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レイアウト別ワークスペースまとめ|おしゃれで快適な空間を作るアイデア集

レイアウト別ワークスペースまとめ|おしゃれで快適な空間を作るアイデア集

在宅・テレワークが働き方の主流となりつつある昨今、仕事の効率やモチベーションを維持するためには、自分だけの快適なワークスペースを確保することが非常に重要です。

しかし、「狭い部屋でどうやってスペースを確保すればいいの?」「もっとおしゃれな空間にしたいけどどうすればいい?」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、レイアウトのタイプ別に、自宅のワークスペースを作るための具体的なアイデアと、おしゃれで快適な空間を実現するコツを徹底的に解説します。集中力も生産性もアップする理想のワークスペースを作る方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

那波 伸晃

オフィスコム株式会社
商品・物流本部 本部長
那波 伸晃

オフィス家具業界歴17年、オフィスコム創業期のメンバー。数々のヒット商品を生み出し、ユーザー目線での商品開発を得意としている。

この記事を書いた人

オフィスのギモン編集部

オフィスのギモン編集部

“快適にはたらく”をテーマにオフィスに関わる様々な疑問を解決!おすすめ商品や、明日の仕事に役立つ情報・豆知識を発信しています。

1.在宅ワークスペースのレイアウト例

自宅のワークスペースは、部屋の広さや形、仕事内容、何を重視するかによってベストなレイアウトが異なります。

ここでは、在宅ワークスペースの代表的な6つのレイアウト例を紹介します。

1-1.壁付け型レイアウト

壁付け型レイアウト

壁に向かってデスクを配置した、集中力を高める定番のレイアウトです。視界に入る情報が限定されるため、目の前の作業に没頭しやすいのが特徴です。デスクの上には、モニターやデスクライト、必要最低限の文房具などを置くことで、作業効率を最大限に引き上げられます。

壁付け型レイアウトはスペースを最大限に活用できるため、ワンルームや限られたスペースにワークスペースを確保したい場合にもおすすめです。壁一面にシェルフや有孔ボードを設置すれば、収納力も格段にアップし、壁を有効活用できます。

■ 壁付け型レイアウトがおすすめな人

  • 部屋の隅や限られた空間を効率的に使いたい人
  • 集中力を重視し、作業に没頭したい人
  • シンプルで整理しやすいデスク周りを好む人

■ レイアウトのコツ

  • デスクの前に好きなポスターや写真を飾ってモチベーションを高める
  • 壁面収納を活用して、デスク上をスッキリさせる
  • デスクライトで手元を明るく照らし、目に負担をかけないようにする

1-2.アイランド型(部屋中央配置)レイアウト

アイランド型(部屋中央配置)レイアウト

部屋の中央にデスクを配置する、開放感とデザイン性を重視したレイアウトです。周囲に遮るものがないため、視界が広がり、クリエイティブな発想が生まれやすくなります。まるでオフィスの一角のような、おしゃれな雰囲気を演出できます

アイランド型レイアウトは、広い部屋で、ワークスペースを独立した空間として確立したい場合にぴったりです。デスクの背面に観葉植物やブックシェルフを置くことで、空間をゆるやかに仕切り、より洗練された印象を与えられます。

■ アイランド型レイアウトがおすすめの人

  • 広めの部屋を活かして、ワークスペースを主役にしたい人
  • デザイン性やインテリア性を重視する人
  • 開放感のある環境で発想を広げたい人

■ レイアウトのコツ

  • デスクの周りをゆとりを持って配置し、動線を確保する
  • デスクチェアのデザインにもこだわり、部屋全体の統一感を出す
  • 間接照明や観葉植物を置いて、空間全体でリラックスできる演出

1-3.コーナー型(L字型デスク)レイアウト

コーナー型(L字型デスク)レイアウト

部屋の角を利用してL字型にデスクを配置し、作業効率を追求したレイアウトです。複数の作業を同時に進めたり、資料を広げたりするのに十分なスペースを確保できます。デッドスペースを有効活用できるのも大きなメリットです。

コーナー型レイアウトは、PC作業だけでなく、書類の整理や資料作成など、多くの作業スペースが必要な場合におすすめです。デスクの広さを活かして、作業内容ごとにエリアを分けることで、より効率的に仕事を進められます。

■ コーナー型(L字型デスク)レイアウトがおすすめの人

  • 複数のモニターや資料を同時に扱う人
  • 作業内容ごとにスペースを分けて効率化したい人
  • 部屋の角を活用し、作業環境を広く取りたい人

■ レイアウトのコツ

  • デスクのコーナー部分に、手が届きやすい収納アイテムを置く
  • 左右のスペースで作業内容を使い分ける
  • デスク下や足元にワゴンを置いて、収納力をさらに高める

