公開:2019.10.08

集中力を保つ高機能チェアの特徴|失敗しないチェアの選び方まで

オフィス業務の際には、座るためのチェア選びも重要となります。コスパ重視で安いチェアを買ってしまい作業に集中できないという事態は避けたいものです。しかし高いチェアならば大丈夫というわけでもありません。

そこでおすすめしたいチェアが高機能チェアです。高機能チェアには、座るだけで姿勢を改善する機能がついています。他にも体の負担を和らげ、集中力を長時間維持することも可能です。

今回は、高機能チェアの特徴や、失敗しない選び方について解説します。また、仕事に集中できない原因と改善策もまとめました。チェア選びで悩んでいる方や、集中力が高まるオフィスチェアを導入したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

1.仕事に集中できない原因と改善策

仕事に集中できない原因と改善策

仕事に集中できない原因は、主に以下の2種類に分類されます。

  • ・体調や睡眠不足などの内的要因
  • ・職場の人間関係や仕事環境などの外的要因

仕事に集中できないと感じる場合には、どのようなことが原因になっているかを把握して、改善策を講じることが大切です。また、集中を妨げる原因が複数存在している場合もあります。

ここでは主な原因と改善策について、内的要因と外的要因の2つの観点で解説します。

1-1.内的要因

仕事に集中できない内的要因としては以下のような例があげられます。

◯睡眠不足や疲れなどの体調不良
睡眠不足や疲れなどの体調不良の状態では、当然ながらパフォーマンスが落ちるため集中力が保てません。休息や休憩を十分にとり、万全な体調で業務を行うことが大切です。

◯業務時間やデッドラインを決めない
業務時間やデッドラインを決めずに仕事をすることも、集中力が散漫になる原因となります。人が集中できる時間には限界があるため、長すぎる業務時間には注意が必要です。30分や1時間など、業務時間を決めて集中しましょう。また、仕事のデッドラインを決めることでも、集中力が高まります。

◯一度にたくさんのタスクをこなそうとする
一度にたくさんのタスクをこなそうとすることも、集中力が低下する内的要因の1つです。同時に複数のタスクに取り組むと、1つ1つに対する注意力が低下します。業務効率を一定に保つためには、取り組むタスクの量を制限することが大切です。

◯心配事や不安
また、心配事や不安などの精神的なストレスも、仕事への集中を妨げます。可能な限りストレスを解消した上で業務に取り組むことが、集中力を高めるポイントです。

1-2.外的要因

仕事に集中できない外的要因として、以下のような例があげられます。

◯周囲の人との人間関係
家族や友人、職場の人との人間関係は、集中力に影響します。相性の悪い相手とは極力距離を取るようにするなど、周囲の人との人間関係を調節しましょう。

◯職場環境
人の出入りが多かったり、周囲からの目線が気になったりするなどの職場環境も、集中を妨げる要因です。パーテーションでデスクを区切るなど、集中しやすい職場環境づくりが欠かせません。

◯デスクやチェアのサイズが合っていないこと
デスクやチェアのサイズが自分に合っていないと、作業効率が下がります。身長や座高に合わないデスクやチェアは体への負担を高めるため、適切なサイズ選びが大切です。

◯頻繁なメールや電話
また、メールや電話が頻繁に入る環境では、仕事に集中できません。業務をこなすためのまとまった時間を確保し、可能な限り中断せずに業務を終わらせましょう。

2.集中力を維持できる高機能チェアの特徴とは?

集中力を維持できる高機能チェアの特徴とは?

オフィスでは長時間座った状態でのデスクワークが前提となるため、疲れにくいオフィスチェアを使うことが大切です。座り心地の悪いオフィスチェアや自分に合っていないオフィスチェアを選ぶと、すぐに姿勢が崩れて集中力が低下します。

高機能チェアの場合は、人間工学に基づいた様々な機能が付いているため、正しい姿勢を楽に長時間キープすることが可能です。背筋を伸ばして骨盤を立てた姿勢は、体にかかる負担がバランスよく分散されるため疲れにくく、脳への血流量も増やします。

高い集中力を保てる姿勢では、背骨がゆるやかなS字カーブを描きます。普通の椅子に座った場合、時間の経過とともに背筋が曲がり、猫背になってしまう人も少なくありません。猫背は腹部の圧迫や腰痛の原因となります。

高機能チェアは、ただ座るだけで無理なく正しい姿勢になることが特徴です。普通の椅子と比べて高さや角度を調整できるパーツが多い点や、背もたれの面積が広い点が主な違いとなります。

