公開:2019.08.19
更新:2022.07.14

オフィスチェアで腰痛予防! プロ厳選の腰当て付きチェア9選!

デスクワークなどで長時間パソコンデスクに向かっていると、肩や首、腰などが凝り、翌朝にも疲れが残るといった悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。肩や首、腰などが凝る原因は、間違った姿勢で腰や肩に負担がかかっている場合が大半です。

デスクワーク時の腰痛をできる限り予防するためにも、正しい姿勢へと導いてくれる腰当ての付いたオフィスチェアを選びましょう。

今回は、「腰痛を軽減させる椅子の正しい座り方」や「腰への負担を軽減する腰当ての付いたオフィスチェアの選び方」「おすすめの腰当て付きオフィスチェア」を紹介します。

1.椅子に座っていても疲れる原因とは?

椅子に座っていても疲れる原因とは?

仕事上、長時間椅子に座ってデスクワークをしていると、腰痛に悩まされる人も多いでしょう。

しっかりしたオフィスチェアに座っていても身体が疲れる原因の1つは、間違った座り方が挙げられます。
例えば、猫背や頬杖をつく姿勢は、頭が腰より前に出てしまうため、腰に大きな負担をかけます。また、「オフィスデスクに対して斜めに座る」「足を組む姿勢」なども、腰の左右どちらかに負担をかけてしまうため、腰痛になりやすい姿勢のため注意が必要です。さらに、背もたれに大きくもたれる座り方も一見楽に見えますが、脊柱がたわみ、腰を圧迫するほか、首回りが緊張して肩凝りが起こりやすくなります。

オフィスチェアに座っている姿勢は、立っているよりも腰や首への負担が少なく思えるかもしれません。しかし、間違った座り方を続けてしまうと腰回りや首回りが凝り、疲労感だけでなく腰痛を引き起こす可能性があります。腰痛を予防・改善するためにも、オフィスチェアを使うときは正しい座り方を意識することが重要です。

1-1.腰痛を軽減させる椅子の正しい座り方

デスクワークで長時間快適に作業し続けには、椅子の正しい座り方のコツをおさえましょう。

  • ・座面には深く腰かけ、背もたれには軽く背中が当たるようにする
  • ・膝の関節が股関節より少し高くなるように、椅子の高さを調整する
  • ・お腹と机の間はこぶし一つ分空け、体と机を平行に保つ
  • ・あごを引いて頭をまっすぐにする
  • ・足の裏全体が床につくようにする

上記のポイントをしっかり守ることで、立っているときの姿勢と同様に背骨のS字カーブが保たれるため、骨盤がしっかりと立った状態にできます。

1-2.腰への負担が少ないオフィスチェアを選ぶことも重要

椅子に座って長時間作業しているうちに、ついつい姿勢が乱れてしまう人も少なくありません。そこで、腰への負担が少ないオフィスチェアを使用すれば、正しい姿勢を保ち続けられます。高機能なオフィスチェアなら座っているだけで正しい姿勢に導いてくれるため、腰痛の軽減効果も期待可能です。

腰痛防止に効果的なオフィスチェアには、以下の3つの共通点があります。

①ランバーサポート機能が付いている
ランバーサポート機能とは、背もたれ部分の中部をカーブさせることで、背骨のS字形状を保ってくれる機能です。背骨が自然にカーブするため、骨盤が立ち腰への負担を軽減できます。

②ヘッドレストが付いている
ヘッドレストとは、身体で一番重い部位の頭を支えることで、首周りの負担が分散しやすくなる機能です。頭を正しい位置に固定しやすくなるため、姿勢の乱れを防げるほか、腰への負担も軽減できます。

③腰当てが付いている
腰当ては、ランバーサポート機能と同様に猫背を防ぎ、背骨のS字カーブを保ちやすくなるアイテムです。オフィスチェアのなかには、腰当てを自由に取り外しできるタイプもあります。

腰痛予防のオフィスチェアを探している場合は、特に腰当ての有無が重要です。腰当てが付いたオフィスチェアなら、背骨のSカーブを保ちやすいため、腰の負担を軽減して仕事を快適に行いやすくなります。

2.腰への負担軽減を目的とした最適なオフィスチェアの選び方

腰への負担軽減を目的とした最適なオフィスチェアの選び方

腰痛予防には腰当ての付いたオフィスチェアが役立つものの、人によって背骨のSカーブが異なるため、自分に合っていない腰当て付きのオフィスチェアを選ぶと、逆に腰痛を悪化させる可能性があります。

そのため、腰当ての付いたオフィスチェアを購入する際は、やみくもに「腰当て付きオフィスチェア」を買うのではなく、自分の腰にマッチしたオフィスチェアを選びましょう。自分の体に合った大きさや素材の腰当て付きオフィスチェアを購入すれば、より正しい姿勢を保ちやすくなるうえ、腰痛も予防できます。
ここでは、腰の負担を軽減する腰当て付きオフィスチェアの選び方を詳しく紹介します。

2-1.腰部のせり出しが多すぎない

腰当ての付いたオフィスチェアを選ぶ際は、腰部のせり出しが自分の背骨のカーブに合っているタイプを選びましょう。腰部のせり出しが多すぎると、背中や腰に負担が掛かる恐れがあります。また、過剰な腰部のせり出しは、腰を圧迫して体内の血流を滞らせてしまうため、すでに腰痛持ちの方は注意が必要です。

腰当ての付いたオフィスチェアが、自分の背骨のカーブと椅子のせり出しの形が合っているかを確かめるためにも、実際にショールームなどで座り心地を試すのをおすすめします。

2-2.ランバーサポート機能が後付けできる

高機能な腰当ての付いたオフィスチェアには、ランバーサポート機能が付いているタイプがほとんどです。とはいえ、ランバーサポート機能の素材や大きさの好みは人によって異なります。そのため、自分の背中や腰の形にランバーサポートが合わなければ、腰回りの違和感から仕事への集中力を欠いてしまうかもしれません。

その点、ランバーサポート機能を後付けできる腰当て付きのオフィスチェアなら、自分に合った角度の腰当てを選べます。違和感を極力抑えて腰の負担を軽減できるため、集中力を欠く心配もありません。また、オフィスチェアを使用している途中で自分の体に合っていないと感じた場合、後付けタイプならいつでも簡単に取り外せます。

腰痛予防にランバーサポート機能のついたオフィスチェアを探している場合は、ランバーサポートを後付けできるタイプを選ぶことで、腰痛の心配を抑えてデスクワークで集中力も維持しやすいメリットがあります。

2-3.背もたれの素材にメッシュを使用している

腰への負担を減らすには、背もたれの素材にメッシュを使用している腰当て付きオフィスチェアを選ぶのも大切です。

座っているときは座面よりも背中の動きの方が大きくなるため、背中周りをしっかりと支えることで腰への負担を軽減できます。メッシュ素材は布やウレタン素材に比べてしなやかに伸びるため、背もたれがメッシュの腰当て付きオフィスチェアなら、腰に掛かる体重を分散させることが可能です。

また、メッシュ素材は通気性も良いため、オフィスチェアに腰当てが付いていても、蒸れを防いで快適に過ごせます。

2-4.座部の素材にウレタンクッションを使用している

腰痛予防に加えて、デスクワーク自体を快適にしたい場合は、座面がウレタンクッションの腰当て付きオフィスチェアがおすすめです。

全面メッシュ素材のオフィスチェアは、通気性が良く見た目もおしゃれです。しかし、メッシュは性質上、体重の掛かる場所が沈み込みやすいため、正しい姿勢の維持が難しくなります。

一方、ウレタン素材は、適度な固さがあるため体重を分散させられます。座面がウレタンクッションのオフィスチェアなら、長時間のデスクワークでも骨盤が立った状態を維持しやすいため、腰当てと合わせることで正しい姿勢を保ちやすくなります。

