公開:2024.04.11

おしゃれなエントランスを作るポイントは?おすすめの受付カウンター4選も紹介

おしゃれなエントランスを作るポイントは?おすすめの受付カウンター4選も紹介

企業の顔とも言えるオフィスのエントランスには、おしゃれな受付カウンターが欠かせません。来訪者に好印象を与えながら機能的なエントランスを作成するには、場所ごとに適した受付カウンターを導入するのがベストです。

この記事では、おしゃれなエントランスを作りたい方へ向けて、受付カウンターの種類から選び方、おしゃれな受付を作るポイントについて解説します。受付カウンターのデザイン事例やおすすめの製品も紹介しますので、あわせてご参照ください。

1.受付カウンターの種類

受付カウンターには、大きく分けて4種類が存在します。

  • 無人用カウンター
  • 有人用ハイカウンター
  • 有人用ローカウンター
  • レジカウンター

ここでは、受付カウンターの種類ごとに、それぞれの特徴や運用シーンを解説します。

1-1.無人用カウンター

無人用受付カウンターは、「電話」「呼び出しベル・タブレット」を設置して、来訪者が訪れ次第対応をする受付カウンターです。来訪者が電話や呼び出しベルを鳴らしやすいよう、立ったまま操作できる「950mm」前後の高さを確保する製品が一般的です。

無人用の受付カウンターは、呼び出し機器を乗せるだけのサイズが多くなっています。内側には備品やカタログを収納できるモデルもあり、「来訪者が少ない」「受付をスマートに行いたい」など顧客対応を効率化したいシーンにおすすめです。

1-2.有人用ハイカウンター

有人用ハイカウンターは、立位のまま顧客対応を行う高さに最適化された受付カウンターです。高さは「950mm」前後が一般的で、ホテルなどの接客がメインになる業務で活用されます。

接客に座るワンアクションを挟まずに済むため、顧客一人ひとりへの対応を効率化できるのが魅力です。予約やチェックイン・アウトなど、あまり手続きに時間の掛からないシーンにおすすめです。

内側にあるモノが覗き込まれないよう、高さの異なる天板で手元が隠れるデザインの製品も多くなっています。

1-3.有人用ローカウンター

有人用ローカウンターは、両者が座った姿勢でやり取りを行える高さに設定された受付カウンターです。高さは「700mm」前後が一般的で、役所や病院、銀行受付など、書類のやり取りを含めた事務手続きが多い業務で活用されています。

顧客一人ごとに時間のかかる手続きを行うなど、事務作業がメインになる顧客対応にも最適です。一方で、対面して腰掛けるための椅子やソファを別途用意する必要があります。

車椅子の方が利用できる足元に奥行きがあるローカウンターのイラスト

有人用ローカウンターには、車椅子の利用者へ向けて足元の空間を広く確保した受付カウンターも登場しています。

1-4.レジカウンター

レジカウンターは、主に飲食店や美容院、雑貨店などで立った姿勢のまま金銭のやり取りを容易に行えるよう調整された受付カウンターです。高さは「950mm」前後が一般的で、レジを乗せる天板と、金銭を直接やり取りする天板の高さが異なる製品も多くあります。

レジカウンターには配線用のホールがついていたり、備品を収納できる棚がついていたりとレジ業務に役立つ機能がいくつか搭載されています。主に顧客と直接金銭の授受をするシーンに活用される受付カウンターです。

2.【種類別】受付カウンターの選び方とサイズ

受付カウンターは種類によってサイズ感が異なるため、使用するシーンに応じて最適なモデルを選ぶ必要があります。

ここでは、受付カウンターの選び方とサイズ感の違いについて目安を解説します。

2-1.無人タイプ

無人タイプの受付カウンターは、「950~1000mm」前後の高さが一般的です。呼び出しベルやタブレットなどを立ったまま操作しやすいデザインになっており、サイズ感も比較的コンパクトに仕上がっています。

無人の状態でも安心できるような雰囲気づくりが大切なため、丸みのある形状や、優しい雰囲気をもたらす木目調など、空間に適したデザインの受付カウンターを選ぶのがおすすめです。

受付システムをおけるスペースがあれば十分なため、大型のカウンターを設置する必要もなく、省スペースなエントランスを作りたいニーズにも最適です。内側にはカタログや資料を収納するためのスペースや、配線スリットを設けている製品が多くなっています。

