公開:2021.07.09
更新:2022.07.26

オフィスチェアの処分方法は? 費用目安と出費を抑えるコツ

不要になったオフィスチェアをどう処分するべきかお悩みではありませんか?実は、個人や事務者の違いや、椅子の状態、処分費用をかけられるかどうか等でオフィスチェアの最適な処分方法が異なります。

この記事では、ケース別のオフィスチェアの処分方法と費用相場について解説します。


▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・家庭で使うオフィスチェアを処分したい方
  • ・費用を抑えてオフィスチェアを処分したい方
  • ・オフィスチェアの処分方法を知りたい方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・家庭や事務所のオフィスチェアを処分する方法
  • ・コスパよくオフィスチェアを処分する手法
  • ・オフィスチェアの処分に掛かる費用相場

1.オフィスチェアを粗大ゴミとして処分できる?

結論から述べると、オフィスチェアは粗大ゴミとしても処分できます。各自治体に手続きをすれば、ゴミ処理券を通して各ご家庭で使用していたオフィスチェアの廃棄が可能です。

ただし、法人企業がオフィスチェアを粗大ゴミとして処分するのは難しくなっています。あくまで粗大ゴミとしての処分が許されるのは一般家庭に留まり、事務所などがオフィスチェアを処分するには別途手続きが必要なケースが大半のためご注意ください。

ここでは、オフィスチェアを粗大ゴミとして処分するために必要な手順について、各ご家庭での手続きをご紹介します。

1-1.家庭用で使用していたオフィスチェアの処分方法

ここ数年でテレワークを取り入れる企業も増え、オフィスチェアを家庭で使用する人も増加傾向にあります。デスクワークを快適にするオフィスチェアは、オフィスデスクと合わせて人気を集めている製品のひとつです。。

そんなご家庭から出たオフィスチェアを処分する場合は、粗大ゴミとして処理できます。住んでいる自治体にオフィスチェアの回収を依頼したり、指定場所に出したりすれば粗大ゴミとしての処分が可能です。

ただし、粗大ゴミとしてオフィスチェアを回収する場合は、「粗大ゴミ処理券」のステッカーが必要です。コンビニでも購入できますが、肝心の費用や支払い方法は自治体によって異なるためご注意ください。

1-1.家庭用で使用していたオフィスチェアの場合

1-2.ガスシリンダー付きの椅子を分解して処分する場合の注意点

ガスシリンダー付きのオフィスチェアは、そのままだと自治体で回収してもらえない可能性に注意が必要です。ガスシリンダーとは、 座面の高さを調節する機構のひとつで、作業になれていない人だと解体に少し手間取ってしまいます。

自治体によってはガスシリンダー付きのタイプのオフィスチェアは回収できない場合があります。また、購入時に組み立てたオフィスチェアを処分のために分解して小さくしても、椅子として使っていた元の大きさで粗大ゴミに分けられる場合も。

どちらのケースも、自治体によって対応が違うので必ず処分する前に住んでいる自治体に問い合わせが必要です。

2.事務所で使用していたオフィスチェアの処分方法

2.事務所で使用していたオフィスチェアの場合

事務所で使っていたオフィスチェアは、粗大ゴミとしては処分できません。必要なくなった什器などは企業が適正に処分しなければいけないと法律により定められているため、廃棄物処理場に持ち込む必要があります。

一度に大量のオフィスチェアを処分する場合は、自治体が許可している一般廃棄物処理業者に依頼して引き取ってもらえます。産業廃棄物としてオフィスチェアを処分する場合は、総重量で費用が換算されるためご注意ください。

3.不用品回収業者に引き取ってもらう処分方法

3.不用品回収業者に引き取ってもらう方法

不要なオフィスチェアは不用品回収業者に引き取ってもらう方法があります。不用品回収業者には買い取りも行なっているケースがあり、比較的新しいオフィスチェアや状態がよければ買い取りで処分費用を浮かせられます。不用品回収業者は都合のいいタイミングで回収しに足を運んでくれるため、処分の手間もかかりにくいのがメリットです。

最初に電話で見積もりを出してもらえばおおよその不用品回収費用も把握できます。持ち込む手間や手続きも簡略化される簡単にオフィスチェアを処分したい方は不用品回収業者を利用するのも手段のひとつです。

