オカムラ コーラルの人気チェア3選! 調整機能や操作性をプロが解説
国内メーカーのなかでも特に高い人気を誇る「オカムラ」には、人気シリーズ「コーラル」が登場しています。身体の動きに追従するオカムラ コーラルは、シンプルながらも最上の操作性を追求しており、スマートに調節を行える機能性が特徴のひとつです。
この記事では、そんなオカムラ コーラルが人気を集める理由について、その特徴や操作性をご紹介します。オカムラ コーラルを実際に使ったユーザーの口コミや、プロが独断でピックアップした人気商品をレビューしていますので、あわせてご参照ください。
1.オカムラ コーラルの特徴は?調整機能や操作性をプロが解説
オカムラ コーラルとは、国内有数のオフィスチェアメーカー「オカムラ」がシンプルデザインと最上級の操作性を追求して制作したモデルです。細かい調節機能で幅広い体格の人が利用できるだけでなく、「誰もが使いやすい操作性」として操作レバーが座面裏に集約されています。
ここでは、多種多様なオフィス家具を取り扱うオフィスコムより、そんなオカムラ コーラルが持つ特徴についてプロが解説します。
1-1.身体を安定して支えるアンクルチルトリクライニング
オカムラ コーラルには、ちょっとした動きも追従して身体を支える「アンクルチルトリクライニング」機能が搭載されています。足のくるぶしを中心として背面・座面がともにシンクロしてスライドするため、リクライニングするときに太ももなどを圧迫する心配もありません。
身体を支えるポイントがずれずにリクライニングできるため、身体のサポート機能を常時活かせるのもメリットです。リクライニング角度は最大で23°まで対応しています。
1-2.簡単に調整できるクイックスライドオペレーション
利用している人の体型や好みにあわせて、リクライニング反力を調節できるクイックスライドオペレーションが搭載されているのも、オカムラ コーラルの特徴です。座面右下にあるレバーを軽くスライドさせるだけでリクライニングの反力を調節できます。
座ったまま自分好みの強さに変更できるため、好みのリクライニング強度へ変更するのも簡単です。クイックスライドオペレーション機能なら、背中の反発力をチェックしつつ微調整を行えます。
1-3.方向に細かく調整できる4Dアーム
オカムラ コーラルには、上下・左右・角度・前後の4方向へ細かく調節できる4Dアームが搭載されています。自分の適切な高さや位置で肘置きを使えると、肩こりなどの症状を軽減する効果も期待できるため、肘置きを適切な位置に調節する作業は重要です。
オカムラ コーラルなら、アーム部分の微調節を座ったまま行えます。高さや前後、角度だけでなく左右に開く機能もあるため、大きな体格の人も自分に合った位置へアームレストを調節しやすいのがメリットです。
1-4.座面の高さ・奥行き調整機能
オフィスチェアに欠かせない機能が座面の高さを調節する仕組みです。オフィスデスクとオフィスチェアの高さが自分に合っていないと、首や肩などに悪影響を及ぼすおそれがあります。
オカムラ コーラルなら、一般的なモデルで座面の高さ420～520mmまで100mの範囲で調節が可能です。
さらに、オカムラ コーラルは座面の奥行き調節機能も搭載されています。奥深く腰掛けると膝裏が座面にあたってしまったり、もうすこし座面が広く欲しかったりするときは、座面を前後して奥行きを調節するだけで、自分好みの座り心地を実現できます。
1-5.座り心地を高める異硬度クッション
オカムラ コーラルには、座り心地を高めるために、それぞれ異なる硬度のクッションを座面に採用しています。太もも付近はソフトに支えて血の巡りへの影響を抑え、お尻周りはハード素材でしっかりとホールドします。
身体の重みを支える座面に異なる硬度のクッションを採用しているため、体圧を適切に分散。血流の流れを妨げない効果も期待できます。
1-6.座面の裏に集約された操作レバー
オカムラ コーラルシリーズの特徴ともいえる座面裏の操作レバーには、すべての機能が集約されています。「リクライニングの反力調整」「リクライニングの固定・解除」「座面の高さ・奥行き調節」などなど、細かい調節機能を操作するレバーがすべて座面の裏側に集まっているのも特徴です。
座ったまま各機能で調節できるため、違和感があれば立ち上がる必要もなく、腰掛けたまま自分好みの作業環境へ調節できます。
2.オカムラ コーラルの人気商品を3つ紹介
オカムラ コーラルは、優れた座り心地や高身長にもマッチするフィット感が評判です。とはいえ、オカムラ コーラルには背もたれの高さや異なるパーツの種類など、モデルごとに異なった特徴を持つのも事実です。
ここでは、オカムラ コーラルの人気商品から、プロが独断で3つをピックアップしてレビューします。
