公開:2020.08.31

福利厚生で飲み物や食べ物を!オフィスで出来る福利厚生のすすめ

福利厚生で飲み物や食べ物を!オフィスで出来る福利厚生のすすめ

就職活動では「企業の福利厚生もチェックする」という就活生も多くなっています。福利厚生にはいろいろな種類があるため、優秀な人材確保の指標にもなっていると言えます。

そんな中、オフィスに置ける福利厚生として、飲み物や食べ物を設置するサービスの利用を考えている方もいるかもしれません。この記事では、オフィスで出来る福利厚生として飲み物や食べ物サービスのメリットや、注意点についてご紹介します。

1.オフィスに置ける福利厚生とは?

オフィスに置ける福利厚生とは?

休暇や特別手当といった福利厚生も人気を集めていますが、職場として常に活動するオフィス環境も大切なポイント。従業員の満足度や集中力を高めるために、オフィスに置ける福利厚生も注目を集めています。

そんなオフィスに置ける福利厚生として、代表的なものをチェックしていきましょう。

1-1.オフィスの福利厚生①食べ物や飲み物

オフィスに置ける福利厚生でほとんど喜ばれるタイプが食べ物や飲み物といった飲食サービスの福利厚生です。コーヒーメーカーやウォーターサーバーなど軽いドリンク類の提供や、軽食の食べられる社内カフェなど飲食サービスには幅広い福利厚生があげられます。

また、近年ますます危険性の高まっている熱中症対策として、職場にスポーツドリンクを用意するといったサービスも。オフィスに置ける福利厚生では、食べ物や飲み物は導入しやすく従業員の満足度も高い傾向にあります。

1-2.オフィスの福利厚生②お菓子

オフィスに置ける福利厚生としてお菓子を置く飲食サービスもあります。「置き菓子」とも呼ばれ、オフィスにお菓子を常備しておくことで、従業員が好きなタイミングで食べることができます。

“オフィスに置ける福利厚生”とはいうものの、完全無料ではない形式も多いようです。棚にお菓子が常備された状態で、「好きなタイミングで好みのお菓子を購入できる」といった点がメリットになります。

1-3.オフィスの福利厚生③ガジェットや環境整備

オフィスの空気を正常化するための空気清浄機などもオフィスに置ける福利厚生です。従業員が快適に働ける環境づくりとして、オフィスで活躍する便利系ガジェットも見逃せません。

空調設備が整っていないという場合でも、業務用換気機器のレンタルを利用することで環境を整備することができます。

また、エンジニアなどパソコン作業に従事している方向けの福利厚生として高機能のデスクチェアを導入する企業も存在します。優れたデスクチェア環境は身体の負担を減らすことができるため、ある意味でオフィスに置ける福利厚生として密かに人気を集めているようです。

中にはテレワーク用として、自宅がオフィスになる従業員に福利厚生としてデスクチェアをプレゼントする企業も存在します。

2.オフィスに置ける福利厚生で食べ物・飲み物を提供するメリット

オフィスに置ける福利厚生で食べ物・飲み物を提供するメリット

福利厚生の導入でもっとも大切なポイントは従業員に利用されるかという点です。どれだけ優れた福利厚生を用意したつもりでも、従業員の利用率や満足度が低ければ費用対効果は薄くなってしまいます。

そんな中、オフィスに置ける福利厚生として食べ物や飲み物を提供する企業は多くなっています。食べ物・飲み物を福利厚生として提供するメリットについて見ていきましょう。

2-1.導入しやすく満足度も高い

オフィスに置ける福利厚生として、食べ物や飲み物は導入しやすいといったメリットがあります。自動販売機など飲食サービスを提供する企業と提携することで、補充作業等を完全に外注することもできます。

また、設置場所さえあれば手軽に導入できる上に、他の福利厚生に比べると導入費用も抑えられるため、運営や維持管理がしやすい点もメリットの1つです。

飲み物や食べ物、お菓子といった福利厚生は従業員の満足度も高い傾向にあり、費用対効果という点では優れたパフォーマンスを発揮する福利厚生だと言えます。

2-2.従業員が平等にメリットを受けられる

福利厚生には、パターンにマッチした従業員に応じてサービスが提供されるというケースも多くなっています。交通費補助や家賃補助をはじめ、子育て支援やキャリア支援など、従業員の取り組みに応じて提供されるユニークな福利厚生も増えつつあります。

一方で、特定の従業員に特化した福利厚生は平等さに欠けてしまうといったデメリットも。

その点、オフィスに食べ物や飲み物を置く福利厚生であれば、従業員がそれぞれ平等にメリットを享受することができます。

2-3.気分のリフレッシュができる

仕事中のちょっとしたリフレッシュのためにドリンクや軽食を挟めるのは大きなメリットの1つです。オフィスにカフェイン入りの飲み物を用意することで、仕事の集中力を高めることができます。

