
- ・優れたコストパフォーマンス:品質は高いまま、導入しやすい価格を実現
- ・業界でもほぼ見られない「エアコン標準設計」:空調の設置を前提として設計されており、「見た目の悪さ」や「後付けの高額なコスト」を解消
- ・予算・用途に合わせた2つの選択肢:品質重視、コスト重視それぞれのニーズに応えるラインアップ
個室ブースとして重要な要素となる遮音性に関しては、十分なレベルとなる「-29.2dB」の性能を備えており、ブース内のプライバシーはしっかり確保できます。
製品ラインアップに関しても「スチール製ハイグレードタイプ」、「木製ローコストタイプ」の2種展開。どちらのモデルも1人用から6人用までラインアップが豊富なため、用途に応じて選択可能です。
VOiSPODの強みは「価格を重視している人」だけでなく、「品質を重視している人」のニーズにも応えられる、価格と品質のバランスといえるでしょう。
なお、VOiSPODは全国のオフィスコムショールームにて、一部商品を展示しています。実際に実機をチェックしたい、という場合には、ぜひご活用ください。
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2-1-2.【クローズ型】One-Bo
【クローズ型】One-Bo
602,800円(税込)~
| 使用人数 | 1人用 |
|---|---|
| サイズ | 1.00シリーズ:幅1000×奥行1000×高さ2095㎜ 1.20シリーズ:幅1200×奥行1200×高さ2095㎜ |
| カラー | レッド・ブルー・オレンジ・グリーン・イエロー・ピンク・ブラック・ホワイト・パープル(+木目調タイプ8種) |
| 納期 | お問い合わせください。 |
| 標準装備 | LED照明/換気扇/コンセント/煙感知器/遮音シート/デスク |
One-Boは、1人用の個室ブースです。特徴としては、スマートガラスを採用している点が挙げられます。スイッチ一つでスモークのオンオフを切り替えられるため、プライバシーを確保したい状況ではスモークを使用し、そうでない状況ではオフにするといったシチュエーションに応じた使い分けが可能です。
また、One-Bo 1.00、One-Bo 1.20と、ブース内の広さで2パターンのラインアップを選択できる点もポイントといえます。省スペースを重視するのであれば1.00、より快適な空間を重視する場合には1.20がマッチするでしょう。
2-1-3.【クローズ型】Priws
【クローズ型】Priws
588,000円(税込)~
| 使用人数 | 1人用・4人用 |
|---|---|
| サイズ | プリウス:幅1000×奥行1200×高さ2080mm プリウス クアトロ:幅1880×奥行1690×高さ2080mm |
| カラー | チェリー/オーク/ホワイト |
| 納期 | 2週間から最長60日(在庫状況により変動) |
| 標準装備 | LED照明/換気扇/コンセント/煙感知器/遮音シート/デスク |
テレワークやWebミーティング向けに開発された、居住性の高い個室ブースです。電源コンセントや換気扇、LED照明といった充実した設備を標準で備えている点が大きな特徴に挙げられます。
価格は抑えつつ、室内音を約40dBカットできる遮音性の高さも魅力。個人用の集中ブースとしてはもちろん、Web会議用としても使用可能です。
また、オフィスインテリアに馴染むナチュラルで洗練されたデザイン性もPriwsの特徴です。カラーに関してもオーク、チェリー、ホワイトの3色から選択できるため、自社のオフィス空間に馴染ませやすい点も強みといえるでしょう。
2-1-4.【クローズ型】One-bo Plus
【クローズ型】One-bo Plus
946,000円(税込)~
| 使用人数 | 1人用・3人用 |
|---|---|
| サイズ | Single Type:幅984×奥行984×高さ2250(本体2129)mm Double Type:幅2000×奥行1060×高さ2250(本体2129)mm |
| カラー | Black / White |
