オフィスのギモン

スタンディングワークとは?立って仕事を行うメリット・デメリット

オフィスワークを終えると疲労感を感じることはありませんか。デスクワーク中心の仕事はほとんど動いていなくても疲れるほど、体に大きな負担をかけてしまいます。体に負担をかけないオフィスワークの新しいやり方が、座り作業を立ち作業に切り替えるスタンディングワークです。

ここではスタンディングワークとは何かと、導入するメリット・デメリットからデスク選びのポイントまでを見ていきます。スタンディングワークの導入に迷っている方はぜひ参考にしてください。

1.立って仕事を行う「スタンディングワーク」とは?

立って仕事を行う「スタンディングワーク」とは?

スタンディングワークとは、立った姿勢のままオフィスワークを行う働き方です。オフィスワークは座って行うもの、と考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、長時間座ったままの姿勢でいると運動不足により下半身の筋肉が衰えやすく、特に第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎがほとんど動きません。

座りすぎの問題点は、このように下半身を中心に血行が悪くなることです。海外の研究では座る時間が多いと寿命に悪影響を及ぼすという結果が出ており、糖尿病や動脈硬化を招いて脳梗塞や心臓病、ガンによる死亡リスクも増加してしまいます。

以上のような背景により、立って仕事を行うスタンディングワークは話題の働き方となりました。多くの海外企業がすでにスタンディングワークを取り入れており、近年では国内の会社も採用する職場が増えています。

現在では、オフィスワークのほとんどがパソコン作業を伴うため、スタンディングワークを行うことで、仕事中の座る時間を減らし、健康状態の改善を見込むことが可能です。

2.スタンディングワークのメリット・デメリット

上記のように、近年スタンディングワークは「死亡リスクの軽減」が注目され、世界中の起業で徐々に導入されています。では、他にどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

ここからは、スタンディングワークを導入することによる2つのメリットと1つのデメリットをご紹介します。

2-1.メリット座り仕事よりも集中力が増す

長時間、椅子に座って仕事をしていると、集中力がだんだん切れてくるという方も多いのではないでしょうか。座っている姿勢は体が安定しているため、少し休憩したいと思えばすぐにできてしまいます。なおかつ、座面が温まることで眠気を生じやすくなることも、集中力の持続にマイナスだと言えるでしょう。

一方で、スタンディングワークは立った状態であるため、デスクに向かっている間は緊張感が得られます。この緊張感は、高い集中力と生産性を生み出す原動力です。座った状態のように背中が温まらないため、得られた集中力を長く持続でき、眠気も生じません。

また、立っている状態では足を自由に動かせます。集中のしすぎで疲労感を感じた際は、デスクに寝そべるのではなく、軽い運動やストレッチでリフレッシュしましょう。集中力の回復も早いことにより、仕事のパフォーマンスはより向上します。

2-2.メリット姿勢が自然と正される

姿勢が自然と正される

スタンディングワークは、頭頂から足裏までをまっすぐにした状態で行います。この姿勢は背骨が自然とS字を描きやすく、人間の体にとって理想的な立ち姿勢です。

座ってデスクワークをすると腰痛や肩こりがひどいと感じる方は、作業中に猫背になっていないかを意識してみましょう。
首を前へ伸ばすようにのめり込んだ姿勢は、背骨がS字ではなくアーチのように前傾して、キーボードに向かって肩をすぼめています。もともと腰に負担がかかる座り姿勢の上に、肩をすぼめた猫背になっていることが、腰・肩の痛みの原因です。

立ったまま仕事するスタンディングワークは、腰や肩に大きな負担がかかりません。姿勢が自然と正される点は、座り仕事で腰痛・肩こりに悩む方ほど実感できる効果です。

2-3.デメリット立ちっぱなしのため足に疲労がたまる

スタンディングワークは立ちっぱなしの姿勢となるため、足に疲労が溜まる点がデメリットです。特にスタンディングワークに慣れていない方は、1時間続けただけでも足裏が痛くなってしまいます。

立ち疲れたままで仕事をしていても集中力は続かないため、疲れた場合は椅子に腰掛けることが大切です。立てる時に立ち、疲れたら座ることで、徐々にスタンディングワークに体が慣れるでしょう。慣れてくれば作業時間のほとんどを立っていることも難しくありません。

スタンディングワークを行う際には、足を締め付けないヒールなしの靴がおすすめです。足裏全体で体重を支える意識で立つことで、姿勢の良い立ち姿を保てるでしょう。

3.スタンディングデスクの選び方

スタンディングワークを始めるためには、スタンディングデスクと呼ばれるオフィス家具が必要です。

スタンディングデスクには、専用の机タイプと普通のデスク上に設置する机上タイプの2種類があります。種類の違い以外にも選ぶポイントはあるため、きちんと自分に適したものを選ばなければ失敗する可能性があります。

