疲れないおすすめオフィスチェア13選! 選び方のポイントも紹介

近年ではテレワークの導入が進んだ背景から、自宅にあった椅子を仕事に使用している方が増えています。
しかし、長時間のデスクワークを適当な椅子で代用していると、身体が疲れやすくなってしまうのをご存知ですか?
この記事では、疲れにくい工夫に着目して、疲れないと評判のおすすめオフィスチェア13選をご紹介します。疲れないオフィスチェアを選ぶときのポイントについても解説しますので、あわせてご参照ください。
▼このコラムを読んでもらいたい方
- ・デスクワークで疲労感を覚えている方
- ・人間工学デザインのオフィスチェアを探している方
- ・プロが選ぶおすすめのオフィスチェアを知りたい方
▼このコラムを読んで得られる情報
- ・疲れないと評判のオフィスチェアが持つ特徴
- ・プロが選ぶ!おすすめの疲れにくいオフィスチェア
- ・疲れないオフィスチェアを探すときのポイント
1.疲れないオフィスチェア選びのポイント

人間工学的に配慮されたオフィスチェアは身体が疲れにくいと評判です。とはいえ、エルゴノミクスデザインのオフィスチェアを使えば、身体の疲労感をかならず軽減できる訳でもありません。
ここでは、疲れないオフィスチェアの選び方について、失敗しないためのポイントをご紹介します。
1-1.座面の高さやサイズ
自分の体格よりも座面が高すぎたり、低すぎたりすると、身体の不調を招いてしまう恐れがあります。特に、足裏が地面につかず宙を浮く状態だと、姿勢の悪化や血行不良による足のむくみを引き起こしてしまう可能性も。
疲れないオフィスチェアを活用する際は、自分に合った座面の高さやサイズの微調節を行えるかが重要です。
座面の高さやサイズを調べるときは、以下の条件にマッチしたオフィスチェアをおすすめします。/p>
- 「身長×1/4」前後で座面の高さを微調節できる
- 足裏全体が地面につく高さ
- 座ったとき膝裏が座面と水平か少し離れる程度の高さ
- 奥深く腰掛けたときに膝裏が座面に当たらないサイズ
1-2.座面・背面の素材
疲れないオフィスチェアの特長は、正しい姿勢の維持をサポートする仕組みだけでなく、座り心地のよさもあげられます。ただし、座面や背面に使われている素材によって実際の座り心地は変わるため、自分好みの素材を使っているか確認するのをおすすめします。
オフィスチェアに使われる素材の代表例は以下のとおりです。
ファブリック | 一般的な布素材で優しい手触りから多くのオフィスチェアに使用されている。豊富なカラーバリエーションでおしゃれデザインが多い。 |
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メッシュ | 近年人気を集める素材でフィット感が優れている。ほかの素材に比べ通気性もよく、蒸れにくい。 |
合成皮革 | PUレザーやPVCレザーとも呼ばれる。人工で作られた革素材で、汚れや摩擦に強く手触りがなめらか。 |
本革 | 豊富な革の種類や加工方法がある。 高級感のある見た目で、引き締まったおしゃれなオフィスにも合う。 |
ウレタン素材(座面) | クッション性に優れた素材で多くの座面に使われている。座り心地に優れており、衝撃に強く弾力がある。 |
モールドウレタン素材(座面) | ウレタン素材よりもハードな素材。やや硬めで型崩れがしにくく、座面のヘタリが起こりにくい。 |
1-3.背面の形状
オフィスチェアの背もたれには大きく分けて3つの種類があります。結論から述べると、疲れないフィスチェアをお探しの場合は背中をしっかりと預けられるハイバック以上のモデルがおすすめです。
ローバック | コンパクトで部屋の圧迫感を抑えられるサイズ感。身体を預ける高さがないため、長時間作業では疲れを感じてしまう場合も。 |
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ハイバック | 背もたれが肩の高さほどあり、背中全体を預けられるサイズ感。腰や肩の負担をうまく分散させ、座り心地が快適になりやすい。 |
エクストラハイバック | ヘッドレスト付きで身体全体を預けられるサイズ感。頭部まで支えられ、身体が疲れにくいオフィスチェアとしても評判。 |
エクストラハイバックは上半身全体を支えるデザインで、身体が疲れない仕組みを豊富に取り入れています。そのため、長時間作業でも疲れにくいオフィスチェアを求めている人にはエクストラハイバックタイプが最適です。
1-4.アームレストやランバーサポートなどの有無
正しい姿勢を維持すれば、身体は疲れにくくなっています。とはいえ、長時間デスクワークに集中しつつ正しい姿勢を維持するのは至難の業です。
そこで、疲れないオフィスチェアは「ランバーサポート」「アームレスト」「ヘッドレスト」など、身体のさまざまな部位が自然と正しい姿勢を維持できるようサポート用のパーツを搭載しています。
ランバーサポート | 背骨が自然とS字カーブを描くよう、正しい姿勢の維持をサポートする腰当てです。背骨がS字カーブを描けば、力を入れずに体重を支えやすく、身体も疲れにくいメリットがあります。 |
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アームレスト | 両腕の重さから来る体圧を分散させ、肩周りの負担をサポートする肘当てです。両腕で体重の約10%前後も重さがあるとされており、アームレストを使うだけで身体の負担を軽減できるとされています。 |
ヘッドレスト | 体重の10%も重みがある頭部を支えるパーツで、首筋が正しいカーブを描けるようサポートします。近年ではスマホなどの利用からストレートネックになる人も多く、肩こりなどの原因になりがちです。ヘッドレストで頭の重みを支え首筋の角度を正常に維持すれば、肩こりの負担を軽減する効果が期待できます。 |
アームレストやヘッドレストは角度や位置調整ができるタイプもあります。デスク下への収納を考えている場合は、可動式アームレストのオフィスチェアも選択肢のひとつです。
1-5.前傾チルト、ロッキングなどの機能
疲れないオフィスチェアには、角度調節機能で利用者の姿勢に合わせられる商品も存在します。
たとえば、デスクワークで書類仕事をしている人は、知らぬ間に前傾姿勢をとっているケースも。そこで前傾チルト機能のあるオフィスチェアを使えば、姿勢に沿ってピッタリと身体を支えやすくなるため、疲れを軽減する効果が期待できます。
ほかにも、「座面ロッキングによる角度調節」「シンクロロッキングによる座面・背面一体型」などの傾きで身体を支える仕組み。リクライニングで背面を大きく倒して一時休憩ができるオフィスチェアなど、機能性や目的はさまざまです。
そのため、高機能なオフィスチェアほど「身体が疲れない」と評判で、人気を集めています。
2.疲れないオフィスチェアのおすすめ13選
長時間の作業でも疲れない機能性を搭載したオフィスチェアなら、身体に掛かる負担を軽減する効果が期待できます。在宅ワークやデスクワークで身体の不調が気になる方は、一度高機能なオフィスチェアを使ってみるのもポイントです。
ここでは、多種多様なオフィス家具を取り扱うオフィスコムから、身体が疲れないと評判なオフィスチェアのおすすめ13選をご紹介します。
2-1.オカムラ|コンテッサ セコンダ CC87MS

