公開:2021.05.31
更新:2023.01.18

オフィスのエントランスをおしゃれにするポイント|参考デザイン4選

オフィスデザインは企業理念を体現するのみではなく、従業員のモチベーションや作業効率に大きな影響を与えます。特にエントランス周辺のデザインは、オフィスを構えるうえで重要なポイントのひとつです。

動線を左右する間取りやオフィス家具の配置も大切ですが、同じく空間デザインが持つ効果も視野に入れたインテリア性も重要です。

この記事では、オフィスのエントランスを設計するうえで、意識すべきポイントとともに、参考にしたいおしゃれな施工事例をご紹介します。

▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・新しくオフィスを新設する方
  • ・オフィスをおしゃれに彩りたい方
  • ・エントランスのデザイン事例を知りたい方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・オフィスのエントランスが重要な理由
  • ・エントランスを設計するときのポイント
  • ・おしゃれなオフィス・エントランスの参考例

1.オフィスのエントランスが重要な理由

オフィスのエントランスが重要な理由

近年はベンチャー企業のみならず、多くの企業が個性的でおしゃれなオフィスデザインを採用しています。従業員が大半の時間を過ごすワークスペースに加え、エントランスのデザインも重要視することが大切です。

オフィス・エントランスのデザインが重要な理由として、次の2点が挙げられます。

1-1.顧客にとっての第一印象となる

オフィスへの訪問者が第一に目にする場所は、エントランスです。従業員のみではなく、重要な取引先・顧客もオフィスのエントランスを目にします。そのため、エントランスは企業にとっての「顔」と言える存在です。

雑然とした雰囲気のエントランスや、企業イメージにそぐわないデザインのエントランスでは、訪問者によい印象を持ってもらえません。反対に、建物自体が古くてもおしゃれで清潔感があったり、明るく爽やかなデザインだったりと力を入れたエントランスであれば、好印象を抱いてもらいやすくなります。

1-2.企業のブランドイメージに繋がる

オフィスのデザインは、企業のブランドイメージに繋がる重要な要素です。

企業のブランディングにおいて、経営理念やビジョンなどを統一感のある世界観で表現することをCI(コーポレートアイデンティティ)と言います。そんなCIを効果的に伝える方法のひとつが、エントランスのデザインです。

CIを意識したデザインをエントランスに取り入れると、求人サイトなどメディア用の写真としても活用でき、さまざまなシーンでブランディング効果を発揮します。そのため、企業のブランドイメージを高めたい人にとって、オフィスのエントランスをおしゃれにデザインするのは重要だといえます。

2.オフィスのエントランスをおしゃれに設計するポイント

エントランスを設計する際は、訪問者が好印象を持つデザインに仕上げる工夫が重要です。通行者の利便性やセキュリティ面も意識しつつ、自社のイメージが伝わりやすいおしゃれなエントランスにデザインしましょう。

以下では、オフィスのエントランスをおしゃれに設計する際の4つのポイントを紹介します。

2-1.コンセプトを統一する

コンセプトを統一する

CI(コーポレートアイデンティティ)を意識したデザインは、多くのシーンでブランドイメージの確立に役立ちます。オフィスやエントランスデザインのコンセプトを統一し、伝えたいイメージやメッセージを明確化するのが大切です。

最初にワークスペースも含めたオフィス全体で表現したいコンセプトを決定したうえで、エントランスの設計を進めましょう。また、全体的なコンセプトが統一されていると、エントランスとワークスペースの往来時に感じやすい「空間の違和感」がなくなり、おしゃれなオフィスを作りやすくなります。

2-2.ロゴやシンボルを活用する

企業の顔でもあるエントランスは、「どのような名前の会社か」「どのような事業を担っているか」がひと目で分かる要素も求められます。そのためエントランスに、ロゴやシンボルを積極的に入れるのもポイントです。

エントランスの壁面にロゴやシンボルを取り入れる方法には、さまざまな方法があげられます。イラストとして壁一面に大きく描いたり、自社を代表する素材で作成したロゴを壁に差し込んだりと、演出次第でおしゃれなエントランスからスタイリッシュな雰囲気まで、印象は大きく変わるでしょう。

また、コーポレートカラーを取り入れると、より一層企業のブランドイメージを強められます。

2-3.ホスピタリティを意識する

ホスピタリティを意識する

オフィスのエントランス設計は、おしゃれなデザインにこだわるだけでなく、ホスピタリティも意識しなくてはなりません。訪問者が気持ちよく来訪できるよう、「おもてなし」の心がこもった設計を心がける必要があります。

近年では、カウンターと受付係を配置した有人エントランスだけでなく、受付用電話のみを設置した無人タイプも浸透しています。しかし、ホスピタリティを意識した場合、電話で受付担当者が応対して目的の人物へ繋ぐ方法はすこし手間がかかってしまうのも事実です。