ここからは、スタンディングデスクの選び方を詳しく紹介します。

3-1.高さ調節機能の有無

高さ調節機能のあるデスク

スタンディングデスクには、天板の高さが固定されている製品と、高さ調節機能が付いている製品があります。高さ調節機能の有無によって使い方や価格が異なるため、どのように使うかを考えて選びましょう。

〇高さ固定デスク

  • ・高さが固定されているため、スタンディングワーク専用
  • ・構造は普通のオフィスデスクと同じ
  • ・価格は安い

高さ固定デスクは、普通の机の脚を伸ばした作りとなっています。構造が単純であることにより耐久性が高く、価格も安価です。高さは固定されていて調節できないため、購入の際には自分の身長に合ったデスクを購入してください。

〇高さ調節機能付きデスク

  • ・高さ調節機能により、立つ・座るで活用シーンを変えられる
  • ・高さ調節用の機構がある
  • ・価格は高い
  • ・重量がかさむ

昇降デスクとも呼ばれ、机天板の高さを一定範囲内で調節できます。スタンディングワークに疲れて椅子に座った時、デスクの高さを調節するだけで仕事を継続できる点がメリットです。デスク上に設置するタイプのほとんどは、この高さ調節機能が付いています。

3-2.高さ調節の方法

高さ調節の方法3種

高さ調節機能付きデスクを選んだ場合、高さ調節の方法がどのようになっているかを確認してください。高さ調節機能は以下の3種類があり、それぞれ価格や使い勝手が異なります。

〇ハンドル式手動タイプ

  • ・側面に付いたハンドルで天板の高さを調節する
  • ・高さを大きく変える時は時間がかかる
  • ・価格は安い

ハンドル式は側面のハンドルを回して天板の高さを調節します。ハンドルを回す時間はかかるものの、高さ調節機能付きデスクの中では安価であることが特徴です。ハンドルが邪魔にならないよう天板の下へ収納できる製品もあります。

〇ガス圧式レバータイプ

  • ・レバーやペダルを操作することで天板の高さを調節できる
  • ・デスク上に物を置いたままでも昇降させやすい
  • ・価格はハンドル式より高いが、電動よりは安い

レバーやペダルを押すと機構内のガス圧が解放されて、天板を押し上げる仕組みです。下げるときには天板に下向きの力を加えます。ガス圧によって高さ調節ができるため、ハンドル式のように時間はかかりません。

〇電動タイプ

  • ・天板の高さをボタン操作で調節できる
  • ・コンセントに電源ケーブルを差し込むことが必要
  • ・価格が高い

スタンディングデスクから電源ケーブルが伸びていて、コンセントに接続することで天板の高さを電動昇降できます。高さ調整はパネル上のボタン操作で行うこととなり、天板の下にしゃがんだり、横から高さを見るといった動作は必要ありません。価格は3種類の中で最も高いものの、ワンタッチで希望の高さに調整したい方におすすめです。

3-3.持ち運びのしやすさ

スタンディングデスクを選ぶ時には、持ち運びのしやすさも考慮しましょう。スタンディングデスクによって、部屋の掃除や模様替えを行うときに、デスクを動かすことができないということも考えられます。

特に高さ調節機能付きのデスクは重く、一人では持ち上げられないため、転がして運べるキャスター付きの商品は便利だと言えるでしょう。

普通のデスク上に置いて使う机上タイプの製品は比較的軽量で、持ち運びが簡単となっています。脚部の面積が確保できれば使えるため、デスクの種類を問わず使えることが特徴です。デスクそのものを買い替える必要がなく、これまで使用していたデスク上にそのまま設置できます。

まとめ

スタンディングワークは、立った姿勢のまま仕事を行うワークスタイルです。体に負担をかける座りっぱなしをなくして、糖尿病やガンといった病気のリスクを抑制できます。立つことによって姿勢が良くなり、集中力が増して作業効率が向上することも大きなメリットです。

スタンディングデスクは、机タイプと机上タイプの2種類があります。選ぶポイントは、高さ調節機能の有無・高さ調節の方法・持ち運びやすさの3点で考えましょう。スタンディングワークに慣れていない方は、座っても使える高さ調節機能付きの机がおすすめです。

ここまでの内容を参考に、ぜひ自分に合ったスタンディングデスクを選んでください。

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