公開:2019.01.19

オフィスにグリーンを置く効果

オフィスにグリーンを置く効果

大人は、人生の大半を仕事に費やします。

そのためオフィスがどういう環境なのかは、一日の多くの時間を過ごす場所でもありますから、とても重要な要素となります。

緑や花など、自然界の存在が自分の近くにある大切さは疑う余地がないでしょう。

しかし、だからといってたくさんの自然物に囲まれていれば仕事がしやすいわけではありません。

ジャングルで仕事はできないですよね。

決め手は、植物を“ワンポイントで活かす”ことです。

快適なオフィス空間のために、グリーン(=観葉植物)を取り入れる必要性を探っていきましょう。

1.グリーンが持つ魅力とパワー

グリーンが持つ魅力とパワー

「オフィス緑化」とか「グリーンアメニティ」という言葉があります。

いずれも、働く環境に観葉植物などのグリーンアイテムを取り入れる重要性を表わしています。

人は人工物に囲まれて生活をしていると、だんだんと息が詰まってきます。

すると自然界の存在のものを欲するようになりますね。

例えば都会で長年暮らしていると、自然の豊かな所へ旅に行きたくなったり、田舎暮らしに憧れたりします。

また空気のきれいな場所に行くと、病気が緩和したりするなど、人は自然とともにあることで、心身のコンディションが維持されるようになっている、といえるかもしれません。

ストレスを抱くと、理由はわからないけれど、生きているもののエネルギーにすがりたくなる…、皆さん、そんな感じではないでしょうか。

確かにグリーンは見ているだけで癒されるため、心身のリラックスに有効といえます。

昨今は「働き方改革」の一つとしても取り沙汰されるなど、職場にグリーンがあることの具体的な効果も実証されてきています。

2.環境改善で体調や作業効率をアップ!

環境改善で体調や作業効率をアップ!

グリーンを職場に活用することについて、よく知られているメリットをまとめてみましょう。

2-1.空気をきれいにしてくれる

この仕組みは学校でも習ったことですし、皆さんご存じですね。

植物は二酸化炭素を吸収して酸素を作り出すだけでなく、有害物質も分解してくれます。

また、呼吸をしているので空気を浄化して、乾燥を抑制する保湿の効果も期待できるのです。

2-2.眼精疲労を緩和

一日中パソコンに向かってデスクワークをしている人も多いでしょう。

グリーンには大脳皮質を活性化させる働きがあるといわれ、疲労回復や集中力のアップなどに有効です。

緑が目に優しいのはよくいわれることですが、保湿効果と相まってドライアイ対策にも役立ちます。

2-3.作業効率をアップできる

グリーンが心身に効果的ということは、仕切り直しや集中力を発揮するサポートをしてくれて、仕事の効率が上げられるといえます。

仕切り直しができると気持ちの切り替えがスムーズになり、また集中力が上がるとリラックスしていい精神状態で作業が行えます。

グリーンから発生するマイナスイオンなどが、その功労者といえますね。

2-4.良質な職場環境の形成に有効

グリーンには血圧を下げ、気分を落ち着かせる作用も認められているそうです。

仕事の効率が上がることで、気持ちに余裕が生まれ、社員同士のコミュニケーションも円滑になります。

3.グリーンには2種類ある!

グリーンには2種類ある!

グリーンと一言でいっても、そのタイプは大きく2種類。

生きている生木の植物と、フェイクと呼ばれる人工のものです。

どちらにも良さと注意点がありますので、それらをしっかり把握して、自分たちのオフィスに合わせて活用しましょう。

3-1.生きているエネルギーが感じられる 〜生木のメリット・デメリット〜

生木は、何より植物の本来持っている存在感やエネルギーを、ダイレクトに感じられます。

当然、生長していきますから、その変化や生命力もリアルに伝わってきます。

半面、水換えや手入れを怠ると枯れてしまうため、日常の世話は不可欠です。種類によっては虫などの衛生面にも注意する必要があります。

3-2.いつまでも変わらない美しさ 〜人工のメリット・デメリット〜

人工の良さは生木の特徴の裏返し、ともいえますね。

管理の手軽さは人工なればこそで、上手にメンテナンスをすれば、いつまでも美しい姿は変わりません。

質感は本物には及びませんが、生木にはない特徴をしっかり備えています。

生木も人工も、ともに魅力的なアピールポイントを持っています。

それぞれにかかる手間を考慮し、日々のルーティンワークの中で世話をするタイミングをはかりつつ、より効果的に設置できるものを検討してはいかがでしょうか。

4.どの場所にどんなグリーンをどうやって?