| 納期 | お問い合わせください。 |
| 標準装備 | LED照明/換気扇/USB付きコンセント/煙感知器/遮音シート/遮音シート/デスク |
「One-Bo」シリーズの中でも、One-Bo Plusはより遮音性の高い上位モデルに位置付けられています。内壁三面に吸音パネルを装備しており、さらに防音性能が向上しています。これにより、機密性の高い会議も安心して行えるのが魅力の一つです。
また、頑丈なスチール製でありつつも、軽量サイズを実現している点も特徴の一つ。キャスターもついているため、レイアウト変更にも柔軟に対応できます。コストだけでなく、より性能にもこだわって選びたい、という場合にはOne-Bo Plusはマッチするでしょう。
2-1-5.【クローズ型】Platz
【クローズ型】Platz
2,592,000円(税込)
| 使用人数 | 1~4人 |
|---|---|
| サイズ | 幅2000×奥行1670×高さ2300mm |
| カラー | グラファイトブラック |
| 納期 | お問い合わせください。 |
| 標準装備 | 換気扇/コンセント/煙感知器/遮音シート/デスク |
Platzは、個人の作業はもちろん、複数人でのミーティングにも対応できる個室ブースです。
遮音性・吸音性に優れたパネルを備えているため、気になる外部の騒音が入りづらく、内部の音も漏れづらくなっています。また、ブース内の四隅にはブラケット用のスリットが付いているため、テーブルやモニターの取り付けに活用できる点も魅力です。
パネルや空気清浄機、カーテンやデスクなど、各種オプションが充実しているため、自社のニーズに合わせたカスタマイズが可能となっています。
2-1-6.【クローズ型】KOLO
【クローズ型】KOLO
1,232,000円(税込)~
| 使用人数 | 1人用・4人用 |
|---|---|
| サイズ | Milli:幅1200×奥行825×高さ2113mm Solo:幅1000×奥行1000×高さ2264mm MIdi:幅1600×奥行1220×高さ2264mm Duo:幅2200×奥行1220×高さ2264mm |
| カラー | ブラック/ホワイト <別注色> クリーム/レッド/パステルブルー/ダークブルー/グリーン/グレー |
| 納期 | お問い合わせください。(約75~90日) |
| 標準装備 | LED照明/換気扇/コンセント/煙感知器/遮音シート/デスク |
オランダ発のオフィス家具メーカーが手掛けた、洗練されたデザインと高い機能性を併せ持つ個室ブースです。
天井や壁面、床に内部の音声が反響しづらい吸音材を使用していることにより、内外部の音を遮断する性能が高いのが特徴。加えて、人感センサーによる自動換気や点灯機能を搭載しており、ストレスフリーに活用できる点も魅力といえます。
両面ガラス張りの開放的なフォルムで、オフィスの景観を損なわず、空間に馴染めるデザイン性の高さもオフィス向けの個室ブースとしては嬉しいポイントです。
2-2.クローズ型以外の安い個室ブース・パネルデスク4選
続いて本項では、クローズ型以外で安い個室ブース・パネルデスクを4つ紹介していきます。
2-2-1.【オープン型】Work Plus BASED-WIZ パーソナルブース 集中ブース
【オープン型】Work Plus BASED-WIZ パーソナルブース 集中ブース
| サイズ | サイズ(本体) / 幅1085×奥行870×高さ1415mm 天板高さ / 730mm 座面高さ / 440mm |
|---|---|
| 材質 | ファブリック、スチール、メラミン |
オフィスのオープンスペースに手軽に集中環境を作れる、1人用のオープン型個室ブースです。
デスクとソファが一体となったデザインで、ファブリック素材のナチュラルな雰囲気が特徴です。周囲の視線を適度に遮るパネルに囲まれており、プライバシーを確保しつつ、作業に集中しやすい環境を形成できます。
コストを抑えつつ、Web会議や個人作業のスペースを複数用意したい企業にマッチするでしょう。