3.デスクワークを快適にするおすすめの腰当て付きオフィスチェア9選

デスクワークによる腰痛予防で必要不可欠な腰当て付きオフィスチェアには、機能性や座り心地以外にも、機能や素材などいろいろな種類があります。たとえば、オフィス家具ブランドのオカムラ製チェアひとつをとっても、高機能な腰当て付きオフィスチェアからヘッドレスト付きモデルまでさまざまです。オフィスチェアはオカムラやコクヨのシリーズものブランドをはじめ、カラーやデザインも豊富な種類があるため、自分好みの椅子を見つけるのもポイントです。

ここからは、特におすすめの腰当て付きオフィスチェアを紹介します。以下を参考に、自分に適したタイプの腰当て付きオフィスチェアを見つけましょう。

オフィスチェア YS-1

オフィスチェア YS-1

シンクロロッキング、座面スライド、可動肘などこの価格からは想像できないほどの機能でデスクワークをサポートします。背もたれはメッシュ・クロスから選べます。

サイズ 幅690×奥行705×高さ950~1045mm
座面高さ / 405~500mm
重量 18.5kg
材質 座 / モールドウレタン、ポリエステル、合板
背部 / ナイロン、ポリエステル
脚部 / アルミ
キャスター / ウレタンキャスター
肘 / ナイロン
オフィスチェア デスクチェア 肘なし チャットチェア

オフィスチェア デスクチェア 肘なし チャットチェア

比較的手頃な価格ながら、位置調整可能なダブルランバーサポート機能付きの製品です。背もたれはメッシュ素材となっており、通気性にも優れています。

サイズ 幅520×奥行580×高さ875〜975×座面高390〜490mm
重量 -
材質 金属(鋼)、合板、ナイロン、ウレタンフォーム、ポリエステル
オフィスチェア 腰楽 ローバック メッシュチェア パソコンチェア

オフィスチェア 腰楽 ローバック メッシュチェア パソコンチェア

取り外し・位置調整可能なダブルランバーサポートが腰の負担を軽減します。背骨のS字カーブが保たれるようなメッシュ素材の背もたれが特徴です。

サイズ 幅590×奥560×高さ930-1030×座面高440-540mm
重量 12.4kg
材質 ポリエステル・スチール・クロムメッキ
オフィスチェア 腰楽 ハイバック メッシュチェア パソコンチェア

オフィスチェア 腰楽 ハイバック メッシュチェア パソコンチェア

ヘッドレストが付いたタイプです。人間の体の中でも重い頭をしっかり支えることで、体重を分散し腰への負担を軽減してくれます。

サイズ 幅620×奥620×高さ1090-1190×座面高440-540mm
重量 14.4kg
材質 ポリエステル・スチール・クロムメッキ
465A300SAM | シンク Think シーガルフレーム Steelcase(スチールケース)

465A300SAM | シンク Think シーガルフレーム Steelcase(スチールケース)

背もたれのフレクサーが背中全体を包み、ダイナミックで持続的なサポートを提供。身体が動くたびに、背中全体を均一にサポートします。

サイズ 幅724×奥行559~616×高さ947~1067mm
座面高さ / 420~547mm
重量 -
材質 本体・肘・ベース / 樹脂成型品
背 / 3Dニット
座 / クロス(オムニ-R)
キャスター / ナイロン
C68AXR | シルフィー sylphy エクストラハイバック 背メッシュタイプ  (オカムラ)

C68AXR | シルフィー sylphy エクストラハイバック 背メッシュタイプ (オカムラ)

背もたれのカーブを2段階で変えられる「バックカーブアジャスト機構」を搭載。腰回りをサポートし体を優しく支えてくれるオカムラのオフィスチェア「シルフィー」シリーズなら、疲れにくく長時間のデスクワークにも適しています。