1-4.窓向き採光型レイアウト

窓に向かってデスクを配置し、自然光と窓から見える景色を最大限に活かしたレイアウトです。自然光が手元を明るく照らし、目の疲れを軽減してくれます。休憩時間に窓の外の景色を眺めることで、気分転換にもなります。

窓向き採光型レイアウトは、日中の仕事が多い人や、自然の中で働いているような開放感を味わいたい人に特に適しています。ただし、直射日光がPCモニターに当たると見えにくくなるため、レースカーテンなどで光を調整する工夫が必要です。

また、窓の外の景色や動きが気になって、集中力が削がれてしまうケースもあります。

■ 窓向き採光型レイアウトがおすすめの人

  • 景色を眺めながら気分転換したい人
  • 自然光を浴びながらリフレッシュしたい人
  • インスピレーションを求めている人

■ レイアウトのコツ

  • 光の強さを調整できるブラインドやカーテンを設置する
  • 窓際にグリーンを配置して、より自然な空間を演出する
  • 景観を邪魔しない、シンプルで機能的なデスクを選ぶ

1-5.リビング・共有スペース兼用レイアウト

リビング・共有スペース兼用レイアウト

リビングやダイニングの一角をワークスペースとして活用するレイアウトです。間仕切りやパーテーション、カウンターなどを利用して、仕事とプライベートの空間をゆるやかに仕切ります。家族とのコミュニケーションを大切にしながら働きたい人にぴったりです。

リビング・共有スペース兼用レイアウトは、独立した部屋を確保するのが難しい場合や、家族の気配を感じながら仕事をしたい場合に有効です。リビングの雰囲気に馴染むデザインの家具を選ぶことで、生活空間の統一感を損ないません。

■ リビング・共有スペース兼用レイアウトがおすすめの人

  • 専用部屋を用意できない人
  • 家族とコミュニケーションをとりながら仕事をしたい人
  • リビングの雰囲気に馴染むおしゃれな空間にしたい人

■ レイアウトのコツ

  • デスクと椅子はリビングの他の家具とテイストを合わせる
  • パーテーションやシェルフで空間を仕切り、仕事のオンオフを切り替えやすくする
  • 使わない時は片付けられる、コンパクトなデスクやワゴンを選ぶ

1-6.小スペース・隠れ家型レイアウト

小スペース・隠れ家型レイアウト

階段下のスペースやクローゼットの中など、ちょっとしたデッドスペースを活用した、まるで秘密基地のようなレイアウトです。狭い空間でも集中力を高めることができ、プライベートな時間を大切にしたい人におすすめです。

小スペース・隠れ家型レイアウトは、独立した部屋を確保できない場合や、仕事とプライベートを完全に切り分けたい場合に有効なアイデアです。デスクや収納を壁に固定するなど、空間を立体的に活用する工夫が重要になります。

■ 小スペース・隠れ家型レイアウトがおすすめの人

  • 限られたスペースを最大限に活用したい人
  • 周囲の音や気配を遮断して集中できる環境を求める人
  • 自分だけの特別な場所で仕事をしたい人

■ レイアウトのコツ

  • 空間に合わせて、オーダーメイドやDIYでデスクを作る
  • 照明を工夫して、狭さを感じさせない明るさを確保する
  • 必要なものだけを厳選し、モノを増やしすぎないようにする

2.オフィス向けワークスペースのレイアウト事例

オフィスにおけるワークスペースのレイアウトは、企業の文化や働き方、チームの目的を反映する重要な要素です。単に席を並べるだけでなく、「コミュニケーションの活性化」「集中力の向上」社員のエンゲージメントを高めるための工夫が凝らされています。

ここでは、代表的な3つのオフィスレイアウト事例を深掘りします。

固定席型レイアウト

固定席型レイアウト

固定席型レイアウトとは、社員一人ひとりに専用のデスクと椅子が割り当てられる、もっとも伝統的なレイアウトです。自席に個人用の資料や機材を常備できるため、業務に必要なものをすぐに手に取ることができ、作業効率を維持しやすいのが特徴です。

《 メリット 》

  • 個人作業に集中しやすい
  • 書類や私物の管理がしやすい
  • チームメンバーの居場所が把握しやすい

固定席型レイアウトの事例を見る

グループアドレス型レイアウト

グループアドレス型レイアウト

グループアドレス型レイアウトとは、チームや部署ごとにまとまって席を配置するレイアウトです。メンバー同士の顔が見えやすく、密なコミュニケーションや情報共有がスムーズに行えます。部署ごとの一体感や連帯感を高めるのに適しています。