オカムラ|コンテッサ セコンダ CC87MS
オカムラの「コンテッサ セコンダ」シリーズCC87MSは、長時間のデスクワークを支えてくれるオフィスチェアをお探しの方におすすめです。エクストラハイバックのデザインで、ヘッドレストやランバーサポートによって上半身全体をしっかりとサポートします。
座面には、快適な座り心地をサポートする異硬度クッションを採用しているのもポイントのひとつ。固さの異なる3種類のウレタンで、太ももの圧迫感を防ぎつつもお尻をしっかりとホールドします。
座面の高さ調節やリクライニング機能はアームレストの肘先で行えるため、「微調節のために腰を落とす動作が辛い……」といった人にも最適です。豊富なカラーバリエーションで、おしゃれなオフィスや自宅のトーンにマッチしたオフィスチェアを選べます。
サイズ | 外寸 / 幅650~702×奥行620~670×高さ1170~1270mm
座面高さ / 420~520mm |
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材質 | 背フレーム / アルミダイキャスト 背メッシュフレーム / 樹脂成型品 座 / 樹脂成型品 脚・支基 / アルミダイキャスト 肘 / アルミダイキャスト、スチールパイプ、樹脂成型品 キャスター / 直径75ナイロン双輪キャスター |
2-2.オカムラ|シルフィー C68AXS

オカムラ|シルフィー C68AXS
オカムラの「シルフィー」シリーズC68AXSは、特に腰回りが疲れにくいエクストラハイバックのオフィスチェアをお探しの方におすすめです。背もたれのカーブ形状を2段階で調節できる機能を搭載しており、大柄な人や小柄な人の腰回りをそれぞれ支えやすくなっています。
また、フィット性を高めた背フレームにより、身体の動きに合わせて柔軟に変形。加えて、「背座シンクロリクライニング」によって、つい前傾姿勢をとりがちな人のサポートも可能です。
パソコン作業や筆記作業で前傾姿勢を取る人にとって、オカムラシルフィーシリーズは身体が疲れないオフィスチェアとしても評判で、人気を集めています。大型固定ヘッドレストもついているため、リクライニングによるちょっとした休息にもうってつけです。
サイズ | 外寸 / 幅648×奥行588~638×高さ1147~1247mm
座面高さ / 420~520mm 脚 / 直径700mm |
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材質 | 背フレーム / 樹脂成型品 肘 / 樹脂成型品 座シェル / 樹脂成型品 脚 / 樹脂成型品 キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスター |
2-3.オカムラ|フィノラ C78BBS