どの場所にどんなグリーンをどうやって?

グリーンのタイプは2種類ですが、その形状や大きさは様々です。

オフィスのレイアウトの一つとして、人の動線が良くなる置き方をしたり、壁代わりに人の背丈ほどもある大きな植物を取り入れてもいいでしょう。

ワンポイントで机に飾る場合は、手頃な鉢植えや小ぶりなサイズが適しています。

形状で見てみると、丸みを帯びた葉っぱを持つ種類なら、空間を心地よく彩りたい場面に向いています。

線状や尖った葉をしたものなら、癒しの中にもキリッとした雰囲気をもたらすことができます。

ではオフィス内での具体的なグリーンの適所とは、どんなところでしょう。

4-1.デスク周辺

自分のデスクやちょっとした作業スペースは、是非ともグリーンを置きたいところです。

コンパクトなものを、邪魔にならないようにさりげなく配置すれば、あるだけで心が和らぎます。

4-2.エントランスや受付

玄関のグリーンは社員にも来訪者にも目に止まりやすいため、象徴的な存在となります。

イメージづけにもなりますから、演出したい雰囲気に応じてアイテムを選びましょう。

4-3.ミーティングスペース

中身の濃い会議ができるよう適度な緊張感を持たせたいなら、スタイリッシュな形状のグリーンが適役。

来訪者を迎えるために寛いだ印象にしたい場合は、かわいらしい形状のタイプもおすすめです。

5.人気のグリーン通販アイテム

グリーンは重さも高さもありますから、ネットショッピングが手軽で便利です。人気の通販アイテムをいくつかピックアップしてみました

5-1.エレンダニカ (フラワーボックス用)

エレンダニカ

エレンダニカ (フラワーボックス用) 高さ約240mm 4個セット

生木。つる性で光沢があって、深い切れ込みの葉が人気です。

暑さに強いですが、冬は管理をきちんとしましょう。

5-2.アルテシマ

アルテシマ

アルテシマ 高さ1500mm Mサイズ

人工のアイテムです。枯れる心配がないのがメリット。

使い勝手がよく、デスクや応接室などいろいろなスペースに置くことができます。

なお同商品はインドア用につき、屋外での使用は控えましょう。

5-3.ポトス

ポトス

ポトス 高さ700mm SSサイズ

人工。ハート型の葉が印象的で、とてもポピュラーな一品です。

ライムポトス、マーブルポトスなど商品バリエーションも豊富です。

同商品もインドア用です。

6.グリーン活用のポイントとコツは?

グリーン活用のポイントとコツは?

せっかく購入するのですから、グリーンとともに過ごすことがストレスにならない“注意”が必要です。

6-1.配置する場所に注意

例えば個別のデスクなら、好きなグリーンを置くのもよいでしょう。

何より、そこにグリーンがあるメリットを感じられることが大切。

そして作業の妨げにならず、気持ちよく働ける場所に配置しましょう。

6-2.予算に注意

グリーンは大きさや種類によって、金額の幅が広いです。

数百円で買えるものもありますね。

会社のイメージに関わるからといって高い金額のアイテムを買うと、購入費や維持費が大変ですから、負担にならないよう十分に検討しましょう。

6-3.メンテナンスに注意

日光の入り加減はどうか、オフィスの空調が当たるかどうかなど、置く場所のコンディションに気をつけましょう。

生木の場合は、水やりや日当たり、枯葉や落ち葉に注意する必要があります。

人工なら、ホコリがついていないか、変色していないか、また火気の近くに置かれていないかなどをチェックします。

「癒し」+「仕事の効率アップ」だけじゃない!(まとめ)

「癒し」+「仕事の効率アップ」だけじゃない!

オフィスインテリアに取り入れるグリーンの存在は、働く者のセンスを体現しているということができるでしょう。粋な置き方ができれば、確かに印象アップにつながります。また、しっかり手入れされた生木があれば、細部に行き届いている配慮が、会社の姿勢としても評価されることもあるはずです。

グリーンがあることは、人の生活に良い影響をたくさん与えてくれます。もともと人は自然とともに暮らしてきて、今もこれからも、自然の一員として生きていくのですから。

だからこそ人は、前向きにグリーンを受け入れられるのでしょう。そしてそこから受け取る恩恵は様々な形で私たちを助けてくれます。働く人にも訪れる人にも優しく作用する、あなたのオフィスならではのグリーンの効果を演出してみてください。

心地よい職場環境のために、お手軽にグリーンを導入しましょう!

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