2-2-2.【セミクローズ型】REMUTE リミュート 吸音ブース フロントイン フルオープン
【セミクローズ型】REMUTE リミュート 吸音ブース フロントイン フルオープン
| サイズ | 外寸 / 幅1000×奥行1510×高さ1900mm デスク天板 / 幅900×奥行500mm デスク天板高さ / 700mm |
|---|---|
| 材質 | 本体 / PP、PE フレーム・アルミプッシュリベット / アルミニウム 配線口・プッシュリベット / ナイロン デスク天板 / メラミン化粧板 窓 / PVC 取っ手 / ステンレス鋼 扉下フレーム・金属ピン / スチール キャスター / ナイロン、スチール |
優れた吸音性能を持ちながら、天井を開放した設計で閉塞感を無くしたセミクローズ型の個室ブースです。
人声の周波数を効率よく吸収する吸音材を採用しており、Web会議時の音漏れなどを軽減してくれます。
また、天面がフルオープン仕様のため、消防法に抵触せず、大掛かりな施工も不要で導入できる点もメリットに挙げられます。内部にはテーブルや電源タップが標準装備されており、業務に必要な設備を搭載している点も特徴です。
2-2-3.【セミクローズ型】CONBOX ミーティングブース クローズドタイプ 2人用
【セミクローズ型】CONBOX ミーティングブース クローズドタイプ 2人用
| サイズ | 外寸 / 幅2060×奥行1285×高さ1900mm 天板 / 幅750×奥行600×厚さ30mm/td> |
|---|---|
| 材質 | 本体 / 木製、布地張り、調音材 天板 / メラミン化粧板 |
CONBOXは、独自の調音材「オーラルソニック」を採用することで、クリアな音響空間を実現したセミクローズ型個室ブースです。
不快な反響音を吸収しつつ必要な音だけを明瞭に届けることが可能なため、天井開放型でありながら秘匿性の高いミーティングにも対応可能。周囲の雑音が聞こえにくいかつ、小さな声で会話できるといった優れた調音効果を発揮します。
また、内部にはゆったりとしたソファが備え付けられており、長時間の打ち合わせでも疲れにくい点も魅力。Web会議はもちろん、2人での面談や面接など、幅広いシチュエーションに対応できるでしょう。
2-2-4.【パネルデスク】レモダ パネルデスク 両サイドパネル
【パネルデスク】レモダ パネルデスク 両サイドパネル
| サイズ | サイズ(本体) / 幅800×奥行600×高さ1200mm 天板厚み / 25mm 側板厚み / 25mm 幕板厚み / 17mm |
|---|---|
| 材質 | 天板:メラミン樹脂化粧板、その他:強化紙化粧板・パーティクルボード、アジャスター:ABS樹脂 |
両サイドの曲線パネルにより、周囲の視線を遮りつつ適度な開放感を残したパネルデスクです。防音性能は期待できないものの、「作業中に周囲の視線が気になる」といった「個人の悩み」の解消に役立つでしょう。
また、机上を整理できる便利な棚板や配線ホールが備わっており、限られたスペースを有効活用できる設計も魅力といえます。シックな古木風の木目調デザインとなっているため、モダンなオフィス空間にも違和感なく溶け込めるでしょう。
3.安い個室ブース選びで重要となるチェックポイント
格安モデルであっても、個室ブースの導入には数十万円単位の費用がかかります。加えて、一度設置してしまうと、後から「期待外れだった」と感じても、容易に買い替えや処分ができるものではありません。
上記のような失敗のリスクを抑えつつ、コストパフォーマンスの高い製品を選ぶために、本項では以下の5つのポイントを紹介していきます。
- 遮音・防音性能の充実度
- 設置場所に合わせてサイズ感を決める
- 換気機能の有無
- メンテナンスのしやすさ
- 照明の明るさ・演色性
- パーツの耐久性・交換性
3-1.遮音・防音性能の充実度
個室ブースのタイプによって防音性能には大きな差があります。そのうえで、「静かな環境で集中したい」や「Web会議の内容を外に漏らしたくない」など、利用者目線での用途もさまざまです。そのため、「安さ」を基準に選ぶ際も、目的に応じた性能確認は不可欠といえます。