高機能チェアには様々なタイプがあるため、体のサイズや業務内容に合わせて適切な高機能チェアを選ぶことが大切です。

3.【集中力の維持におすすめ】失敗しない高機能チェアの選び方

高機能チェアには様々な機能があり、業務内容や重視する内容によって最適な高機能チェアが異なります。失敗しない高機能チェア選びの主なポイントは以下の5つです。

  • ・ロッキング機能
  • ・リクライニング機能
  • ・座面調節機能
  • ・ヘッドレストの有無
  • ・ランバーサポートの有無

高機能チェアの用途によっては、付いていなくても問題ない機能もあります。各機能の特徴を把握した上で、自分に合ったデザインの高機能チェアを選びましょう。

3-1.ロッキング機能があるか

ロッキング機能

ロッキング機能は、背もたれに体重をかけた時に、反発力を保ちながら傾いてくれる機能です。多くの高機能チェアにはロッキング機能が搭載されています。

ロッキング機能を持つパーツは背もたれと座面の2つです。前傾姿勢で机に向かって作業する機会が多い人は、背もたれのロッキングだけで十分にリラックスできます。背もたれと座面が最適な角度で同時に傾くシンクロロッキングであれば、自然な体の動きに近いためリラックスする際に最適です。

3-2.リクライニング機能があるか

リクライニング機能は、座面に対する背もたれの傾きを一定の角度で固定する機能です。多くの高機能チェアにリクライニング機能が搭載されています。

リクライニング機能とロッキング機能はどちらも背もたれの傾きを調整する事が可能です。ただし機能の範囲が異なるため、同一視してはいけません。ロッキング機能が体重移動に合わせて動くことに対して、リクライニング機能は背もたれの角度が固定されることが主な違いです。

リクライニング機能で適切な背もたれの角度を固定することで、正しい姿勢を無理なくキープできます。リクライニング角度が段階的に調整できるタイプと、無段階で調整できるタイプがあるため、好みの方を選びましょう。

3-3.座面の調節ができるか

座面の調節機能は、高機能チェア選びに欠かせないポイントです。座面の高さを変える機能のほかに、座面の角度を変える機能が付いている高機能チェアも存在します。また、調節のための操作が簡単にできるレバー式のものが人気です。

座面の高さが自由に調節できる高機能チェアなら、身長や座高に合わせて最適な高さで座ることができます。さらに、座面の角度を前傾姿勢や後傾姿勢に調節できる高機能チェアでは、業務内容に応じて適切な姿勢を保つことが可能です。

ディスプレイなどを長時間見続けるパソコン作業中心の仕事の場合は後傾姿勢、机の上で資料を扱う仕事の場合は前傾姿勢の高機能オフィスチェアをおすすめします。

3-4.ヘッドレストが付いているか

ヘッドレストは後頭部を支えるパーツで、背もたれの上に付属しています。ヘッドレストは背もたれに完全に体を預けた状態でのみ機能するパーツのため、リラックスしたい人におすすめです。反対に、業務に集中して取り組む用途でしか高機能チェアを使わない人にとっては、ヘッドレストは必ずしも必要ではありません。

オフィスワークに集中する時と、気分転換にのんびり座りたい時の両方で利用したい場合は、ヘッドレスト付きの高機能チェアがおすすめです。

3-5.ランバーサポートが付いているか

ランバーサポート

ランバーサポートは、背もたれの腰が当たる部分についているパーツです。ランバーサポート付きの高機能チェアは背骨の自然なS字カーブをサポートし、集中力アップや腰痛対策に役立ちます。

背筋を伸ばした正しい姿勢を長時間キープしたい方は、ランバーサポート付きの高機能チェアを選びましょう。

背もたれの高いハイバックの高機能チェアは、ランバーサポート付きの場合が多いです。メッシュタイプ素材ならフィット感や通気性が高く、快適に利用できます。

まとめ

仕事に集中できない要因の内、仕事環境の問題は高機能チェアによって解決できます。高機能チェアなら、長時間座っても正しい姿勢がキープできるため、高い集中力を保つことが可能です。また、肩こりや腰痛予防にも役立ちます。

ロッキングやリクライニング、座面調節、ヘッドレストやランバーサポートの有無など、使いやすい機能が揃っているかしっかりと確認しましょう。ただしすべての機能が備わっている必要はなく、業務内容によっては不要な機能もあります。

高機能チェアの購入で悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考にして適切な高機能チェアを選んでください。

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