椅子の座面素材は何が違う?種類や特徴、メリット・デメリットを徹底解説

オフィスチェアに長時間座っていると、「お尻や太ももが痛くなる」「蒸れて不快」といった違和感を感じた経験はないでしょうか。また、使いはじめは快適だったのに次第に座面がへたって底付き感が気になるようになった、という方も少なくありません。
このような不快感の多くは、座面に使われている「素材」によって左右されます。座面は内部のクッション材と表面の張り地で構成されており、それぞれの特性によって、座り心地や通気性、耐久性が大きく変わってくるのも事実です。
この記事では、椅子の座面素材における代表的な種類と、それぞれのメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。素材別のおすすめオフィスチェアも紹介しますので、ぜひご参照ください。
【プロ厳選】座面素材別におすすめのオフィスチェアを見る
1.オフィスチェア座面の素材の違い
オフィスチェアの座り心地を大きく左右するのが、座面内部の「素材」です。座面は「内部のクッション材」と、「包む張り地」で構成されていますが、素材によってはクッション材がなく、張り地そのものが座面クッションの代わりをしている製品もあります。
素材 | 特徴 |
---|---|
モールドウレタン |
|
ウレタンフォーム |
|
ポケットコイル |
|
シリコンフィル |
|
メッシュ |
|
ここでは、オフィスチェア座面の代表的な5つの素材についてご紹介します。
1-1.モールドウレタン

モールドウレタンとは、金型にウレタンの原料を注入し、化学反応によって発泡・成形することで作られる高密度のクッション材です。座面にしっかりと厚みがあり、手で押しても反発力が高く、長時間座ってもへたりにくいのが大きな特長です。
復元力にも優れており、体重をかけても素材がすぐに戻るため、常に安定した座り心地が続きます。身体のラインに沿った形状で成型しやすいため、自然なフィット感とホールド力を実現できます。
また、製品によっては部位によって硬さを変える設計にも対応できるのが魅力のひとつ。オカムラの「異硬度クッション」など、快適な座り心地を重視する高機能チェアにも多く採用されています。
ただし、一般的なウレタンフォームに比べると製造コストがかかるため、オフィスチェア自体の価格はやや高くなる傾向が難点です。
■ メリット
- 高密度で耐久性が高く、へたりにくい
- 優れた復元力で安定した座り心地
- 体にフィットする成型が可能
- 異硬度クッションなどの高機能にも対応
■ デメリット
- 一般的な素材よりコストが高い
- 座り始めに硬さを感じることがある
1-2.ウレタンフォーム

ウレタンフォームとは、一般的なクッション材として広く使われている素材です。スラブウレタンとも呼ばれ、シート状に加工されたウレタンをカットして座面に使います。
適度な柔らかさがあり、比較的リーズナブルな価格で製造できるため、エントリーモデルのオフィスチェアなどで多く採用されています。
ウレタンフォームのメリットは、コストパフォーマンスの良さと手に入りやすさにあります。一方で、密度や厚みが不十分な場合、長期間使用すると徐々にへたってしまい、座ったときに底付き感(座面の硬さを感じる状態)が出てくることもあります。
■ メリット
- 手頃な価格でコストパフォーマンスに優れる
- 適度な柔らかさと汎用性
■ デメリット
- 長期間の使用でへたりやすい
- 密度が低いと底付き感が出やすい
1-3.ポケットコイル(コイルスプリング)

ポケットコイルとは、小さなコイルスプリングを一つずつ不織布の袋に包み、並べて配置する構造のクッション素材です。それぞれのコイルが独立して動くため、体の動きに細かく対応でき、体圧を「点」で支えることで優れた分散性を発揮します。
高級マットレスやソファでも使われる構造で、上質な座り心地を求める方に適しています。バネ構造によってへたりにくく、長く使える点も魅力です。さらに、表層部にシリコンフィルなどを重ねることで、ふんわりとした感触とコイルの弾力を両立したチェアもあります。
■ メリット
- 点で支える構造で体圧分散性が高い
- 通気性に優れ、蒸れにくい
- へたりにくく、耐久性が高い
- 高級感のある座り心地
■ デメリット
- 構造が複雑で製品価格が高め
- 本体重量が重くなる傾向
1-4.シリコンフィル