また、社内カフェを導入することで従業員同士の交流にも繋がるといったメリットがあります。従業員同士の交流がさかんになることで、新たなイノベーションが生み出される機会も訪れるかもしれません。

2-4.作業効率があがる

オフィス内に飲み物や食べ物といった福利厚生が用意されていなければ、従業員は必然的に必要なものを外出して買うようになります。ちょっとした気分のリフレッシュも大切ですが、飲み物や食べ物を求めて外出するたびに時間が掛かってしまうのは間違いありません。

一方で、オフィスに置ける福利厚生として飲み物や食べ物を用意しておけば、少しの時間も惜しいと感じる従業員も業務に没頭することができます。

オフィス内に飲食サービスを導入することで、時間的な節約のメリットにより作業効率が上がるのは間違いありません。

3.オフィスに飲み物や食べ物の福利厚生を提供する手段

オフィスに飲み物や食べ物の福利厚生を提供する手段

食べ物や飲み物を福利厚生としてオフィスに導入する場合、主に2つの選択肢があります。それは社内で管理するか、社外のサービスに委託するかといった違いです。

仮に飲食サービスとして外注する場合は、定期的な補充や運営管理などを任せることができますが、一時的に外部の者が社内に入り込むといったセキュリティ面での懸念があるのも事実でしょう。

一方で、社内で飲食物を管理する場合は衛生的な要素を含めて担当者の徹底的な管理が求められます。しかし、社内で管理することで飲食サービスの収益を自社の利益とすることも可能です。

どちらも一長一短のメリットがあるものの、大企業になるほど飲食サービスの福利厚生は外部の業者を利用することが多くなっています。

4.オフィスに飲食類の福利厚生を導入する際の注意点

オフィスに飲食類の福利厚生を導入する際の注意点

オフィスに飲み物や食べ物の福利厚生を導入すれば、従業員の満足度を向上させることができます。しかし、「とりあえず福利厚生を導入しよう」というイメージで飲食サービスを利用するのはおすすめできないのも事実です。

オフィスに飲食類の福利厚生を導入する際の注意点についてチェックしていきましょう。

4-1.従業員の利用率は十分か

オフィスに飲食類の福利厚生が用意されていると従業員の満足度も高まるといったデータがあります。しかし、ただ飲食系のサービスを福利厚生として導入すれば良い、という訳でもないようです。

たとえば、小規模な事業所でコーヒーメーカーを導入した場合、「実は従業員があまりコーヒーを好きではなかった」ということが後で判明しては元も子もありません。はじめから従業員の利用率はどの程度想定されるのか、どういった飲食系のサービスを導入したいか従業員の意見を聞いておくのもポイントです。

コーヒーメーカーやドリンクサーバーなど取り扱う品目によっては費用対効果が薄くなってしまうため、福利厚生としてオフィスに導入する場合はある程度品揃えを変えられる自動販売機も選択肢にあがると言えるでしょう。

4-2.衛生管理が必要になることも

飲食サービスを完全に外注した場合を除き、ドリンクサーバーの利用には毎日の手入れが必要です。手入れを怠ってしまうと風味に異変が訪れたり、故障の原因になったりと問題の原因になることもあります。

ドリンクサーバーを導入した場合は茶殻の廃棄や抽出口と受け皿の洗浄など、最低でも数日に1度は掃除しなければいけません。

また、お菓子置き場や軽食の食べられるスペースから、食中毒や社内感染など何らかの問題が起きる可能性もあるため、社内で徹底した管理が必要になります。

もちろん、清掃作業も含めた飲食サービスを利用すれば手入れの必要性はありません。

4-3.設置スペースがあるか

オフィスに置ける福利厚生として、飲み物や食べ物を導入する場合は設置スペースがあるかチェックしておく必要があります。自動販売機といった大型のスペースが求められる場合は既存の環境でジャマにならないか、休憩室のスペースをチェックしておくことが大切です。

近年では省スペースでも導入できるように小型にデザインされたドリンクサーバーも登場しており、カップやマドラーを含めて設置スペースの確保がしやすくなっています。

4-4.電気代のランニングコストが必要

福利厚生としても人気の自動販売機を導入する場合は、大型になるほど電気代のランニングコストが必要になります。節電タイプのモデルであっても、1台につき月4,000円前後の電気代費用が掛かってしまうことも多いようです。

その都度課金の飲食サービスであっても「電気代だけは負担」という業者も多いため、社内に飲み物や食べ物の福利厚生を導入する場合はランニングコストが掛かるという点に注意しましょう。

まとめ

福利厚生にはさまざまな種類があり、ユニークな福利厚生で就活生にアピールしている企業も多くなっています。しかし、福利厚生のもっとも大切なポイントは従業員の満足度が高いかどうかという点です。

オフィスに飲み物や食べ物を置く福利厚生はもっともポピュラーでありながら、従業員の満足度も高い手段として人気を集めています。従業員のやる気や集中力、新しい交流にも繋がるため、この機会に一度飲食サービスの導入を考えてみてはいかがでしょうか。

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