公開:2024.05.20

オフィスの防災知識と備えておくと安心なおすすめ防災グッズ7選

オフィスの防災知識と備えておくと安心なおすすめ防災グッズ7選

もし勤務中に突然の災害が起きたとき、社員を守る準備はできていますか? 日本は地震や台風といった自然災害が多い国です。こうした状況に備えるためには、防災への理解と準備が不可欠。特に、災害直後の最初の72時間、いわゆる「72時間の壁」は、自分自身で対処する自助努力が最も重要とされる期間です。

本記事では、この短い時間に命を守るための防災の基礎知識と、オフィスで用意しておくと安心なおすすめ防災グッズをご紹介します。

1.オフィスで防災対策を行う理由

1-1.防災の基礎知識と「72時間の壁」について

防災セット

「72時間の壁」とは、大規模な災害発生後の人命救助のタイムリミットのこと。一般的に被災後3日が過ぎると生存率が大幅に低下する傾向があることから、3日以内に救助できるかどうかが大きなカギになる言われています。また、一般的に人間が水や食料を摂取せずに過ごせる限界が72時間とも言われていることから、「72時間の壁」が生死を分けるラインの1つとなっています。

多くの事例を見ても、この72時間内に適切な行動をとることで、多くの命が救われることが証明されているので、災害後の72時間を生き残るために事前の準備と正しい知識を身に付けましょう。

オフィスで被害に遭い、電気、ガス、水道などのライフラインが止まった場合でも、この72時間を社員一人ひとりが自力で乗り切れる準備を日頃から行うことがとても大切です。

参考:死者を減らすために

1-2.オフィスで起こりうる特有のリスクへの理解

1日の大半を職場で過ごしている社員を守るために、オフィスでの防災対策は非常に重要です。オフィスは家庭とは異なり、高層ビルの窓ガラスの破損、電子機器のショート、非常階段の混雑など、オフィス特有のリスクを多く抱えています。これらのリスクを軽減するためにも、職場での防災対策をしっかりと行いましょう。

また、出勤時に災害が起こった場合に想定されるのは、帰る手段を失い帰宅困難になるケースです。一般的に、自宅までの距離が20km以上の人は帰宅困難と想定されているので、災害時に帰宅困難となる可能性がある従業員を守れる準備が大切です。

「東京都帰宅困難者対策条例」でも、“事業者は従業員が3日間過ごせる状況を作る必要がある”と定められているので、非常用の食料、水、毛布などを十分に備え、帰宅困難者が一時的に過ごせる環境を整えられるよう準備しましょう。

参考:東京都帰宅困難者対策条例の概要

2.72時間を乗り切るための備えと被害を抑える事前準備

次に、災害時に備えて普段から行っておくと安心なオフィス防災対策をご紹介します。

2-1.防災グッズの準備

防災用トイレセット

最低限必要なのは、水、非常食、懐中電灯、予備の電池、簡易トイレ、そして応急処置キットといった食糧や衛生関連のアイテムで、これらは全て72時間を生き延びるために必要不可欠なものです。

後ほど、オフィス業界のプロが厳選したおすすめ防災商品も紹介するので、あわせてご参照ください。また、いざという時にサッと使えるようにアイテムの使い方を把握しておくことも重要なので、前もって確認するのもポイントです。

おすすめ商品をチェックする

2-2.オフィス家具の固定と配置の工夫

災害時に心配なのは、家具の転倒や、収納物の落下による怪我のリスクです。耐震準備として、以下のポイントを押さえておくと被害を軽減できます。

  • 上下二段式の家具は上下で連結
  • 家具を左右または後ろ側の家具等と相互に連結
  • 扉の開放防止対策や引き出しの飛び出し防止対策が付いた家具を選ぶ。
  • ガラスには飛散防止フィルムを貼る。
  • 避難経路をふさがない位置に家具類を配置。
  • 重い収納物を下に入れ、重心を下げる。
  • 家具の上に物を置かない
  • 時計、額縁、掲示板等は落下しないように固定する。

参考:東京都防災ホームページ

下記におすすめの転倒防止アイテムを2つご紹介するので、オフィス家具を固定する際の参考にぜひチェックしてください。

2-2-1.キャビネット・家具用転倒防止ベルト 2本入り

キャビネット・家具用転倒防止ベルト 2本入り

キャビネット・家具用転倒防止ベルト 2本入り

家具や機器を固定し、揺れによる転倒を防ぎます。天板のふちに凹凸のある家具や窓際に設置した家具など、様々なシチュエーションに対応しています。

粘着力が強力で、剝がすときに破損の恐れがあるため、取り付け時は事前に壁の強度を確認してください。

2-2-2.キャビネットストッパー (カーペット用・耐荷重50kg)

キャビネットストッパー (カーペット用・耐荷重50kg)

キャビネットストッパー (カーペット用・耐荷重50kg)

震度7相当の振動試験をクリアした、カーペット用のキャビネットストッパー

衝撃吸収パッドが地震の揺れを吸収して、キャスター付きの家具の移動、転倒を防止します。

2-3.安否確認方法の検討

続いて、災害時にどのように社員の安否を確認し、家族に知らせるかといった安否確認方法のフローを社員全員が把握しておくことも重要です。
社内掲示板、安否確認サービスの利用などを会社で取り決め、災害時の応答訓練を定期的に行い、有事に対応できるシステムを構築しましょう。

また、安否の確認方法は1つだけでなく、携帯電話が使用できない場合など様々な状況に応じられるように複数用意しておくとより安心です。

2-4.データのバックアップ

さらに、業務で必要なデータのバックアップも重要な防災対策です。

電子機器が使用できなくなる状況を想定して、日頃からこまめにバックアップを取ることを習慣づけ、いざという時に遠隔からでもデータにアクセスできるような体制を整えましょう。