オカムラ|フィノラ C78BBS
オカムラの「フィノラ」シリーズC78BBSは、身体が疲れないようさまざまなカスタマイズ性を搭載したオフィスチェアです。自在な調節が特徴の4Dアームやリクライングの反発力を微調整するレバー、座面の高さや奥行き調整など、個人の体格にあわせやすくなっています。
また、ヘッドレストは高さや角度を調節できるため、後頭部もしっかりサポート。ロングヘアをヘアゴムで後ろにくくっているなど、ヘッドレストの使用で違和感を覚える人もベストポジションを見つけやすくなっています。
座面にはメッシュ素材を活用しており、通気性に優れているのもポイントです。また、背面にハンガーラックが付帯しており、おしゃれなデザインも相まってフリーアドレスデスクへの採用にもおすすめの疲れにくいオフィスチェアです。
サイズ | 外寸 / 幅690~740×奥行540~590×高さ1155~1355mm
座面高さ / 420~520mm |
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材質 | 背フレーム / アルミダイキャスト 背メッシュタイプ / 樹脂成型品(PA-GF) 座 / 樹脂成型品(PP) 脚 / アルミダイキャスト キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスター 肘パッド / 樹脂成型品 肘本体 / アルミダイキャスト、樹脂成型品 ヘッドレスト / 樹脂成型品 ハンガー / 樹脂成型品 |
2-4.コクヨ|イング CR-GW3415E1

コクヨ|イング CR-GW3415E1
コクヨの「イング」シリーズCR-GW3415E1は、360°グライディングの仕組みによって身体のどんな動きにも追随できるオフィスチェアです。2種のメカを組み合わせており、前傾・後傾・左右のひねりまで、どんな動きにも追随できます。
360°グライディングが背骨のS字カーブを自然につくるため、身体が疲れないオフィスチェアとしても評判です。身体全体の動きをフォローしつつも、動いた後は揺り戻しによってバランスを崩す心配もありません。
座面にはポスチャーサポートがついており、体圧を分散する仕組みが用意されているほか、前傾姿勢で身体が滑り落ちにくい工夫も取り入れられています。ヘッドレストも30°の可動範囲から角度を微調整でき、上半身を預けられるオフィスチェアを探している方にもおすすめです。
サイズ | 外寸 / 幅710×奥行670〜785×高さ1180〜1270mm
座面 / 幅480×奥行450mm 肘高さ / 615〜805mm 座面高さ / 425〜515mm |
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材質 | 背枠 / 強化ナイロン 張り地 / ポリエステル弾性メッシュ 座板 / ポリプロピレン 座張り地 / ポリエステル 座クッション / モールドウレタン 肘 / 強化ナイロン、ポリウレタンスキンモールド 脚羽根 / 強化ナイロン キャスター / 直径60mmポリウレタン巻きキャスター |
2-5.スチールケース|ジェスチャー 442A30BB 5S26 5S26

スチールケース|ジェスチャー 442A30BB 5S26 5S26
スチールケースの「ジェスチャー」442A30BB 5S26 5S26は、健康的な椅子の座り方を強力にサポートするオフィスチェアです。世界6大陸で2,000人以上を対象に着座姿勢を徹底調査し、多様な体格や座り方の好みに対応できるよう、細かい調節機能が搭載されています。
微調整機能では、人の手のように細かく位置を微調整できるアームレストや、利用者の姿勢に合わせて背面と座面がシンクロして動く「コア・インターフェイス」が身体をサポートします。
体格や座り方など細かいユーザーニーズを満たすために簡単ながらも細かい微調整ができるため、ついつい姿勢を崩しがちな人も疲れない効果を体感しやすいフィスチェアです。
サイズ | 幅569~880×奥行534~601×高さ997~1124mm
座面高さ / 407~534mm ※Steelcase公式(BIFMA基準測定値) 座面高さ / 453~580mm ※実測値(無負荷での測定) |
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材質 | 本体・肘・ベース / 樹脂成型品 張地 / クロス(コージェントコネクト) キャスター / ナイロン |
2-6.エルゴヒューマン|エンジョイハイタイプ EJ-HAM-KM16