シリコンフィルとは、ポリエステルの綿(わた)にシリコンコーティングを施した化学繊維素材で、主にソファの背もたれやクッションなどに使われています。羽毛のように軽く、ふんわりと柔らかい感触が特徴で、包み込まれるような座り心地を実現します。
シリコンフィルは復元力が高く、形状が崩れにくい点が魅力です。ただし、ウレタンやコイルに比べるとサポート力はやや控えめで、体重をしっかり受け止める力にはやや劣ります。
そのため、単体で使用されることは少なく、クッションの上層部分などに使用されるケースが多くなっています。
■ メリット
- 非常に柔らかく、包まれるような座り心地
- 復元力が高く、型崩れしにくい
- 軽量で扱いやすい
■ デメリット
- サポート力に欠けるため単体使用には不向き
- 長期の使用で綿の位置が偏ってしまう(へたる)場合がある
1-5.メッシュ

メッシュとは、フレームに張り込んだ高弾性のメッシュ素材によって構成された座面のことです。中にクッション材を使わない構造が多く、通気性に非常に優れているのが特長です。
夏場でも蒸れにくく、サラッと快適に座れるため、長時間のデスクワークにも適しています。軽量で見た目にもスッキリしており、モダンな印象を与える点も人気の理由のひとつです。
また、素材の張力によって自然な弾力があり、しっかりと身体を支えてくれる感覚も得られます。
■ メリット
- 抜群の通気性で蒸れにくい
- 軽量かつモダンなデザイン
- 弾力があり自然なフィット感が得られる
■ デメリット
- 冬場に冷たさを感じやすい
- 荷重の集中で破損リスクがある
- 耐久性は素材の品質に依存
2.オフィスチェア座面の張り地素材の違い
オフィスチェアの座面素材を比較検討するときは、内部だけでなく、「張り地素材」も重要です。特に、張り地は肌に直接触れる座面素材のため、見た目や肌触り、季節との相性にも大きな影響を与えます。
張り地素材 | 特徴 |
---|---|
ファブリック |
|
メッシュ |
|
PVCレザー |
|
PUレザー |
|
本革(レザー) |
|
ここでは、オフィスチェア座面の代表的な5つの張り地素材について、それぞれの特徴を詳しく解説します。
2-1.ファブリック(布地)素材
ファブリックとは、オフィスチェアの張り地としてもっともポピュラーな素材です。ポリエステルを中心に、アクリルやウールなどの混紡素材も多く使用され、織り方や加工方法によって多彩なバリエーションがあります。
色や質感、デザインの選択肢が豊富で、インテリアのテイストに合わせやすいのが魅力です。また、一般的に通気性もある程度確保できるため、長時間の着座でも蒸れにくくなります。
布ならではの質感で、ナチュラルで温かみのある印象を演出したい空間にも向いています。
■ メリット
- カラーバリエーションやデザインの幅が広い
- 温かみがあり、インテリアに馴染みやすい
- 通気性があるため蒸れをある程度防げる
- 比較的リーズナブル
■ デメリット
- 飲み物をこぼすとシミになりやすい
- 水分などの汚れが染み込み、掃除が難しい場合も
- 摩擦で毛玉や擦り切れが起こることがある
2-2.メッシュ素材
メッシュとは、ポリエステルやナイロン、ポリウレタン系エラストマーなどで構成された素材です。通気性を重視したオフィスチェアに多く採用されています。背もたれだけでなく、最近では座面にも使用される製品が増えています。
網目状の構造により、空気が通りやすく蒸れにくいため、夏場の使用や長時間の着座でも快適です。デザイン性にも優れ、モダンなオフィスやスタイリッシュな空間、自宅のテレワーク環境にもマッチします。
■ メリット
- 抜群の通気性で蒸れにくい