サイズ 外寸 / 幅648×奥行588~638×高さ1147~1247mm
座面高さ / 420~520mm
脚 / 直径700mm
重量 -
材質 背フレーム / 樹脂成型品
肘 / 樹脂成型品
座シェル / 樹脂成型品
脚 / 樹脂成型品
キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター
CC85MS | コンテッサ セコンダ Contessa II 2 エクストラハイバック 大型固定ヘッドレスト (オカムラ)

CC85MS | コンテッサ セコンダ Contessa II 2 エクストラハイバック 大型固定ヘッドレスト (オカムラ)

初代Contessaの独創的なフォルムを守りながら、機能と強度を大幅にアップグレード。従来のオカムラコンテッサよりも薄くなったメッシュフレームは適度な柔軟性を持ち、ランバーサポートやヘッドレストで座る人の体をやわらかく支えます。

サイズ 外寸 / 幅650~702×奥行620~670×高さ1170~1270mm
座面高さ / 420~520mm
重量 -
材質 背フレーム / アルミダイキャスト
背メッシュフレーム / 樹脂成型品
座 / 樹脂成型品
脚・支基 / アルミダイキャスト
肘 / アルミダイキャスト、スチールパイプ、樹脂成型品
キャスター / 直径75mmナイロン双輪キャスターまたは、直径75mmウレタン双輪キャスター
CP85AS | バロン Baron ハイバック 座メッシュ アジャストアーム ポリッシュフレーム ブラックボディ ランバーサポート付き | オカムラ オフィスチェア

オカムラ オフィスチェア バロン Baron ランバーサポート付き

オフィスチェアメーカーのオカムラが人間工学的に快適な座り心地を追求したランバーサポート付きオフィスチェアです

背面や座面がメッシュ性のため、夏場も快適に使いやすい特長を持ちます。

サイズ 外寸 / 幅630×奥行560~610×高さ953~1053mm
座面高さ / 422~522mm
重量 -
材質 背フレーム / アルミダイキャスト
肘パッド / 熱可塑性ポリウレタン
アジャストアーム / アルミダイキャスト
スチール、樹脂成型品
デザインアーム / アルミダイキャスト
脚 / アルミダイキャスト
キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター
C785CZ | フィノラ Finora ハイバック 座メッシュ アジャストアーム ホワイトパネル ポリッシュ脚 ホワイトボディ ランバーサポート付き | オカムラ オフィスチェア

オカムラ オフィスチェア フィノラ Finora アジャストアーム+ランバーサポート付き

スマートなデザインと快適な微調整機能を搭載したオカムラ製のランバーサポート付きオフィスチェアです。

リクライニングや高さ、反発力、肘パッドの4D調整など多様な調節機能が搭載されています。

サイズ 外寸 / 幅690~740×奥行540~590×高さ970~1070mm
座面高さ / 420~520mm
重量 -
材質 背フレーム / アルミダイキャスト
背メッシュタイプ / 樹脂成型品(PA-GF)
座 / 樹脂成型品(PP)
脚 / アルミダイキャスト
キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスター
肘パッド / 樹脂成型品
肘本体 / アルミダイキャスト、樹脂成型品

まとめ

長い時間デスクワークなどで間違った姿勢を続けていると、慢性的な腰痛などの大きな健康被害を起こす場合があります。まだ体の凝りや疲労感に悩まされていない方でも、知らないうちに間違った姿勢が原因で血行不良を起こしている可能性もあります。

そのため、正しい姿勢に導いてくれる腰当ての付いたオフィスチェアを導入することが重要です。腰当て付きのオフィスチェアなら、快適に作業できるうえ、集中力の維持によって仕事の効率アップにもつなげられます。

快適に仕事を進めるためにも、姿勢を整える腰当ての付いたオフィスチェアの購入がおすすめです。コクヨやオカムラといったオフィスチェアのランバーサポート付きシリーズなら、姿勢を正しやすく腰痛予防にも役立ちます。その際は腰当ての有無などに目を向けて、自分が望む機能性を満たしたオフィスチェアを選定しましょう。

在宅勤務・テレワーク 椅子(チェア)

↑ ページの先頭へ