2-2.ハイタイプ

ハイタイプの受付カウンターは、「900~1000mm」前後の高さが一般的です。立位で天板に手を乗せたとき、80~90°ほど腕を曲げられる状況が理想的だとされています。そのため、海外利用者が多い場所ではより高めの受付カウンターを採用するのもポイントです。

高さ100cm前後、腕が80から90度の関係性になっているカウンターと人物のイラスト

天板が対応者側・来訪者側で異なる高さになっている受付カウンターもあり、来訪者側から覗き込まれないよう設計されている製品も多くなっています。

また、ハイタイプの受付カウンターには別途収納スペースが設けられています。収納タイプには引き戸やオープン、中棚を始めデザインや収納力が大きく異なるため、普段の業務形態にあわせて選定するのも選択肢のひとつです。

ハイタイプの受付カウンターにはおしゃれなデザインも多いほか、機能性にも違いがあるため、書類管理が多い場合は収納性を重視するなどの比較検討をおすすめします。

2-3.ロータイプ

ロータイプの受付カウンターは、「700mm」前後の高さが一般的です。座位で顧客対応ができる高さで、一般的なオフィスデスクのように書類仕事を行えます。顧客の目線から天板上が丸見えになるため、書類を出したまま接客応対をするのには向いていません。

また、ロータイプの受付カウンターは収納力が低い点も課題です。一方で、書類記入や事務手続きを行いやすいメリットがあり、顧客一人ひとりとじっくり向き合いたいシーンに役立ちます。

高さ70cm、天板と椅子座面の間が30cmになっているカウンターと人物のイラスト

ロータイプの受付カウンターは椅子やソファとの併用が前提になり、椅子の高さが合わないと違和感を招いてしまうため注意が必要です。天板と椅子座面との間(差尺)を300mm前後に収めることが好ましいとされています。

クリニックや病院など車椅子ユーザーの来訪が多い場所では、車椅子に腰掛けたままテーブルを利用しやすいよう、足元のスペースを広く確保したモデルを採用するのもポイントです。その際は、天板が20~40mmほど高い受付カウンターを用意すると、車椅子を奥深くまで入れやすく、天板上へ手を伸ばしやすくなります。

3.受付全体をおしゃれにするポイント

エントランスなど受付カウンターをおしゃれにデザインするには、さまざまな要素に着目する必要があります。受付全体をおしゃれにするためのポイントは以下のとおりです。

  • カウンターのデザインを重視
  • 統一感にこだわる
  • デバイスの活用

ここでは、受付全体をおしゃれにするポイントについて解説します。

3-1.カウンターのデザインを重視

受付カウンターをおしゃれにしたい場合は、導入するカウンターのデザインをもっとも重視するのをおすすめします。エントランスに足を踏み入れた時、内装としてメインになる受付カウンターは、来訪者に与える印象も大きくなります。

そのため、オフィスなどのインテリアや、エントランスの雰囲気にあわせて受付カウンターを選ぶことが大切です。例えば、「白基調の受付カウンターは清潔感」「黒基調の受付カウンターはモダンさや高級感」「木目調の受付カウンターは柔らかなテイスト」など、デザインや色合いによって与える印象が大きく変化します。

3-2.統一感にこだわる

おしゃれな受付カウンターを導入するときは、エントランスや内装の統一感を重視するのも大切です。内装などと色合いや雰囲気が異なる受付カウンターを導入してしまうと、単体はおしゃれでも全体を見ると違和感を拭えなくなってしまいます。

そのため、受付カウンターを導入するときは全体のカラーや素材感、雰囲気にあわせたモノを購入しましょう。「似通った素材や雰囲気+おしゃれな配色パターン」を意識すると、統一感のあるおしゃれな受付カウンターを構築できます。

おしゃれな色合いは配色パターンの見本サービスなどでもチェックできるほか、オフィス作りのプロに相談すれば、企業イメージに適したデザインの提案も可能です。

導入前にエントランス等のコンセプトをはっきりとさせておき、統一感を生み出せそうか、自社内で難しそうならプロに相談を検討するなどの対応をおすすめします。

3-3.デバイスの活用

受付カウンター単体だけでなく、パソコンなどのデバイスをどのように配置するかも、おしゃれさに大きな影響を与えます。また、タブレットや液晶パネルを活用してプロモーション動画を流しておくのもポイントです。