たとえば、機密性が求められるWeb会議などを行う場合、会話の内容を外部に漏らさない20〜40dB以上の遮音性能が必要となります。また、安価なモデルを検討する際は、数値上の性能だけでなく、「吸音材」がしっかり貼られているかを確認することも重要です。
一方で遮音のみに特化した安価な製品では室内で音が反響してしまい、Web会議の相手が聞き取りにくくなるといったケースもあるため、注意が必要です。
3-2.設置場所に合わせてサイズ感を決める
個室ブースは、オフィスのデッドスペースや空きスペースに配置されるのが一般的ですが、カタログ上の「外寸」だけで判断するのは危険です。
チェックすべきポイントとしては、「設置後に人が通れる通路幅(一般的に600mm以上)が確保できるか」、「ドアの可動域」が挙げられます。引き戸ではなく開き戸タイプの場合、ドアを開けた際に周囲のデスクや壁に干渉してしまい、運用に支障が出る可能性も想定されます。
上記のポイントを考慮すると、設置スペースだけでなく、通路幅やドアの可動域の余裕を考慮してサイズを選びましょう。
3-3.換気機能の有無
ブース内の快適さや衛生面を左右するのが換気機能です。特に密閉度の高いクローズ型の場合、換気が不十分だと夏場に室温が急上昇し快適さに悪影響を及ぼすほか、二酸化炭素濃度の上昇により、集中力が低下する恐れがあります。
価格の安い個室ブースでは、換気ファンがオプションになっている場合や、ファンの稼働音が大きい場合があります。
そのため、「1時間あたり何回の空気が入れ替わるか(換気回数)」と「ファンの静音性」を事前にスペック表で確認しておきましょう。
3-4.メンテナンスのしやすさ
個室ブースを安く導入できたとしても、日々の手入れや管理に手間がかかるようでは、無駄な運用コストがかかってしまうはず。不特定多数の社員が頻繁に利用することを想定し、以下の3つの視点で「メンテナンス性」をチェックしましょう。
- 汚れに強い素材: 拭き掃除がしやすいメラミン化粧板や、抗菌・防汚加工が施された素材を選んでいるかを確認しましょう。
- 床掃除のしやすさ:フラットな設計や、掃除がしやすいシンプルな内装のものを選ぶのが無難です。
- セルフメンテナンスのしやすさ:換気ファンのフィルターや照明のLEDなど、定期的に清掃や交換が必要な箇所にアクセスしやすいかを確認してください。
「導入時の安さ」だけでなく、数年間にわたって清潔・安全に使い続けられるかという「維持管理のしやすさ」もコストパフォーマンスを左右する要素の一つです。
3-5.照明の明るさと色合い
個室ブースは構造上、オフィスの天井照明が遮られるため、内部照明の質が重要になります。
特にWeb会議での利用を想定している場合、照明が暗すぎたり、演色性(色の見え方)が悪かったりすると、カメラ越しに映る顔色が悪く、不健康な印象を与えてしまいます。
単に「ライトがついている」だけでなく、Web会議に適した明るさか、自然な色合いかを確認しましょう。最近では調光機能付きの個室ブースも登場しており、用途に合わせて調整できるものが理想といえます。
3-6.パーツの耐久性・交換性
不特定多数の社員が利用するオフィス環境では、ドアノブ、デスクの天板、ソファのクッションなどのパーツは、劣化しやすいといえます。
「安いから」と使い捨て前提で購入すると、一部分が壊れただけでブース全体が使用不能になり、買いなおしで結局大きなコストを支払うことになります。不具合が起きた際にパーツ単位での交換が可能か、メーカーの保証期間やアフターサポート体制は整っているかを確認することは不可欠です。
また併せて事前に確認しておきたいのは、個室ブース本体の分解組立の可否についてです。特にオフィス移転を検討している、または後々オフィス移転の可能性がある、というような企業の場合、個室ブースは分解・組立が可能な製品を導入する必要があります。
そのため、新たに個室ブースを導入する場合は、製品仕様として組立・分解できるものなのか、事前に確認しておきましょう。
4.安い個室ブースを導入する際に注意すべき落とし穴とは?