2-1.コンパクトでシンプルなデザイン「ミドルバック 肘なし CQ33GW」
2-2.さまざまな体型の方にフィット「ハイバック デザインアーム CQ47GW」
さまざまな体型の方にフィット「ハイバック デザインアーム CQ47GW」
オカムラ コーラルの「ハイバック デザインアーム CQ47GW」は、標準的な背もたれの高さ「ハイバック」を基準にデザインされたオフィスチェアです。スマートな見た目のデザインアームは細かい調節を必要としないため、据え置きで利用できるのもポイント。
一人ひとりに合わせる座面の調節機能はもちろん、さまざまな体型の方にフィットしやすい高さに仕上がっています。ハンガー付きモデルを選択すれば、幅広いユーザーが利用するフリーアドレスデスクなどでも採用しやすくなっているのもメリットです。
| サイズ: | 外寸 / 幅658×奥行577～627×高さ981～1081mm 座面高さ / 420～520mm 脚 / 直径696mm |
|---|---|
| 素材: | 背フレーム / アルミダイキャスト 背クッションタイプ / 樹脂成型品(PP) 肘パッド / 樹脂成型品 肘本体 / アルミダイキャスト 座 / 樹脂成型品(PP) 脚 / アルミダイキャスト キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター 張地 / 布 |
2-3.可動式ヘッドレスト付き「エクストラハイバック アジャストアーム CQ8CMR」
可動式ヘッドレスト付き「エクストラハイバック アジャストアーム CQ8CMR」
オカムラ コーラルの「エクストラハイバック アジャストアーム CQ8CMR」は、大柄な体格の人や、高身長の方にもおすすめできるエクストラハイバックモデルのオフィスチェアです。
エクストラハイバックは背もたれが最高クラスに高いほか、頭部まで支えられる可動式ヘッドレストがついているため上半身全体を預けやすくなっています。デスクワークで利用してみると、腰回りがフィットするだけでなく気づくと正しい姿勢になっている印象です。
また、4Dアジャストアームによって上下・前後・角度だけでなく左右にも移動できるため、体格に合わせた細やかな調節も行えます。
| サイズ: | 外寸 / 幅660～710×奥行577～627×高さ1170～1370mm 座面高さ / 420～520mm 脚 / 直径696mm |
|---|---|
| 素材: | 背フレーム / アルミダイキャスト 背クッションタイプ / 樹脂成型品(PP) 肘パッド / 樹脂成型品 肘本体 / アルミダイキャスト 座 / 樹脂成型品(PP) 脚 / アルミダイキャスト ヘッドレスト / 樹脂成型品 キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター |
3.デザインや座り心地などオカムラ コーラルの口コミを紹介
オカムラ コーラルは口コミやレビューでも、優れた機能性と操作性が評判です。とはいえ、実際に使っているユーザーだからこそ気づく良かった点・悪かった点があります。
ここでは、オフィスチェアを選ぶ際の参考として、口コミを交えつつオカムラ コーラルの評判をご紹介します。
3-1.部屋のインテリアに合う美しい白色
座り心地抜群です/★4
部屋のインテリアに合うように白を探していましたが良い色で座り心地も良いと思います。リクライニングの感度も設定できるのでちょうどいい感じです
オカムラ コーラルのレビューでは、10色の豊富なカラーバリエーションのなかでも白色モデルがよいと評判です。ホワイトは透き通るような白さで、白いオフィス家具などで揃えているお部屋にもうってつけです。
また、モデルによってはフレームを「ポリッシュ」「シルバー」「ブラック」から好みのカラーを選べるため、ホワイトカラーのオフィスチェアをお探しの場合は、”白”をとことん追求できるのもメリットだといえます。
3-2.身長が高くてもフィットする
高身長の自分も満足できます/★5
一般男性のなかでも身長が高いので、自分にあったオフィスチェアがなかなか見つからず、気になったこちらを購入。オカムラコーラルはヘッドレストの位置が絶妙に調節できるので、頭部まできちんと支えてくれるのがすごく楽です。自分と同じような高身長の人にはオカムラコーラルがおすすめです。
身長が高く、自分に合うオフィスチェアが見つからなかったユーザーも、オカムラ コーラルのハイバック・ヘッドレスト付きモデルで快適なデスクワーク環境を手に入れられたと評判です。