エントランスを「自社の事業を知ってもらう場」として活用すれば、ちょっとした待機時間の間に自社のプロモーションを行えます。内容を詰め込みすぎると悪印象をもたれてしまうため、優先的にPRしたい内容を選抜して必要最小限の情報をエントランスに採用しましょう。

4.【事例】参考にすべきおしゃれなオフィス受付

おしゃれな受付カウンターを導入するときは、自社エントランスの風合いに合わせた製品を選ぶことが大切です。ここでは、オフィス家具の用意からオフィスレイアウトのデザインまでお任せいただいた事例より、おすすめのオフィス受付をご紹介します。

なお、オフィスコムではほかにもさまざまなオフィスレイアウトの事例をご紹介しております。興味をお持ちいただけましたら、あわせてご覧ください。

オフィスエントランス・受付デザイン一覧

4-1.オオヤマホールディング株式会社

オオヤマホールディング株式会社

半円上の造作カウンターを設置し、天井から受付カウンター、床までを木目調で統一したおしゃれなデザインです。正面には企業ロゴをライトアップしており、来訪者がひと目で受付カウンターと企業ブランドを視認しやすくなっています。

受付カウンターは半円状のハイカウンターで、丸みを帯びたデザインによって優しい風合いの演出にも貢献します。ワークスペースとエントランス部で床や天井のデザインが異なるため、視覚的に区間割を意識しやすく、壁はなくとも「受付カウンター」としての存在感を意欲的に発揮できるレイアウトです。

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4-2.株式会社ジェイテック

株式会社ジェイテック

社外PRとブランドイメージの再構築を目的として、エントランスには木目調を基調としたおしゃれな受付カウンターを設置しました。受付カウンターには企業ロゴから着想を得たスリット照明を取り入れ、IT企業らしいスタイリッシュさを演出しています。

スリット照明には無線調光システムを導入しており、朝から夕刻にかけて色合いが徐々に変化する自動設定を導入。訪問のたびにエントランスの印象が大きく変化する仕組みによって、受付カウンターのおしゃれさを高めています。

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5.おすすめのおしゃれな受付カウンター4選

おしゃれな受付カウンターを活用すれば、エントランスへ訪れた来訪者の印象を大きく変化させられます。ここでは、多種多様なオフィス家具を取り揃えているオフィスコムより、おすすめのおしゃれな受付カウンターを紹介します。

なお、オフィスコムではほかにもさまざまな受付カウンターを取り揃えておりますので、興味をお持ちいただけましたらあわせてご参照ください。

オフィスコムで受付カウンターを見る

5-1.【無人タイプ】セルボ 無人受付カウンター

【無人タイプ】セルボ 無人受付カウンター

【無人タイプ】セルボ 無人受付カウンター

サイズ 幅590×奥行450×高さ950mm
材質 天板:メラミン樹脂化粧板、その他:強化紙化粧板・パーティクルボード、アジャスター:ABS樹脂

「セルボ 無人受付カウンター」は、無人タイプのおしゃれな受付カウンターをお探しの方におすすめです。カラーバリエーションは「ホワイト/ナチュラル/ダークブラウン」の3色があり、オフィスエントランスの風合いにあわせて選べます。

余計な装飾は一切なく、シンプルな見た目が幅広いインテリアとマッチするデザインです。内側には収納スペースがついており、カタログやパンフレット等をしまえるため、展示物が少なくなったときの補充も容易に行えます。

天板には電話等の配線を通せるスリットがあり、壁にピッタリとつけて設置できるのも魅力です。

○ユーザーからの口コミ

  • ・事務所の受付台として購入しました。高さもちょうど良くそこそこ広さもあり、ミニカウンターとして満足してます。
  • ・事務所の受付として使用していますが、サイズが手ごろでとても使いやすいです。

5-2.【ハイタイプ】レモダ 木製ハイカウンター引き違い扉付き

【ハイタイプ】レモダ 木製ハイカウンター引き違い扉付き

【ハイタイプ】レモダ 木製ハイカウンター引き違い扉付き

サイズ 幅1200×奥行450×高さ1000mm
材質 天板:メラミン樹脂化粧板、その他:強化紙化粧板・パーティクルボード、アジャスター:ABS樹脂

「レモダ 木製ハイカウンター引き違い扉付き」は、モダンなおしゃれさをインテリアに取り入れたい方におすすめのハイタイプ受付カウンターです。立位のまま応対できるサイズ感で、お客側にはちょっとした手荷物を置ける下棚が搭載されています。