では、安い個室ブースを導入する際、必ず注意すべき「落とし穴」はどこにあるのでしょうか。本項では「オフィス」と「自宅」、それぞれでの利用を想定してポイントを紹介していきます。
4-1.オフィス編:安さだけで個室ブースを選ぶと失敗する落とし穴
「安さ」を基準にオフィス向けの個室ブースを選ぶ際の注意点として、以下のポイントに注意しましょう。
4-1-1.消防法への適合確認を怠ってしまう
安価な個室ブースを導入する際、見落としがちなのが「消防法」との兼ね合いです。ブースを設置して天井を塞ぐと、消防法上「一つの部屋」とみなされることがあり、既存のスプリンクラーや火災報知器の検知範囲から外れてしまう場合があります。
格安製品の中には、日本の消防法に準拠した設計になっていないものもあり、設置後に消防署の点検で指摘を受けるケースがあります。その結果、急遽スプリンクラーの増設工事や自動火災報知設備との連動工事が必要になり、本体価格よりも高い追加費用が発生してしまいます。
このような事態を避ける意味でも、事前に不燃認定の有無や、天井開放型の検討、消防署への確認を徹底することが重要です。
4-1-2.遮音性能が不十分
「個室」という名称であっても、安価な製品は壁の内部構造が簡素で、遮音性能が極めて低いことがあります。WEB会議が主要な用途となる場合、ブースを導入する最大の目的は「会議におけるプライバシーの確保」ですが、安価なブースでは隣の席に話し声が筒抜けになり、機密情報の漏洩リスクが生じます。
特に20dB〜40dB程度の遮音性能を満たしていない製品は、ブースとしての機能を果たせない可能性があります。
カタログ上のスペックだけでなく、実際の使用シーンを想定して、壁の厚みやドアのパッキン処理など、音漏れ対策がどこまで徹底されているかをしっかりとチェックしておきましょう。
4-1-3.排気システムの能力不足
安価な個室ブースでは、コストカットのために換気ファンの性能を低くされていることがあります。狭い密閉空間において、排気能力の低さは致命的です。
PCやモニターから発せられる熱がこもりやすく、夏場はもちろん、冬場でも数十分の作業でブース内の温度が急上昇し、快適さを損ない、作業効率の低下を招きます。
また、ブース内の二酸化炭素濃度が上昇することで、眠気や頭痛を引き起こす原因にもなり、利用者の体調に悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
静音性と排気能力の両立にはコストがかかるため、格安ブースを選ぶ際は「ファンの回転音がうるさくないか」だけでなく、「1分間にどれだけの空気を入れ替えられるか」という換気回数の確認が重要です。
4-1-4.耐荷重オーバーによるオフィス床の損傷
意外な盲点となるのが、ブース自体の「重量」とオフィスの床にかかる負荷です。安価な製品の中には、軽量で高価な素材を避け、重量のある安価なスチールや木材を多用しているものがあります。
一般的なオフィスの床荷重は1平方メートルあたり2900〜5000N(約300〜500kg)程度に設計されていますが、大型の個室ブースに人間が入り、さらに機器を持ち込むと、この制限を超えてしまうことがあります。
床の補強工事を行わずに設置すると、タイルカーペットの下のフリーアクセスフロアが凹んだり、最悪の場合は床構造そのものを損傷させたりするリスクがあります。導入前に必ず製品の総重量と、設置場所の耐荷重仕様を照らし合わせる必要があるでしょう。
4-2.自宅編:安さだけで個室ブースを選ぶと後悔する落とし穴
自宅に安い個室ブースを導入する場合、どのようなポイントに注意しておくべきなのでしょうか。本項では3つのポイントから解説していきます。
4-2-1.「サイズ感」の確認不足
自宅用に安価なブースを購入する際、多くの人が「外寸」だけで設置の可否を判断してしまいます。しかし、実際の運用で問題になるのは「扉の開閉」と「配線」に必要なスペースです。