訪問者の手間を考えると、受付担当者を介さず目的の人物を直接呼び出せるシステムのほうが喜ばれます。そのため、オフィスのエントランスに受付用のアプリをインストールしたタブレットを設置するなど、おしゃれさと利便性を兼ね揃えたデザインが大切です。

2-4.機能性を持たせる

エントランスにPRスペースとしての機能性を持たせる方法もおすすめです。自社開発の製品を展示したり、液晶パネルでサービスや実績に関するプロモーション動画を流したりと、オフィスのエントランスは事業内容を知ってもらう場としても活用できます。

エントランスの一角にPRスペースを取り入れる場合は、内容を詰め込み過ぎないよう注意する必要があります。雑多な印象はおしゃれさを欠くだけでなく、マイナスイメージに繋がるため、優先的にPRしたい事柄のみをオフィスのエントランスに採用しましょう。

3.参考にしたいおしゃれなオフィス・エントランス4選

他社の事例を参考にオフィスのエントランスを見直せば、よりよいアイディアをイメージしやすくなります。他業種や他業態で活躍する企業のオフィスでも、おしゃれなデザイン・色・設備の組み合わせや、素材の斬新な使い方など、学べる部分は少なくありません。

ここでは、おしゃれさと機能性を兼ね備えた、オフィスのエントランス施工事例を4つ紹介します。

3-1.【株式会社建昇】重厚感のあるエントランスが魅力

【株式会社建昇】重厚感のあるエントランスが魅力

さまざまな業界の企業や個人事業主が集う、レンタルオフィスに施されたデザインです。エントランスの壁面はレンガ調で明るい色の素材を採用しており、個室や廊下部分のナチュラル雰囲気とよく調和しています。

多くの企業や個人の情報・財産を預かりつつ、快適なオフィス環境の提供が求められるレンタルオフィスに適したデザインです。

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3-2.【さくら製作所株式会社】レンガ壁のブルックリンスタイルが魅力

【さくら製作所株式会社】レンガ壁のブルックリンスタイルが魅力

ワインセラーや日本酒セラーの製造・販売を行っている企業のエントランスです。取り扱う商品を思わせるヴィンテージ感漂うレンガ調の壁で、無骨ながら洗練された印象を与えるブルックリンスタイルに仕上がっています。

また、レンガ調の壁を天然木に似た色合いにする工夫によって、床・天井・ドアのモノクロカラーが放つやや硬い印象の軽減が可能です。

さらに、ワークスペースや会議室の壁も部屋ごとに異なる壁材を取り入れています。異なる質感でありながらエントランスとの調和を感じられるおしゃれなデザインと言えるでしょう。

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3-3.【株式会社LillyHoldings】カフェを思わせるエントランスが魅力

【株式会社LillyHoldings】カフェを思わせるエントランスが魅力

インターネット関連事業を行う企業がエントランスに採用したデザインであり、最大の特徴は内装をデザインする際に外観との調和性を意識したことです。

そのため、建物前に設置したテラス席とエントランスには、同系色の木材を使用しています。また、カフェ感を演出するテラス席からは、大きなガラス越しに企業ロゴが見えるおしゃれな仕組みです。

黒い壁面をベースに木目パネルと適度なグリーンが映える、ナチュラルで落ち着いた雰囲気のオフィス・エントランスに仕上がっています。

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3-4.【株式会社ブロードアピール】近未来を感じさせるデザインが魅力

【株式会社ブロードアピール】近未来を感じさせるデザインが魅力

オフィス用機器の販売や、保守を主な事業とする企業のエントランスデザインです。取り扱う自社製品のイメージに合わせ、近未来的でおしゃれな印象を与えるエントランスに仕上がっています。

訪問者を迎える正面の造作壁は二重構造となっており、中心に「X」の文字を模った溝が設けられています。溝部分には照明が仕込まれているため、立体感が増し、中心のロゴ部分をより目立たせることが可能です。

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まとめ

オフィスのエントランスデザインを決めるうえで重要なポイントは、「企業のブランドイメージを確立させる」イメージです。オフィスを訪れた人が好印象を持つよう、おしゃれなデザイン性に加えて、利便性にも配慮する必要があります。

また、予算や必要に応じて、ワークスペースに使うオフィス家具のデザインやカラー、レイアウトをエントランスと相性のよい物に一新するのも選択肢のひとつ。

とはいえ、エントランスを含むオフィス全体のレイアウトデザインをおしゃれにするは、プロによるサポートが欠かせません。そこで、オフィスコムではオフィスサービスを通して多種多様なオフィスの構築サポートを提供しております。

「ご希望のデザイン」を通して、ご納得いただけるようなオフィスのレイアウト・エントランスのデザイン(内装工事)・オフィス家具などのご用意までワンストップでご提供しています。コストパフォーマンスを重視してオフィスのデザインや設計、インフラ周りに掛かる手間を簡略化したい方は、ぜひこの機会にご検討ください。

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