エルゴヒューマン|エンジョイハイタイプ EJ-HAM-KM16
エルゴヒューマンの「エンジョイハイタイプ」EJ-HAM-KM16は、広い背もたれで腰へのフィット感を高めた高機能オフィスチェアです。身体が疲れないように支えるデザインで、背中や腰回りをしっかりとサポートします。
「背もたれの高さ調節」「座面の高さ・奥行き調節」「リクライニング調整」「4Dアームレスト(高さ9段階、角度5段階、前後左右)」「ヘッドレスト調整」などなど、細かい微調整ができるのもポイントです。
また、背面や座面には通気性に優れたメッシュ素材を採用。オフィスや仕事部屋の風通しがよい環境なら、メッシュ素材と相まって快適な作業空間を実現できます。疲れない作業環境を作りやすいオフィスチェアとして、エルゴヒューマンで人気を集めているシリーズのひとつです。
サイズ | 幅615〜655(脚650mm)×奥行720×高さ1110〜1320mm
座面高さ / 460〜550mm |
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材質 | アルミダイキャスト ポリエステル・エラストメリックメッシュ |
2-7.エルゴヒューマン|プロ ハイタイプ EHP-HAM-KM11

エルゴヒューマン|プロ ハイタイプ EHP-HAM-KM11
エルゴヒューマンの「プロ ハイタイプ」EHP-HAM-KM11は、チルト機能を追加して理想的なデスクワークを支えるオフィスチェアです。座面チルト機能が追加されており、座面の後端を約20mmあげられる機能を使えば書類仕事など前傾姿勢のサポートも叶えられます。
身体が疲れないようさまざまな工夫が取り入れられており、エルゴヒューマン独特の独立式ランバーサポートも特徴です。着座姿勢の背骨を理想的なS字ラインに近づけるため、正しい姿勢を保ちつつ身体の負担を軽減しやすくなっています。
ヘッドレストや4Dアームレスト、リクライニングの強度調整などエルゴヒューマンシリーズの微調整機能がふんだんに搭載されており、疲れないオフィスチェアを探している人から特に高い評価を集めているモデルのひとつです。
サイズ | 幅630〜670(脚655mm)×奥行720×高さ1160〜1300mm
座面高さ / 460〜550mm |
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材質 | アルミダイキャスト ポリエステル・エラストメリックメッシュ |
2-8.エルゴヒューマン|プロ ハイタイプ オットマン内蔵 EHP-LPL

エルゴヒューマン|プロ ハイタイプ オットマン内蔵 EHP-LPL
エルゴヒューマンの「プロ ハイタイプ オットマン内蔵」EHP-LPLは、高機能オフィスチェアメーカーで有名なエルゴヒューマンシリーズにオットマン(脚置き場)を内蔵させたモデルです。
プロ ハイタイプが持つ優れた微調整機能に加えて、収納式オットマンを使えば身体全体を休ませるのにも役立ちます。仕事の集中と休憩の切り替えを椅子に腰掛けたまま実現できるため、ムダを省いて仕事効率をあげたい人にもおすすめです。
オットマンを含む接地面がメッシュ素材で、「ファブリック・エラストメリック」の2種類から好みのメッシュ生地を選べます。疲れない性能のオフィスチェアはもちろん、座り心地や肌触りを追求したい人は合わせてチェックするのもポイントです。
サイズ | 幅630〜670(脚655mm)×奥行720×高さ1160〜1300mm
座面高さ / 460〜550mm |
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材質 | アルミダイキャスト ポリエステル・エラストメリックメッシュ or 3Dファブリックメッシュ |
2-9.ハーマンミラー|アーロンチェアリマスタード HM-AER1B-G1-G1

ハーマンミラー|アーロンチェアリマスタード HM-AER1B-G1-G1
ハーマンミラーの「アーロンチェアリマスタード」HM-AER1B-G1-G1は、人間工学的に優れた多彩な機能を搭載したアーロンチェアのリマスター版オフィスチェアです。健康に座る性能を追求してデザインされており、疲れないオフィスチェアとして人気を集めています。
ポスチャーフィットSLと呼ばれる特有のパッドが脊柱の仙骨と腰部をサポートするため、座っていても健康的な立ち姿勢を維持できます。身体に合わせて椅子が自然に動くため、直立からリクライニングまで幅広い姿勢のサポートが可能です。 /p>
背面や座面は「8Zペリクルサスペンション」による、異なる張力を持つ8つのゾーンを実現。メッシュ素材と合わせて、快適な座り心地と優れた人間工学デザインにより、身体が疲れにくいオフィスチェアを探している方におすすめです。
サイズ | Bサイズ(ミディアムサイズ) / 幅685×高さ930~1045mm、座面高さ405~520mm |
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材質 | 【背・座】ガラス強化熱可塑性ポリエステル、ガラス繊維入りナイロン、弾性ポリエステル 【アームパッド】ビニールレザー 【脚】ガラス繊維入りナイロン(ナイロン双輪キャスター) |