4.リサイクルショップやフリマサービスで買い取ってもらう処分方法

4.リサイクルショップやフリマサービスで買い取ってもらう方法

傷も少なくキレイな状態のオフィスチェアなら、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。査定までの手間は掛かるものの、ほとんどのリサイクルショップは査定の費用は無料です。複数のオフィスチェアを処分したり、オフィスデスクと一緒に処分したりしたい場合は、リサイクルショップの出張査定を利用するのをおすすめします。

4-1.状態がいいオフィスチェアは買い取ってもらえる可能性が高い

使用年数が少なかったり、キズや汚れがなかったりするオフィスチェアは買い取ってもらえる可能性が高くなります。3年前後使っていても、新品同様の状態のいいオフィスチェアは買い取ってもらえるかもしれません。また、長く使っていたオフィスチェアでも、国内外の有名ブランドやメーカーのオフィスチェアは査定額が高くなりがちです。「オカムラ シルフィー」のようなタイプで正常に機能したり、汚れや変色が少なかったりすれば、納得のいく買い取り額を提示してもらえる可能性があります。

リサイクルショップでオフィスチェアを処分する場合は、査定前に汚れやホコリを拭き取りきれいにしておくと、査定額のアップが期待できます。

5.オフィスチェアを処分する際の費用相場を比較

5.オフィスチェアを処分する際の費用相場を比較

オフィスチェアを処分するときの費用相場は、一般家庭と法人格でそれぞれ異なります。一般家庭では「家庭用粗大ゴミ」、事務所や企業は不用品回収業者等に依頼するため掛かる費用計算が異なるためです。また、処分したいオフィスチェアの数や処分を依頼する自治体などによっても費用は変わります。

5-1.家庭用粗大ゴミとして処分する場合の費用相場と東京・大阪の例

オフィスチェアを家庭用粗大ゴミで処分する場合は、回収費用と運搬費用を合わせた料金が処分費用です。自分で処理場などにオフィスチェアを持ち込めると、その分運搬費用が浮くため処分費用を安く抑えられます。東京港区でオフィスチェアを粗大ゴミで処分する場合は、400円です。ただし、持ち込みする場合は、回収料金はかかりません。

大阪市の粗大ゴミの費用は、オフィスチェア200円と東京の半分です。ただし、回転機能付きのオフィスチェアは400円になります。東京や大阪もインターネット・電話で粗大ゴミ回収の受付ができます。受付後に粗大ゴミ回収券を購入し、受付番号か名前を記入して粗大ゴミに券を貼っておけば回収に来てくれます。

参照ページ
東京都港区分別ガイドブック 主な粗大ごみ料金表
大阪市:粗大ごみ処理手数料一覧表

5-2.不用品回収業者に依頼する場合の費用相場と東京・大阪の例

不用品回収業者にオフィスチェアの回収を依頼する場合、オフィスチェアの数量によって処分費用が変わります。また、業者ごとに処分費用が大きく変動するため注意が必要です。無料でオフィスチェアを引き取ってくれる業者もいれば、一部買い取りで回収料金を安くしてくれるサービスもあります。

東京でオフィスチェア1つを回収してもらう場合の費用相場は1,000円前後です。大阪の不用品回収業者のオフィスチェア引き取り費用も東京とあまり変わらず、1つ1,000円前後からとなっています。業者によっては、オフィスチェアの処分費用のほか、出張料や作業料がプラスされる場合があります。多数のオフィスチェアを回収してもらう場合は、法人での契約をすれば値引きしてくれる業者もあるため要チェックです。

参照ページ
椅子(イス・オフィスチェア)の処分やリサイクル|かかるお金(費用)も説明します。 - 不用品回収の達人
法人様でも値引き可能!大阪でオフィスチェアをお得に処分する方法 | 大阪府の回収業者おまかせリサイクル

まとめ

オフィスチェアの処分方法は、家庭で使っていたか事務所やオフィスで使っていたかによって変わります。自宅で使っていた場合は、粗大ゴミとして各自治体に連絡しれば簡単に処分できます。自分で処理場に持ち込みすると回収費用が安くなるため、コストを抑えてオフィスチェアを処分したい方は要チェックです。

一方で企業がオフィスチェアを処分する場合は、産業廃棄物として適正に処分するか、リサイクルショップなどに買取してもらう方法があります。リサイクルショップの査定は無料のため、買取してもらえそうなオフィスチェアがあるか見てもらい、それから処分へ手順を進めるとコストを抑えて処分・回収を進められるでしょう。

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