《 メリット 》

  • チーム内の連携が強化される
  • 報連相がしやすい
  • チームで迅速に意思決定ができる

グループアドレス型レイアウトの事例を見る

フリーアドレス型レイアウト

フリーアドレス型レイアウト

フリーアドレス型レイアウトとは、固定席を持たず、社員が自由に好きな席を選んで仕事をするレイアウトです。集中して作業したい時は窓際のカウンター席、チームでディスカッションしたい時は大きなテーブル席など、タスクに合わせて働く場所を変えられます

《 メリット 》

  • 部署や役職を越えたコミュニケーションが生まれやすくなる
  • オフィスの省スペース化につながる
  • 社員の自律的な働き方を促進する

フリーアドレス型レイアウトの事例を見る

3.おしゃれなワークスペースを実現するレイアウトのコツ

ワークスペースをおしゃれに見せるためには、見た目の美しさだけでなく、機能性と統一感を保ったレイアウトも重要です。雑多なモノが散らかっていると、見た目が煩雑になるだけでなく、集中力も妨げられてしまいます。

ここでは、洗練されたワークスペースを作るためのコツを解説します。

3-1.コードを隠す

デスク周りのコード類は、おしゃれなワークスペースの見た目を乱す最大の原因のひとつです。パソコンやモニター、充電器など、絡まりがちなコードを結束バンドやコードボックスでスッキリとまとめるだけで、ワークスペースは格段に洗練された印象になります

デスクの裏側にコードを固定するケーブルトレーを設置すれば、足元もスッキリして掃除も楽になります。また、複数の機器のケーブルをまとめて収納できるケーブルボックスは、埃が溜まるのを防ぐだけでなく、見た目の統一感を生み出す優れたアイテムです。

上記のツールを駆使できるようなデスクとレイアウトを導入すると、無機質なコードを視界から排除でき、整然としたスマートな印象のワークスペースが完成します。

3-2.頻繁に使用するモノは近くに置く

理想的なレイアウトのワークスペースは、必要なものがすぐに手に入る機能性も兼ね備えています。筆記用具や付箋、ハサミなど、頻繁に使うアイテムは、デスク上や手の届きやすい場所に美しく配置できるよう、収納スペースを確保することが大切です。

ペン立てや引き出しの仕切りを活用し、モノ一つひとつの定位置を決めることで、散らかりにくく、作業効率もアップします。一方で、使用頻度の低い書類や備品は、ファイルボックスやデスク下の引き出しに収納すれば、デスク上を広々と使えます。

使う頻度に応じて収納場所を分ける取り組みは、見た目の美しさを保ちながら、スムーズなワークフローを実現するためにも重要です。

3-3.壁際なら有孔ボードで壁面収納も検討

壁付け型レイアウトのワークスペースなら、有孔ボードはぜひ取り入れたいアイテムです。フックや専用の棚を使えば、ペンやメモ帳、小物などを吊るしたり、ディスプレイしたりできます。

壁一面を収納スペースとして有効活用できるため、デスク上のスペースを確保しながら、おしゃれな「見せる収納」を実現できます。たとえば、お気に入りのポストカードや小さなグリーンを飾れば、自分だけのギャラリーとして気分転換にもつなげられるのが魅力です。

ほかにも、壁際に設置できる突っ張り壁面やキャビネット、ウォールシェルフなどさまざまなアイテムが登場しているため、ワークスペースのインテリアに応じた壁面収納を検討しましょう。

3-4.足元のデッドスペースはデスクワゴンもおすすめ

デスク下の足元は、意外とデッドスペースになりがちです。そこにキャスター付きのデスクワゴンを置けば、書類や文房具、本などをまとめて収納でき、必要な時にサッと引き出せます

また、デスクワゴンは、デスク上のスペースを確保するだけでなく、見た目の統一感も生み出す重要なアイテムです。引き出しごとに書類を分類したり、一時的に使用するものを仮置きするスペースとして活用したりすれば、業務の効率化にも貢献します。

さらに、キャスター付きデスクワゴンであれば、移動も簡単です。掃除をする時や、隣の席の家族と書類を共有したい時などにも役立つなど、デスク周り全体をスッキリと片付けられます。

4.快適なワークスペースづくりで大切なポイント

おしゃれな見た目だけでなく、「快適さ」もワークスペースのレイアウトには欠かせない要素です。「長時間作業しても疲れにくい」「集中力を維持できる」といった空間を作るには、いくつかの点に気を配る必要があります。

ここでは、快適なワークスペースづくりで大切なポイントについて解説します。

4-1.デスクの高さや幅にも気を配る

デスクは、ただ広ければ良いわけではありません。自分の身長や作業スタイルに合った高さと幅を選ぶことが重要です。デスクの高さが合っていないと、猫背になったり、肩や首に負担がかかったりして、肩こりや腰痛の原因になります。

理想的な高さは、椅子に深く座った時に、肘が90°になる位置にデスクの天板が来る高さです。肘が自然に曲がる位置に手元があれば、キーボードやマウス操作が楽になり、長時間の作業でも疲れにくくなります。

また、デスクの幅はマウスやキーボード、資料などの作業スペースを確保できるかどうかが重要です。最低でも幅120cm、奥行き60cm以上を目安に選ぶと良いでしょう。最近は立ったまま仕事ができる昇降式のデスクも人気があり、気分転換や健康維持にも役立ちます。

4-2.オフィスチェアの機能性も重視

ワークスペースでもっとも重要と言えるのが、オフィスチェアです。特に長時間座って作業する場合は機能性を重視して選ぶ必要があります。単に座り心地が良いだけでなく、身体をしっかりとサポートしてくれるかどうかが重要です。

ヘッドレスト 首に沿って頭部の重みを支え、首周りへの負担を軽減
ランバーサポート 背骨のS字カーブを保ち、腰への負担を軽減
アームレスト 腕や肩の重みを分散して休ませ、肩こりの症状を改善
座面調整 デスクの高さに合わせて、最適な座面高に調整

高機能なオフィスチェアほど高価になってしまうものの、長時間のデスクワークで体の疲労感を軽減したい場合は、オフィスチェアの機能性が大切です。自分の体にピッタリフィットしたワークスペースを構築すれば、長時間のデスクワークでも体の疲労感を分散して疲れにくくできます。

その結果、体の違和感から仕事への没入感が減ってしまったり、集中力が削がれてしまったりするケースを減らし、生産性を高めることが可能です。業務効率と身体への投資と考えれば、十分に価値のある選択と言えます。

4-3.照明周りも仕事の快適さに貢献

照明は、集中力や目の健康に大きく影響します。日中の作業が多い場合は、自然光を最大限に活用しつつ、デスクライトで手元を明るく照らすことが重要です。デスクライトは、光が広がりすぎず、手元をピンポイントで照らせるものが理想的とされています。

モニターの光とデスクライトの光のバランスを調整すれば、目の疲れを軽減できます。また、天井照明だけでなく、間接照明をプラスすることで、空間に奥行きが生まれてリラックスできる雰囲気を作り出せるのも魅力です。

温かみのある電球色と、作業に適した昼白色を切り替えられる照明を選ぶと、時間帯や用途に合わせて使い分けができます。

4-4.インテリアとカラーコーディネートの統一感

ワークスペースは、ただモノを置くだけの場所ではありません。インテリアやカラーコーディネートに統一感を持たせることで、より居心地の良い、モチベーションの上がる空間になります

テーマカラーを決める 部屋全体のベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを決めると、家具や小物を選びやすくなります。たとえば、白を基調に木の色をメインにし、グリーンを差し色にする、といった具合です。
素材感を統一する 木の温かみ、金属のシャープさ、ファブリックの柔らかさなど、素材感を合わせることで、空間にまとまりが生まれます。
植物を置く 観葉植物は空間に彩りを与えて温かみのあるワークスペースを演出できます。小さな鉢植えから大きなものまで、好みに合わせて選んでみましょう。

まとめ

ワークスペースのレイアウトには、在宅ワークスペースからオフィス向けデザインまで多種多様なものが存在します。おしゃれで快適な仕事場を作るには、部屋の広さや仕事のスタイルに合わせて、最適なレイアウトを見つけることが大切です。

もっとも重要なポイントは、自分が最高に集中できる空間を構築する点です。おしゃれなレイアウトや機能的なオフィス家具を取り入れるだけでなく、心地よいと感じる色味や素材を選んで、自身のモチベーションを高める取り組みも求められます。

もし、オフィス家具選びやワークスペースのレイアウトにお困りの方は、この機会にオフィスコムまでご相談ください。オフィスコムでは多種多様なオフィス家具を取り揃えているほか、専門家によるオフィスデザイン&コーディネートも承っております。

プロによる工事から設備の移設、什器の導入まで幅広く対応しておりますので、興味をお持ちいただけましたらぜひお気軽にお問い合わせください。

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