公開:2020.11.04

オフィスが寒いときの対策法!オフィスの冷房や防寒対策まとめ

「暑い季節でも冷房が寒い」「寒い季節なのに暖房が弱い」と感じる人はいませんか?オフィスが寒いと悩まれている方は意外と多く、身体のふるえや冷え性を放置していると、体調を崩す原因になってしまうかもしれません。

この記事では、オフィスが寒いときに個人で取り組める防寒対策やおすすめグッズ、オフィス全体で取り組める防寒対策をご紹介します。

1.オフィスが寒いときに個人でできる防寒対策

オフィスが寒いときに個人でできる防寒対策

「自分はオフィスが寒いと感じるのに、周りの人はあまり寒そうではない」というとき、オフィス内の温度環境に口を出すのもなんだか気が引ける…と感じてしまうかしれません。そのようなときは、まず個人でできる防寒対策から取り組んでみることがベストです。

オフィス内が寒い時に、個人でできる防寒対策についてご紹介します。

1-1.冷え性に効果のある食事を摂る

オフィスが寒いと感じる時は、冷え性改善効果が期待できる食材の摂取をおすすめします。味噌や納豆、チーズのような発酵食品には身体を温める作用があるため、「カップお味噌汁」などを意欲的に食事に織り込んでみましょう。

また、手軽に摂れる冷え性対策の飲み物として、コンビニでも買える「ホットレモンティー」もおすすめです。紅茶は茶葉の発酵させたものであり、さらにレモンは新陳代謝を高める働きがあるため、血流を良くして冷え症の改善効果も期待できます。

ただし、紅茶に含まれているカフェインは身体を冷やしやすいといった逆の効果も。オフィスが寒いとは言え、カフェインを過剰に摂取してしまうと体調不良に繋がってしまうことがあります。紅茶類の飲み過ぎには注意が必要です。

1-2.血行促進が期待できる簡単な運動をする

オフィスが寒いと感じる時は、血行促進効果の期待できる簡単な運動をしてみましょう。オフィス内で目立った運動をしたくないという人には「つま先・かかと上げ体操」がおすすめです。

  • 1.椅子に座ったまま、両足を肩幅まで広げる
  • 2.かかとを地面につけたまま、つま先だけ上げる
  • 3.つま先を地面につけたまま、かかとだけ上げる
  • 4.2~3を10回連続で1セット

上記の運動を1時間に3セットほど行うことで、第二の心臓とも言われるふとももの血行促進効果が期待できます。

オフィスワーカーの多くは椅子に座り続けたまま仕事をしていますが、基本的に長時間連続して椅子に座るのは好ましいものではありません。血行不良により代謝が落ちてしまうことで身体がむくんだり、オフィスが寒いと感じたりするだけだけでなく、心筋梗塞、脳卒中といった重篤な病気を引き起こしてしまう可能性があります。

そのため、勤務中であっても30分に1度、あるいは1時間に1度は椅子から立ち上がることが大切です。オフィスの寒さ対策だけでなく、「体の健康を考えてデスク環境を整えたい」と考えている場合は、この機会にスタンディングワークを取り入れてみることをおすすめします。

1-3.防寒グッズを使う

オフィスの寒さ対策の中でも、もっとも効果を発揮しやすいのが防寒グッズを使うことです。腹巻きやネックウォーマーなど身につけて温めるタイプのものであれば、自身の冷えを感じる箇所をピンポイントで温めることができます。

また、USBから給電することで、直に暖房効果を発揮できるUSB暖房グッズも存在します。電気を自由に使っても良いオフィスであれば、防寒対策としてUSB暖房グッズが心強い味方となるはずです。

※会社によっては、無断で社内の電力を使うことを禁じているケースがあります。予め上司などに確認しておきましょう。

2.オフィスの寒さ対策グッズ6選

オフィスの寒さ対策グッズ6選

オフィスの寒さが気になる時は、寒さ対策に役立つ防寒グッズを活用してみることをおすすめします。ブランケットやクッションタイプを使えば太ももやお腹周りを温めることができるほか、USB給電ができる手袋やスリッパを使えば、手先の冷え症もしっかりと温めることができます。

そのうえで、寒さ対策グッズを使うときは「手首、足首、首」の3首を温めることを意識しましょう。3首を温めることで防寒効果を発揮しやすくなります。

オフィスが寒いときに役立つ防寒グッズについて見ていきましょう。

2-1.ブランケット

夏場でも冬場でも、オフィスが寒い時に役立つ防寒アイテムの代表がブランケットです。首から肩周りまで温められるストールなどを活用すれば、オフィスの寒さを改善することができます。

また、USBから給電できるタイプのブランケットであれば、オフィス内のPCやモバイルバッテリーを使うことで手早く体全体を温めることができます。

2-2.レッグ・アームウォーマー

冬場のオフィスが寒いと感じる時はレッグウォーマーを使ってみるのもポイントです。また、手指の末端冷え性であれば、アームウォーマー+手袋を活用することで、オフィスの寒さから身体を守ることができます。