また、執務側にも下棚がついているほか、下部には引き違い扉で大量の書類などを収納できるスペースが用意されています。内部には可動棚があり、収納物や用途にあわせて高さを微調整できるのも魅力です。

引き違い扉で内容物を覆い隠せるため、執務側から見ても整理整頓されたオフィス環境を構築できます。

○ユーザーからの口コミ

  • ・コスパがよく、思いのほかしっかりとして購入して正解でした。
  • ・両面にモノを置けるスペースがあり、お洒落な感じです。収納スペースも広くたくさんのものが収納できそうです

5-3.【ロータイプ】レモダ 木製ローカウンター

【ロータイプ】レモダ 木製ローカウンター

【ロータイプ】レモダ 木製ローカウンター

サイズ 幅1800×奥行600×高さ700mm
材質 天板:メラミン樹脂化粧板、その他:強化紙化粧板・パーティクルボード、アジャスター:ABS樹脂

「レモダ 木製ローカウンター」は、古木調が織りなすモダンな質感はそのままに、上質な顧客対応を行いたい方におすすめのおしゃれなロータイプ受付カウンターです。お互いに腰掛けてやり取りができるため、顧客一人ひとりとしっかり向き合って接客を行えます。

カウンター両端には配線スリットがあり、パソコンやモニターなどの配線をスマートに通しやすいのも魅力のひとつ。接客や作業が行いやすい環境を整備しつつも、雑多な印象を与えずにおしゃれな風合いを保ちやすい受付カウンターに仕上がっています。

○ユーザーからの口コミ

  • ・組み立てが簡単だし、出来上がった感じはしっかりしており、大変満足しています
  • ・落ち着いた雰囲気で事務所にピッタリでした

5-4.【レジカウンター】セルボ 受付カウンター

【レジカウンター】セルボ 受付カウンター

【レジカウンター】セルボ 受付カウンター

サイズ 幅1200×奥行502×高さ1000mm
材質 天板:メラミン樹脂化粧板、その他:強化紙化粧板・パーティクルボード、アジャスター:ABS樹脂

「セルボ 受付カウンター」は、充実した収納力を持ちながらスッキリとしたデザインで、おしゃれさと機能性を両立したい方におすすめの受付カウンターです。レジ位置は左右で選べるため、店内のレイアウトにあわせて調節できます。

内側の左右には高さを調整できる収納棚があり、接客や記帳にも役立つ収納スペースを大量に確保。鍵付きの引き出し付きで貴重な備品を管理しやすいのも特徴です。傷や汚れに強いメラミン化粧板を活用しており、日々のお手入れも楽に済ませておしゃれな風合いを維持できます。

○ユーザーからの口コミ

  • ・これを置いたおかげで場が締まり凄くスッキリしました。レジやキャッシュレス決済機の置き具合も良く、設置して良かったです
  • ・いろいろ探しました。こちらは買い得でしたので買っちゃった。店の雰囲気とピッタリで有難いです

まとめ

企業の顔であるオフィスのエントランスは、来訪者に第一印象を与える重要な空間です。その中心をなすおしゃれな受付カウンターは、来訪者を迎えるための機能性とデザインが求められます。

受付カウンターには無人用、有人用ハイカウンター、有人用ローカウンター、レジカウンターなどの4種類があり、それぞれの特徴を活かしてシーンに適した製品を選ぶ必要があります。

その際は、受付カウンター単体のおしゃれさだけでなく、エントランス全体を見据えた統一感も大切です。

多種多様なオフィス家具を取り揃えているオフィスコムでは、豊富なデザインの受付カウンターも取り扱っております。エントランスやお店の雰囲気などにあった製品をお選びいただけますので、興味をお持ちいただけましたらぜひお気軽にご利用ください。

オフィスコム公式TOP:https://www.office-com.jp/

この記事の監修者

那波 伸晃

オフィスコム株式会社
商品・物流本部 執行役員 本部長
那波 伸晃

オフィス家具業界歴17年、オフィスコム創業期のメンバー。数々のヒット商品を生み出し、ユーザー目線での商品開発を得意としている。

この記事を書いた人

オフィスのギモン編集部

オフィスのギモン編集部

“快適にはたらく”をテーマにオフィスに関わる様々な疑問を解決!おすすめ商品や、明日の仕事に役立つ情報・豆知識を発信しています。

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