- 軽快でモダンなデザイン
- 見た目がスッキリとして圧迫感が少ない
■ デメリット
- ホコリやゴミが網目に溜まりやすい
- 肌触りが硬く感じる場合がある
- 耐久性はメッシュの素材や構造に左右される
2-3.PVCレザー素材
PVCレザーとは、ポリエステルや布地のベースに塩化ビニル樹脂をコーティングして仕上げた合成皮革素材です。通称で「ビニールレザー」とも呼ばれ、耐久性・耐水性・耐汚性に優れる素材として、商業施設や医療・福祉施設などでも多く採用されています。
飲み物をこぼしても拭き取るだけで清掃できるため、メンテナンス性の高さがメリットです。PUレザーよりもやや硬めで、表面には人工的な光沢があります。
■ メリット
- 摩擦や傷に強く、高い耐久性
- 汚れや水分に強く、お手入れが簡単
- PUより安価でコストパフォーマンスに優れる
■ デメリット
- 通気性が低く、長時間座ると蒸れやすい
- 素材感がやや人工的(ビニール的)で好みが分かれる
- 冬場などの温度変化で硬くなる・ひび割れる可能性
2-4.PUレザー素材
PUレザーとは、表面にポリウレタン樹脂をコーティングした合成皮革素材です。別名「ソフトレザー」とも呼ばれます。PVCレザーに比べて柔らかく質感もなめらかで、本革に近い高級感を持ちつつ、価格は比較的手頃なのが魅力です
やや通気性があり、柔軟性も高いため、座ったときの肌当たりが心地よいのが特徴です。一方で、湿気や汗などの影響を受けやすく、「加水分解」により数年で表面が劣化することがあるため、定期的なメンテナンスが重要になります。
■ メリット
- 柔らかくしなやかで、本革に近い質感
- 見た目に高級感があり、手触りが心地よい
- PVCよりも通気性がある
■ デメリット
- 汗や湿気により加水分解が起き、表面が剥がれやすい
- 耐水性・耐久性はPVCに劣る
- 高温多湿な環境では劣化が早まることも
2-5.本革(レザー)素材
本革とは、動物の皮(主に牛革)をなめして加工した天然素材です。非常に高級感があり、重厚で存在感のある印象を与えるため、重役室や応接室などにふさわしい雰囲気を演出します。
使い込むほどに風合いや柔らかさが増し、経年変化も楽しめるのも魅力です。また、適度な通気性と吸湿性があり、天然素材ならではの快適性があります。
■ メリット
- 圧倒的な高級感と重厚感
- 使うほどに味わいが出る経年変化
- 耐久性自体は非常に高く、適切な管理で長く使える
■ デメリット
- 非常に高価で、手入れにも手間がかかる
- 水濡れや乾燥に弱く、定期的な保湿ケアが必要
- 傷がつきやすく、取り扱いに注意が必要
3.座面素材別!オフィスチェアの選び方
オフィスチェアの座面素材にはさまざまな違いがあり、コストや使用シーンによって、おすすめな素材も異なります。ここでは、代表的な椅子の座面素材ごとに「どのような人に向いているか」「どのような場面におすすめか」を解説します。
それぞれの素材でおすすめのオフィスチェアも紹介しますので、あわせてご参照ください。
3-1.コストを抑えたいなら「ウレタンフォーム」
オフィスチェアの導入コストをできるだけ抑えたい場合は、ウレタンフォーム素材の座面がおすすめです。ウレタンフォームは製造コストが比較的低いため、チェア本体の価格もリーズナブルな傾向にあります。
特に、短時間使用を想定した会議室やセミナールームなど、数を揃える必要がある場面に適しています。柔らかめのクッション性がありながら、コストパフォーマンスに優れた点が魅力です。
ただし、長時間の使用には向いていないケースもあるため、使用頻度や目的に合わせた選定が重要になります。
夏場の蒸れが気になるならメッシュ×ウレタンの「マスター3」

マスター3
サイズ | 幅660×奥行735×高さ1170~1290mm |
---|---|
材質 | 【張地】ポリエステル(メッシュ) 【座面】ウレタンフォーム 【その他】スチール/ナイロン |
「マスター3」は、背もたれと座面に通気性の高いメッシュ素材を採用したオフィスチェアです。背もたれメッシュで長時間の使用でも蒸れにくく、快適な姿勢を保ちやすい設計です。座面にはウレタンフォームを用い、程よいクッション性と安定感を両立しています。
ヘッドレストの高さ・角度調整やロッキング機能も備え、日々のワークシーンをしっかりサポート。背面にはブランケットなどを収納できるスペースもあり、使い勝手にも配慮されています。
○ユーザーからの口コミ
- ・高級感はないです。でも、それほどチープさもない。蒸れない感じもいいです。ヘッドレストに後頭部を乗せて後ろに反ると気持ちが良いです。
- ・実物を見ていなかったので色合い不安でしたが、気に入っています。生地も良く、座り心地は良好です。リクライニングが、もう少し柔らかく倒れ方が大きければ100点満点でした。
コストを最小限に抑えられるメッシュ×ウレタンの「チャットチェア」

チャットチェア
サイズ | 幅580×奥行580×高さ835~930mm |
---|---|
材質 | 背 / ポリエステルメッシュ・スチールパイプ(粉体塗装) 座 / 合板・ポリエステル・ウレタンフォーム 脚部 / ナイロン |
「チャットチェア」は、座面にウレタンフォームをたっぷり使用したベーシックなオフィスチェアです。厚さ50mmのしっかりとしたクッションが、身体をやさしく支え、長時間のデスクワークでも快適さをキープします。
背もたれと座面には通気性の高いメッシュ素材を採用しており、蒸れにくくサラッとした肌触りも魅力。腰を支えるダブルランバーサポートや省スペース設計も備えた、コストパフォーマンスに優れた一脚です。
○ユーザーからの口コミ
- ・実店舗で現物を見て購入を決めました。軽くてフローリングの上をすいすい動けて快適です。検討した他の候補に比べて価格は最も安かったですが、機能的には満足しています。
- ・小柄なサイズなので、体格によっては窮屈ですが、クッション性も良く満足しています。
快適設計で腰への負担を軽減する厚手メッシュ×ウレタン「腰楽」

腰楽
サイズ | 幅620×奥行620×高さ1090~1190mm |
---|---|
材質 | 背 / ポリエステルメッシュ・PVCレザー・スチールパイプ(粉体塗装) 座 / 合板・ポリエステル・ウレタンフォーム 肘 / スチール(クロームメッキ)・ポリプロピレン 脚部 / スチール(クロームメッキ) |
「腰楽」は、ウレタンフォームとメッシュ素材を組み合わせたハイバックチェアです。座面には厚みと弾力のあるウレタンクッションを採用し、しっかりと体を受け止めて長時間の着座でも疲れにくい仕様です。
さらに背もたれ全体と座面の表面には、通気性に優れたメッシュを使用。ムレを防ぎながら、肌ざわりのよい快適な座り心地を実現しています。腰や太ももへの圧迫感を軽減する背座一体ロッキングや、姿勢を支える可動式ダブルランバーサポートも搭載しています。
○ユーザーからの口コミ
- ・組立も女性1人でも十分できましたし、スタイリッシュな椅子で快適に過ごしています。案外座面は高くて、クッションとかがあると高すぎてしまいますが、クッションが不要なくらい快適です。
- ・何度目かのリピートです。コストパフォーマンスの高い商品だと思います。また必要になった際はお願いすると思います。
3-2.機能性を重視するなら「モールドウレタン」
長時間のデスクワークを快適にしたい方には、モールドウレタン素材のチェアが適しています。モールドウレタンは、金型成形により密度と反発力を高めた素材で、体のラインに沿った安定した座り心地を実現します。
体圧分散性に優れており、座面の形状もへたりにくいため、長期間にわたって安定した使用感が保てます。また、ランバーサポートや姿勢補正といった機能性との相性も良く、腰への負担軽減にもつながります。
日常的にパソコン作業などで長時間座る人にとって、パフォーマンスを支える大切な要素です。
高密度モールドウレタンで型崩れしにくい快適設計「ルナーレ2」

ルナーレ2
サイズ | 630×奥行615×高さ905-995mm |
---|---|
材質 | 背・座面 / 合板、ポリプロピレン 背もたれ / ナイロンメッシュ 脚 / ナイロン 張り材 / ポリエステル クッション材 / モールドウレタン |
「ルナーレ2」は、ソファにも使用されるモールドウレタンクッションを採用したオフィスチェアです。高密度のモールドウレタンは弾力性と耐久性に優れており、長時間の着座でもへたりにくく、体圧を均等に分散します。
座り心地の良さを維持しながら、型崩れしにくい点も特徴です。張地にはポリエステル素材を、背もたれには通気性のあるナイロンメッシュを使用。姿勢を自然に支えるシンクロロッキングや、背面フックなどの機能も充実しています。
○ユーザーからの口コミ
- ・ミーティング用の椅子として購入させていただきました。凄く気に入ってる点は、特に肘置きはたくさん機能がある事です。
- ・座面も背もたれも大きくてゆったりしていてよかったです。組立も簡単にできました。
快適さを追求した多機能メッシュ×モールドウレタンチェア「YS-1」

YS-1
サイズ | 幅700×奥行700×高さ1140〜1240mm |
---|---|
材質 | 張地 / ポリエステル 背もたれ / ナイロン 座面 / モールドウレタン・ナイロン 背部 / ナイロン・ポリエステル 肘 / ナイロン ヘッドレスト / ナイロン 脚 / アルミ |
「YS-1」は、人間工学に基づいた多彩な調整機能を備えた高機能オフィスチェアです。可動式のヘッドレストとアームレスト、ランバーサポートにより、利用者一人ひとりの体に合わせたサポートを提供。座面はスライド調節可能で、快適な座姿勢を細かく設定できます。
通気性に優れたメッシュ素材の背もたれと、もっちり弾力のモールドウレタンクッションが、長時間の作業でも快適な座り心地を実現します。クリアな質感のあるデザインは、オフィス・在宅ワーク問わず自然に溶け込むのが魅力です。
○ユーザーからの口コミ
- ・しっとりとした座り心地で、しっかりサポートしてくれますし、深く座れば腰のサポートもしてくれますし、この値段にしてはなかなかの合格点だと思います。
- ・細かな調整(座高、座面の前後、肘掛けの高さ・前後、首もたれの角度)が可能なため、どのような方にも合うチェアだと思います。腰痛対策としてリモートワーク用に導入しましたが、オフィス用にも購入を考えています。
体圧分散構造とモールドウレタンで寄り添う座り心地「Leios」

Leios
サイズ | 幅640×奥行580~630×高さ945~1035mm |
---|---|
材質 | 張地(背) / 弾性ポリエステルメッシュ材 張地(座) / ポリエステル布 クッション / モールドウレタン 背フレーム・肘・脚部 / PA樹脂成型品 肘パッド / エラストマー樹脂 |
「Leios(レイオス)」は、快適性と機能性を両立したワークチェアです。座面には高密度モールドウレタンを採用し、座る人の体圧をバランスよく分散。奥行調節や高さ調節にも対応しており、自分に合った姿勢を保ちやすい設計です。
背もたれには通気性に優れたポリエステルメッシュを使用しており、夏場も快適な使用感を味わえます。さらに、フレキシブルアームは上下・角度の細やかな調整が可能で、肘のポジションも柔軟に対応できるのが魅力です。
3-3.夏場の蒸れが気になるなら「メッシュ」
オフィスチェアにおいて通気性を重視したい方には、メッシュ素材の座面がベストです。風通しの良い構造により、蒸れを防ぎやすく、特に夏場や空調の効いたオフィス環境では快適な効果を実感できます。
また、メッシュは通気性だけでなく、弾力性や軽やかな座り心地も魅力です。長時間座っていても熱がこもりにくいため、違和感から集中力が途切れる心配もなく、生産性の向上にも貢献します。見た目にもスタイリッシュで、モダンなオフィスにもよく合います。
高品質メッシュ×多機能設計で全身を支えるプレミアムチェア「COFO Chair Premium」

COFO Chair Premium
サイズ | 幅650×奥行680×高さ1155~1235mm |
---|---|
材質 | 【フレーム】 PAエンジニアリングプラスチック+30%ガラス繊維+アルミ合金 ADC#12 【ジャケットハンガー】 PAエンジニアリングプラスチック+30%ガラス繊維 【張地】 プレミアム特製メッシュ 【肘】 PU(ポリウレタン)+PAエンジニアリングプラスチック+30%ガラス繊維 【シャーシ・脚】 アルミ合金 ADC#12 |
「COFO Chair Premium」は、人間工学に基づいて設計された多機能ワークチェアです。背もたれから座面まで高品質なフルメッシュ構造を採用しており、長時間の使用でも熱がこもりにくく、快適な座り心地を実現します。
座面下のフットレストや可動式ランバーサポート、4Dアームレストなどを搭載し、全身をしっかりサポート。ヘッドレストや小物フック、ジャケットハンガーといった細やかな配慮も充実しており、快適性と機能性を追求する方にふさわしい上質なオフィスチェアです。
○ユーザーからの口コミ
- ・フルフラットに倒せれば背中を伸ばせるので完璧だが、それ以外は機能的で、作りも丈夫で満足してます。
- ・快適です。いろんなタイプに座ってきましたが、長時間座れそうで、疲れなかったのは、この椅子だけかも。重い椅子なので、安定してますが、重い椅子がダメな方にはお勧めしません。私はとりあえず気に入ってます。
快適性とコストパフォーマンスを両立した多機能チェア「RESTIVA-01」

RESTIVA-01
サイズ | 幅710×奥行750×高さ1150〜1240mm |
---|---|
材質 | 【座】 張地 / ナイロン、ポリエステル 座受 / スチール 座受けカバー / ポリプロピレン クッション / モールドウレタン(座面前方) 【肘】 ナイロン、ポリウレタン(パッド部) 【背】 背フレーム / ポリプロピレン 張地 / ナイロン、ポリエステル ランバーサポート / ナイロン、ポリプロピレン 【脚】 脚 / ナイロン ガスシリンダー / スチール キャスター / ナイロン、ポリプロピレン、スチール 【ヘッドレスト】 ポリプロピレン 張地 / ナイロン、ポリエステル |
「RESTIVA-01」は、シンクロロッキングや独立式ランバーサポート、3Dアームレストや、収納式フットレストなど多彩な機能を搭載した高機能オフィスチェアです。座る人の体格に合わせて細かく調整できる設計で、長時間のデスクワークも快適にサポート。
角度や高さを調節できるヘッドレストや座面スライド、3段階のリクライニング機能も備え、仕事から休憩まで一脚で対応します。ジャケットハンガー付きで見た目もすっきりするなど、オフィスから在宅ワークまで幅広く活躍する、実用性の高いモデルです。
○ユーザーからの口コミ
- ・フットレストがついていて考え事をするのにも快適です。アームレストの可動部も机にぶつからないよう調整できる点がよかったです
- ・腰にぴったりフィットする形状で、長時間座っていても負担が少ない。またメッシュ生地なので、通気性がよく蒸れが少ないのも良い。
軽やかな佇まいと快適性を兼ね備えたメッシュチェア「ファブレ」

ファブレ
サイズ | 幅680×奥行680×高さ905~995mm |
---|---|
材質 | 【背】 枠 / 強化ナイロン 張地 / ポリエステル弾性メッシュ 【座】 フレーム / 強化ナイロン 枠 / ナイロン 張地 / ポリエステル弾性メッシュ 【脚】 脚羽根 / 強化ナイロン |
「ファブレ」は、透過性に優れた背メッシュと、弾性力の高い座面メッシュ素材を採用した、軽快で柔らかな座り心地のタスクチェアです。体重に応じてロッキング強度が自動調整されるオートアジャスト機構を搭載し、自然な動作で体をサポートします。
曲線的でスリムなデザインが空間に溶け込み、肘なし仕様とホワイトシェルが空間をより明るく演出。インテリアに調和する機能性チェアとして、オフィスや在宅環境にもおすすめの一脚です。
3-4.贅沢な座り心地を求めるなら「シリコンフィル・コイルスプリング」
包み込まれるような柔らかさと、ソファのような贅沢な座り心地を求めるなら、シリコンフィルやポケットコイルを使用したチェアが理想的です。シリコンフィルのふんわり感と、コイルスプリングの反発力を組み合わせた構造は、上質なくつろぎを演出します。
オフィスチェアとしては、管理職向けオフィスチェアや応接室、リラックススペースなど、格式や居心地を重視した空間にぴったりです。また、長時間座るというよりも、短時間でも心地よく過ごしたいシーンに適しています。
ただし、ほかの素材に比べると構造が複雑で価格も高くなる傾向があるため、目的に応じた選び方が重要です。
ソファのようにくつろげる柔らかなクッションチェア「ラクシア2」

ラクシア2
サイズ | 幅675×奥行745×高さ1060~1135mm |
---|---|
材質 | 張地 / PUレザー 背 / 合板・ウレタンフォーム・シリコンフィル 座 / 合板・コイルスプリング・ウレタンフォーム・シリコンフィル 肘 / ポリプロピレン・ウレタン 脚部 / ナイロン |
「ラクシア2」は、高級ソファにも使用されるシリコンフィルと、座面にコイルスプリングを採用した、上質な座り心地のオフィスチェアです。たっぷりとしたクッションが体を包み込み、柔らかさと弾力のバランスが快適な着座姿勢を支えます。
PUレザーのしっとりとした風合いや、背中にフィットするS字ハイバック構造も魅力。会議や執務に加え、応接用としても相性が良く、落ち着いた空間づくりに活躍します。エグゼクティブな風合いを求めている方にもおすすめのオフィスチェアです。
○ユーザーからの口コミ
- ・クッション性も抜群で座り心地もいいです。リクライニングがもう少しスムーズに出来たらもっといいなと思います。
- ・パソコン使用時もゆったりフカフカ座りたいと、こちらを選びました。座面広く背面も後頭部までサポートするので楽です。
やわらかな包み込み感が魅力のエグゼクティブチェア「ディニフィ」

ディニフィ
サイズ | 幅670×奥行805×高さ1045~1115mm |
---|---|
材質 | 張地 / PUレザー、背 / 合板・シリコンフィル・ウレタンフォーム、座 / 合板・ウレタンフォーム、肘部 / ポリプロピレン・ウレタン、脚部 / ナイロン |
「ディニフィ」は、ハイバック構造と分厚いクッションが特徴の管理職向けオフィスチェアです。背もたれにはソファにも使われるシリコンフィルを使用し、ふんわりとした掛け心地を実現。肘掛けや座面にもたっぷりとしたウレタンで、体をしっかりと支えます。
ただし、座面素材にはコイルスプリングが活用されていない点にご注意ください。あくまでウレタン素材と、シリコンフィルを活用してソファのように肉厚な座り心地を実現しています。柔らかく滑らかなPUレザー張地でお手入れも簡単なのが魅力です。
○ユーザーからの口コミ
- ・座った感じが何とも言えずふかふかですごく座り心地がいいです。
- ・届いた最初、大きすぎたかなと思いましたが、ハイバックで頭までもたれられるのでとても楽です。良い椅子を購入出来て良かったです。
4.座面素材のよくある質問(Q&A)
Q.オフィスチェアでもっとも蒸れにくい座面素材はどれですか?
A.メッシュ素材がもっとも通気性に優れ、蒸れにくい座面素材です。夏場や空調の効いた環境で熱を逃して快適に過ごせるため、長時間のデスクワークにも向いています。
Q.ウレタンフォームとモールドウレタンの違いは何ですか?
A.ウレタンフォームは一般的な発泡素材で価格が手頃ですが、へたりやすい傾向があります。一方、モールドウレタンは金型成形で高密度に仕上げられており、耐久性・体圧分散性に優れたハイグレードな素材です。
Q.オフィスチェアの張り地素材でおすすめはありますか?
A.通気性を重視するならファブリックやメッシュ、メンテナンス性を重視するならPVCレザーがおすすめです。本革は高級感があるものの、価格や手入れの面で注意が必要です。
Q.長時間の作業に向いている座面素材はどれですか?
A.長時間の作業には、モールドウレタンやポケットコイル(コイルスプリング)など、体圧分散性が高くへたりにくい素材が向いています。ただし、座面素材だけでなく、姿勢を支えるサポート機能の有無がオフィスチェアとしての性能を大きく左右します。
Q.耐久性に優れている素材はどれですか?
A.素材自体の耐久性の高さを求めるなら、PVCレザーがおすすめです。傷や摩耗、水分にも強く、汚れてもサッと拭き取れるため、日常使いに非常に適しています。また、製品によってはファブリック素材も耐久性に優れている場合があります。
Q.オフィスチェアの座面に木が使われないのはなぜ?
A.木はクッション性がなく、長時間座るとお尻や腰に負担が掛かる点がネックです。形状の柔軟性もなく、快適な座り心地を実現しづらいことから、オフィスチェアではほとんど採用されていません。
まとめ
オフィスチェアの座面素材は、見た目以上に座り心地や使い勝手を左右する重要な要素のひとつです。「内部のクッション」「外を覆っている張り地」など素材ごとに特徴が異なるため、作業スタイルや好みに応じた選び方が重要です。
オフィスチェアは日々長く使うものだからこそ、座面素材までしっかりチェックして、自分にぴったりの椅子を選ぶことが大切です。疲れにくい仕事環境づくりの第一歩として、気になる素材があれば、実際に試し座りして比較するのをおすすめします。
もし、「どの座面素材が自分に合うかわからない」「素材ごとの座り心地を体感しないと違いが想像しにくい」「できれば実際に座って比較してみたい」と頭を悩ませている方は、この機会にオフィスコムのショールームをご利用ください。
ショールームではオフィスチェアをはじめとした各種製品を展示しているだけでなく、実際に「試し座り」していただくことが可能です。現地スタッフがお客様のギモン解決を徹底サポートいたしますので、お悩みがありましたらぜひお気軽にお声がけください。
お近くのショールーム
オフィスチェアの人気ランキングを見る
オフィスコム公式TOP:https://www.office-com.jp/