特に、ヘッドレストの角度を変えられるオカムラ コーラルなら、上半身全体のフィット感を求めてそれぞれ微調節できるのもメリット。高身長の人が身体を預けられるモデルをお探しの場合は、エクストラハイバックなどのオカムラ コーラルも選択肢のひとつです。
3-3.自然に良い姿勢になる
ゆったりもたれるだけで姿勢を正せる/★4
テレワークで在宅勤務が増えたものの、一日中座っていると姿勢の悪化が気になっていいオフィスチェアを買いたい!とコーラルを買いました。店頭で何度も試し座りをしましたが、ゆったり座る・・・というよりもしっかり支えてくれる感じが好印象です。それでも無理に正されている感じがなく、自然と背筋が伸びてよい姿勢になる感じがすごく魅力的です。正しい姿勢を維持できているとなんだか仕事に集中できる気がします。背もたれやクッションの硬さが絶妙でいい感じなんですが、欲をいえばヘッドレストの位置を奥行きなどもうすこし調整できれば嬉しいな・・・と。
オカムラ コーラルの口コミでは、深く腰掛けて背もたれに身体を預けると、自然と背筋が伸びてよい姿勢を保てる仕組みを評価する人が見かけられました。背中が自然とS字カーブを描けるようサポートする構造になっているため、力を入れずに身体にかかる負担を軽減しやすいのもメリットです。
オカムラ コーラルは人間工学的なデザインや微調節機能が評判ですが、ヘッドレストは上下の高さと角度の調節のみのため、奥行きを微調節できない点に不満をあらわにする方もいました。
3-4.座面が少し小さいと感じる場合も
自分には座面が小さい/★3
全体的な機能性は気に入っています。座り心地も、ダイニングに置いている椅子と比べたら段違いです。尾てい骨にも負担がなく、綺麗に座れます。ただ、肝心の座面がちょっと小さいかもしれません。ちょっと姿勢を崩して座ると、面積が狭いせいでフレームがあたり、座り心地が悪く感じられます。男性で大きな体格の人が姿勢を崩して座る場合は窮屈です。
オカムラ コーラルのレビューでは、その機能面に満足しつつも、座面がすこし小さく感じられる人がいました。全体的な機能には好意的な意見があり、姿勢を正して綺麗に座れるのも好印象を集めています。
一方で、姿勢をすこし崩すと座面のフレームが気になってしまう場合も。オカムラ コーラルはゆったりとリラックスして座りたい人よりは、集中して作業をしたい人向けのオフィスチェアに仕上がっている点にご注意ください。
まとめ
オカムラ コーラルは、シンプルなデザイン性によってオフィスと調和するスタイルのオフィスチェアです。最上級の操作性も特徴のひとつで、座面下にまとまった操作レバーで座面の高さや奥行き、リクライニングなどの反力・固定・解除なども調節できます。
腰掛けたまま調節できるため、幅広い人にあわせてカスタマイズできるオカムラ コーラルはフリーアドレスデスクなどでもしっかりと快適なデスクワーク環境をサポートできます。
オフィスコムでオカムラ コーラルを探す
とはいえ、すべてのオフィスチェアやモデルがレビュー通り自分にもマッチするとは限りません。オカムラ コーラルの口コミにもある通り、想定とは違った効果があったり、思っていたのと違ったりしたとレビューされているのも事実です。
そのため、オフィスチェアを購入するときは実際に自分で座って体感してから購入するのをおすすめします。
オフィスコムでは、各ショールームより多種多様なオフィス家具をお試しいただけます。オカムラ コーラルをはじめ、数多くのオフィスチェアを試座していただけるほか、オフィスデスクとの兼ね合いも確認できますので、ぜひお気軽にお越しください。
オフィスコムのショールームを見る
オフィスコム公式TOP:https://www.office-com.jp/
コンパクトでシンプルなデザイン「ミドルバック 肘なし CQ33GW」
オカムラ コーラルの「ミドルバック 肘なし CQ33GW」は、背もたれが低めで小柄な人にもフィットしやすいオフィスチェアです。全体的なスタイルがシンプルに収まっているため、10色のカラーから好きな色を選びつつ、オフィスと自然と調和するデザインに仕上がっています。
実際に座ってみると、腰回りをしっかりとホールドしてくれてリクライニングも快適です。ただし、肘置きがないため腕周りは宙ぶらりんに。長時間のデスクワークにはオフィスデスクとの兼ね合いが大切な印象を受けます。とはいえ、肘置きがない点を言い換えると、オフィスデスク下に収納しやすいメリットは見逃せません。
座面高さ / 420～520mm
脚 / 直径696mm
背クッションタイプ / 樹脂成型品(PA-GF)
座 / 樹脂成型品(PP)
脚 / アルミダイキャスト
キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター