公開:2022.01.14

自宅にワークスペースを作る魅力とは?おすすめの場所・レイアウトも

テレワークの推進により、在宅勤務をする人が増えています。自室で仕事をしていても集中力が続かず、自室とは別にワークスペースを作りたいと考える人も多いのではないでしょうか。

ワークスペースは仕事専用に使う空間であり、デスクワークに集中できるように作ることが重要です。当記事では、自宅にワークスペースを作る魅力から、ワークスペースにおすすめの場所とレイアウト例、ワークスペースを作るときの注意点までを解説します。

1.自宅にワークスペースを作る魅力

自宅にワークスペースを作る魅力

自宅にワークスペースを作る魅力には、以下の3つが挙げられます。

・ワークスペースがないときよりも集中できる

ワークスペースを作ることで、生活用の空間と仕事用の空間を分けられます。食事や就寝のときにも仕事道具を片付ける必要がなく、仕事に集中できる環境を作れることが魅力です。

・適度にリラックスしながら仕事ができる

自宅のワークスペースでは、適度にリラックスしながら仕事ができます。サテライトオフィスやカフェでは他人の視線が気になる人におすすめです。

・育児・介護と仕事を両立させやすい

自宅のワークスペースは、育児・介護と仕事を両立させやすいことが魅力です。自宅内であれば見守りが簡単にでき、安心して仕事に集中できます。

2.ワークスペースにおすすめの場所

自宅にワークスペースを作るときは、職場環境に必要な設備を設置できる場所で、かつ仕事に集中できる場所を選びましょう。

ワークスペースにおすすめの場所は、リビング・ダイニング・デッドスペースの3つです。ここでは、それぞれの場所でデスクを配置する位置と、ワークスペースを作るときに押さえるべきポイントを解説します。

2-1.リビング

リビングは間取りが広く、ワークスペースに必要な面積を簡単に確保できます。リビングはフロアライトなどの照明器具や空調設備が整っていて、リラックスできる環境が作りやすいこともメリットです。

リビングにワークスペースを作る場合は、デスクを壁側に向けて配置しましょう。デスクを部屋の中央に向けて配置すると、テレビや雑誌類が視界に入りやすくなり、仕事に集中できなくなる可能性があります。

開放感のあるワークスペースを作りたい人は、窓の前にデスクを配置することがおすすめです。窓から見える景色で視界が広くなり、自然光で手元が照らされて作業もしやすくなります。

2-2.ダイニング

仕事と並行して家事もする人は、ワークスペースをダイニングに作ることがおすすめです。ダイニングはキッチンや水回りへのアクセスがしやすく、仕事の合間に料理・洗い物・洗濯などの家事を行えます。

ダイニングにワークスペースを作るときは、住宅の動線とは離れた位置にデスクを配置しましょう。動線とデスクの距離をあけることで、仕事中に家族の生活音が気になりにくくなります。また、キッチンの近くにデスクを配置しないことも重要です。キッチンに近いと火・油・水滴などにより、パソコンや書類を傷めてしまいます。

デスクの配置がダイニングテーブルと近くなるときは、パーテーションの設置がおすすめです。パーテーションを設置することで、食事中の汁はねなどからモニターや書類を守れます。

2-3.デッドスペース

階段下などのデッドスペースにワークスペースを作ると、自宅の空間を無駄なく活用できます。デッドスペースは住宅の動線から外れていて、同居する家族の生活音や視線が気にならないことがおすすめの理由です。

階段下にワークスペースを作る場合は、身動きが窮屈にならない場所にデスクを配置しましょう。階段下のワークスペースでは、座った状態で足を伸ばせること、立ち上がったときに頭を天井へとぶつけないことが重要です。足元に物を置きすぎないようにすると、掃除もしやすくなります。

フリースペースの2階ホールにワークスペースを作るときは、階下に物が落ちないようにデスクを配置してください。デッドスペースはコンセントがないことも多いため、コンセント位置は必ず確認しておきましょう。

3.【状況別】ワークスペースのレイアウト例

【状況別】ワークスペースのレイアウト例

自宅にワークスペースを作るときは、まず場所を決めてから、デスクや周辺設備のレイアウトを整えます。

ワークスペースのレイアウトは、「一人暮らし」か「家族や友人と同居している」かによって変えなくてはなりません。ここからは、それぞれの場合におけるレイアウトの例や、ワークスペースに取り入れたいアイテムを紹介します。

3-1.一人暮らしの場合

一人暮らしの場合は、生活空間・仕事空間をエリア分けするレイアウトがおすすめです。レイアウトでしっかりとエリア分けすることで、ワンルームであっても仕事に集中できるワークスペースが作れます。

たとえば、6畳や8畳のワンルームであれば、ベッドが視界に入らない向きにデスクを配置しましょう。ベッドに背を向けるようにデスクを配置することで、仕事中にベッドで休みたくなる誘惑を防げます。デスクとベッドの間に、折りたたみやキャスター移動ができるパーテーションを設置することもおすすめです。

1つのデスクを仕事と食事に使うときは、デスク周りに収納家具を配置してください。ノートパソコンや書類をすぐにしまえるようにすることで、デスクの役割を切り替えられます。

3-2.家族がいる場合

家族がいる場合は、仕事中の家族との接し方を考えることが重要です。仕事中も家族とコミュニケーションを取りたいか、家族を気にせず仕事に集中したいかで、ワークスペースのレイアウトを分けましょう。

仕事中も家族とコミュニケーションを取りたい場合は、ワークスペースの見通しを重視します。たとえばリビングに作るワークスペースであれば、周囲にはあまり丈が高い家具・設備は置かず、振り返れば家族の様子が見えるレイアウトにしましょう。

家族を気にせず仕事に集中したい場合は、視線のシャットアウトを重視してください。デスク周りにパーテーションを設置すると、簡単に視線を遮れます。

ウォークインクローゼットなどの小部屋や個室にワークスペースを作り、手を伸ばせば必要なものに届くレイアウトにすることもおすすめです。ワークスペースの明るさが足りないときは、デスクライトを設置しましょう。

4.自宅にワークスペースを作るときの注意点

自宅にワークスペースを作るときの注意点

自宅にワークスペースを作るときは、以下の4点も押さえておくことが重要です。

・コンセントの位置と数

コンセントの位置は足元近くにあったほうが、デスクの下に配線を隠してすっきりとした見た目にできます。コンセントの数は電源タップで増やせるものの、定格容量は元の差込口1つあたり1,500Wまでです。仕事に必要なコンセントの数があるかは、必ず確認してください。

・ワークスペース周辺の収納

デスクの上が散らかっていると、作業効率が低下してしまいます。不要な書類や事務用品は片付けられるように、ワークスペースの収納場所は十分に確保しましょう。備え付けの収納棚がないときは、キャビネットワゴンやカラーボックスの活用がおすすめです。

・部屋の防音性

ワークスペースからWeb会議に参加するなど、静かな仕事環境にしたいときは部屋の防音性が重要です。デスク周りに吸音効果パネルを設置すると、簡単に防音性があるワークスペースを作れます。

・今後を見据えた設計

今はテレワークを中心にしていても、将来的には出社が多くなったり転職したりでワークスペースを使わなくなる可能性もあります。ライフスタイルの変化など今後も見据えて、ワークスペースの間取りはいつでも別の用途で使えるようにしましょう。

自宅にワークスペースを作るときは、実際の使い勝手や将来的な働き方の変化も考えることが大切です。簡単に設置できるオフィス家具を組み合わせて、自分に合ったワークスペースを作りましょう。

まとめ

自宅にワークスペースを作ると、仕事に集中できる環境を作れます。適度にリラックスできて、育児・介護と仕事を両立できることが、自宅にワークスペースを作る魅力です。

ワークスペースにおすすめの場所として、リビング・ダイニング・デッドスペースが挙げられます。部屋の間取りやライフスタイルを踏まえて、ワークスペースを作る場所やレイアウトを考えてください。

今回紹介した4つの注意点も押さえて、快適に仕事ができるワークスペースを作りましょう。

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