3.持っていると安心なおすすめ商品7選

3-1.【災害セット】7年保存 3日分の防災食・防災アイテム 6箱セット

【災害セット】7年保存 3日分の防災食・防災アイテム 6箱セット

【災害セット】7年保存 3日分の防災食・防災アイテム 6箱セット

1人1セット持っていると安心な、基本的な防災グッズが一式揃ったセットです。災害発生時、生きるために必要な最低限の食糧1日3食3日分が7年備蓄でき、かつ災害発生直後から72時間までに必要なアイテムを厳選しています。

災害支援が期待できない状況でも生き抜けるように多めに用意しておくと安心です。

3-2.【ヘルメット】たためるヘルメット

【ヘルメット】たためるヘルメット

【ヘルメット】たためるヘルメット

もしもの時にすぐかぶれる、防災頭巾付きの折りたたみ式ヘルメットです。ヘルメットは、災害時に頭部を保護し、落下物から身を守るための必須アイテム。

力要らずで簡単に立体化でき、折りたたみもワンタッチ!通常のヘルメットと比べて、かさばらずにコンパクトに収納できる優れものです。

3-3.【衛生関連グッズ】災害用トイレセット マイレット 100回分

【衛生関連グッズ】災害用トイレセット マイレット 100回分

【衛生関連グッズ】災害用トイレセット マイレット 100回分

食糧や水の備蓄があっても、トイレの備蓄をし忘れていて、災害時不便に感じることも…。マイレットは水が使えない状況でも衛生的に使用できる簡易携帯トイレ

安心して使える抗菌性凝固剤を使用しており、用を足したあとに振りかけるだけで、すぐに固まります。消臭・抗菌効果に優れているので、周囲へ匂いが広がらず、排泄物からの感染症も防止可能です。

3-4.【衛生関連グッズ】ペーパー歯磨き 5包入り 12パックセット

【衛生関連グッズ】ペーパー歯磨き 5包入り 12パックセット

【衛生関連グッズ】ペーパー歯磨き 5包入り 12パックセット

水無しでOK!断水時でも口腔内を清潔に保てるペーパー歯磨き。指に巻いて、歯や口内の汚れを拭くだけで口腔内を洗浄でき、ゆすぐ必要がないので、水がない状況でも使用できます。

天然コットン100%のウェットペーパーを使用しており、キシリトールを配合しているので、使用後はスッキリ爽快です。

3-5.【救急セット】災害多人数用救急箱N 20人用

【救急セット】災害多人数用救急箱N 20人用

【救急セット】災害多人数用救急箱N 20人用

20人用程度の人数を想定した場合の備蓄用応急処置セット

カットメン、ガーゼ、滅菌タオル、包帯、サージカルテープ、絆創膏、消毒液、止血帯、ハサミ、ピンセットなど、怪我をした際の初期治療に必要なアイテムが1つにまとまっています。

3-6.【バッテリー・ライト】ポータブル電源 大容量モバイルバッテリー BA-155/42000mAh/LEDライト付き

【バッテリー・ライト】ポータブル電源 大容量モバイルバッテリー BA-155/42000mAh/LEDライト付き

【バッテリー・ライト】ポータブル電源 大容量モバイルバッテリー BA-155/42000mAh/LEDライト付き

緊急用電源・非常用電源・防災用電源・作業用電源・アウトドア用電源と様々な用途で使用できる電源機器で、緊急時に役立つLEDライト付き。重量1.6kgなので女性でも持ち運びでき、最大幅19.5cmなので、コンパクトに収納可能。

家庭用照明・テレビ・ノートパソコン/スマートフォン等の充電にも使用でき、大容量42,000mAhの容量なので20Wの照明であれば約7時間の連続点灯を行えます。

※以下で紹介する別売のソーラーパネルBA-SP(メーカー品番)を使用することで太陽光からの充電も可能です。

3-7.【ソーラー式バッテリー】ソーラーパネル式 モバイルバッテリー BA-SP (BA-155用ソーラー充電パネル)

【ソーラー式バッテリー】ソーラーパネル式 モバイルバッテリー BA-SP (BA-155用ソーラー充電パネル)

【ソーラー式バッテリー】ソーラーパネル式 モバイルバッテリー BA-SP (BA-155用ソーラー充電パネル)

万一の災害や緊急時に、太陽光さえあれば発電し蓄電する事ができるソーラーパネル式のモバイルバッテリー

3台のスマートフォンの同時充電、他社モバイルバッテリーの充電、別売りのBA-155(メーカー品番)、BA-80(メーカー品番)の充電など、幅広い用途で活躍。折りたたみできる薄型&軽量なので持ち運びも簡単です。

まとめ

災害はいつどこで起こるか分からないものなので、職場で被害に逢うことも想定して、日頃から適切な準備を整え、更新することが大切です。防災グッズのチェックや防災計画の見直しを行うことで、万一の時に大切な社員の命を守ることに繋がるので、本記事を参考にして十分な準備を心掛けましょう。

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この記事の監修者

那波 伸晃

オフィスコム株式会社
商品・物流本部 執行役員 本部長
那波 伸晃

オフィス家具業界歴17年、オフィスコム創業期のメンバー。数々のヒット商品を生み出し、ユーザー目線での商品開発を得意としている。

この記事を書いた人

オフィスのギモン編集部

オフィスのギモン編集部

“快適にはたらく”をテーマにオフィスに関わる様々な疑問を解決!おすすめ商品や、明日の仕事に役立つ情報・豆知識を発信しています。

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