安い個室ブースは扉の構造が単純な開き戸であることも多く、ブースの専有面積以上に前方のスペースを確保しなければなりません。
また、電源コードを壁のコンセントから引くための隙間や、メンテナンス用の余白を考慮しないと、部屋が想像以上に圧迫され、生活動線を塞いでしまいます。
さらに、梱包サイズが大きすぎて玄関や廊下を通らず、そもそも設置できない、というケースも可能性としては想定されます。そもそもの設置可否を、部屋や玄関、廊下の広さと照らし合わせて検討する、または事前に業者に問い合わせをすることが重要です。
4-2-2.Wi-Fi環境への悪影響
WEB会議やオンライン作業を前提とする場合、ブース内の通信環境は生命線です。ところが、安価な個室ブースの中には、コスト重視で金属製のフレームやパネルを多用しているものがあり、その影響でWi-Fiの電波を遮断してしまうことがあります。
ブースに入った途端に通信が不安定になり、映像がカクついたり音声が途切れたりしては本末転倒です。この問題を解決するために別途LANケーブルを引き込む工事や、Wi-Fi中継機を設置すると手間と費用がかかり、結局予算オーバーになることもあるでしょう。
検討中のブースが電波を通しやすい素材(木製やプラスチック製など)か、あるいは配線用の穴が適切に配置されているかを事前に確認すべきです。
4-2-3.耐久性が低い
段ボール製や簡易プラスチック製のブースなど、素材によっては導入当初は快適に見えても、比較的短期間で劣化が目立ち始めます。
特に日本特有の多湿な環境下では、吸湿によって素材が柔らかくなり、PCやモニター、マイクアームなどの重量がかかる部分にたわみが生じやすくなります。
次第にドアの建付けが悪くなって異音がしたり、机が傾いてタイピングがしにくくなったりするなど、実用に支障をきたすようになる可能性もあるでしょう。
数年単位での使用を考える場合、安さだけでなく、長期間の荷重にも耐えられる強度を備えているかが重要です。
5.安い個室ブースなら「レンタルサービス」の利用がおすすめ
個室ブースに関しては「購入」だけが導入の手段ではありません。レンタルサービスを利用することで初期費用を大幅に抑えつつ、月々決まった運用コストで個室ブースの導入・運用が可能です。
オフィスコムでも一都三県のエリアを対象に、個室ブースのレンタルサービスを展開しています。サービスの特徴としては、以下の点が挙げられます。
- 業界最安水準
- 実物見学OK
- 7か月以降解約可
コストを抑えつつ、なおかつ導入後の効果を検証しつつ検討したいというニーズにも応えられるサービスとなっています。まずはお試しで考えたい場合には、ぜひチェックしてみてください。
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まとめ
安さを基準に個室ブースを選ぶ際も、しっかりとポイントを抑えつつ商品選定を行うことで、ハイパフォーマンスを発揮できる製品を導入できる可能性は十分にあります。個室ブースは中長期的な運用が想定されるため、価格だけでなく、導入後の運用まで見据えて慎重に判断を下す必要があるでしょう。
なお、オフィスコムでは先ほど紹介したレンタルサービスに加え、ショールームで実際に個室ブースを見て判断することが可能です。ネットに掲載されている情報だけでは判断を下しづらい、という場合には、ぜひショールームの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
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また、「消防法の申請」をはじめ、個室ブースの導入前にご不安な点があればプロにご相談ください。
お問い合わせはこちら
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