2-3.スリッパ型クッション

足元に置くクッションで、スリッパのように足先を潜り込ませられるタイプがあります。USB給電が可能なモデルであれば、足先から足首までしっかりと温めることができます。

「足先が特に冷える」という冷え症の方にもおすすめできる防寒グッズです。

2-4.防寒アンダーウェア

防寒アンダーウェアとは、その名の通り寒さを防ぐ効果が期待できる衣服のこと。防寒インナーと合わせて重ね着することで身体から発する熱を閉じ込め、オフィスの寒さから身を守ることができます。

インナーボトムスであればオフィスの誰にも知られずに防寒対策が取れるため、周りの人に感づかれず寒さ対策がしたい人にもおすすめです。

2-5.充電式カイロ

充電式カイロは常に一定の温度で発熱することができる電子式カイロです。一定以上の温度上昇を防ぐ機能が内蔵されているモデルであれば、使い捨てカイロにありがちな低温やけどの危険性を抑えることができます。

また、ブランケットや腹巻きなどと合わせて活用することで、より効果的な防寒機能を発揮することも可能です。防寒グッズとして役立つほか、モバイルバッテリーとしても活用できるモデルも存在するため、好みに合わせて選択することをおすすめします。

2-6.デスクヒーター

足元を効果的に温められるデスクヒーターには、「遠赤外線で温めるモデル」や「温風を送り出すモデル」、「マットで直接温めるモデル」などさまざまなモデルがあります。オフィスの寒さ対策グッズの中でも、ダイレクトに足元を温めることができるアイテムです。

デスクヒーターであれば、冷房が効きすぎた夏場のオフィスや暖風の弱い冬場のオフィスでも、足先が寒い環境を一気に改善することができます。また、足回りが温まることによる血行促進を期待できるため、下半身のむくみ解消効果も期待できます。

3.オフィスで取り組む!寒さ対策の対処法

オフィスで取り組む!寒さ対策の対処法

オフィスが寒いと感じる時は、個人で取り組める食事や運動、グッズを活用することで症状を改善することが可能です。しかし、部署内で寒さを感じる人が複数いるのであれば、オフィス内で寒さ問題に対する解決に取り組むことがベストでしょう。

部署の取り組みとして、オフィス全体で実行できる寒さ対策についてご紹介します。

3-1.オフィスの冷房や暖房温度を変える

オフィスが寒いと感じる時は、冷房や暖房温度を変えてみることをおすすめします。

会社における室内の温度目安は法令にて定められています。「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」や「事務所衛生基準規則」を参考にすると、適切な室内温度は以下のとおりです。

  • 適切なオフィス内の温度 17℃~28℃
  • 適切なオフィス内の湿度 40%~70%

上記の範囲を越していると法令違反となります。また、上記に加えて、「職場快適基準」ではさらに細かく快適なオフィスの温度・湿度設定が分けられています。

  • オフィスの室内温度:24℃~27℃(夏季)、20℃~23℃(冬季)
  • オフィスの室内湿度:50%~60%

上記はあくまで『室内温度』の目安で、『エアコンの設定温度』ではありません。オフィスフロアの広さや設備次第でエアコンの効きにムラがあるため、様子見しつつオフィスの空調設定を改善する必要があります。

「エアコンがガンガン効いていて職場が寒い!」と感じた場合は、適切な温度をオーバーしていないか、オフィス内の温度計をチェックして上司に適切な温度環境の打診をしてみましょう。

3-2.フリーアドレスデスクを導入する

空調の位置によって、どうしてもオフィス内に温度のムラができてしまうことがあります。さらに、寒がりな社員と暑がりな社員といった感性の違いにより、オフィスの暑い寒い問題が深刻化してしまうケースも。

そのような時は、オフィス内でフリーアドレスデスクを導入してみることをおすすめします。社員が好きな位置のデスクで働けるようになるため、オフィスが寒いと感じる人も好みの範囲でエアコンに近づいたり、離れたりすることができます。

フリーアドレスデスクを実現するのは難しいというオフィスであれば、寒いと感じている人の希望にあわせてオフィス内で席替えをしてみるのもポイントです。

3-3.窓の材質を変える

窓の材質によっては、外の冷気が窓を経由してオフィス内まで寒さが伝わっている可能性があります。そのような場合は、窓に断熱材を使うことで壁から侵入してくる冷気を防ぐ効果が期待できます。

オフィスビルなど、オフィスの窓際が特に寒いと感じる場合は、断熱材フィルムを内側に貼るだけでも体感温度が変わるかもしれません。

3-4.パーティションやサーキュレーターを使う

パーティションやサーキュレーターといった道具を使って空気の流れを変えてみるのもポイントです。エアコンの冷暖房が角まで行き届かず、オフィス内の一部だけ寒くなってしまうようなケースに役立ちます。

全体の空気がまんべんなく入り混じれるようにすることで、オフィス内の寒さ問題を改善しやすくなるでしょう。

まとめ

オフィスが寒いと感じる場合はまずオフィス全体の温度をチェックしてみましょう。オフィス内の温度環境が適切であるにも関わらず、それでも寒いと感じてしまう場合は、個人で取り組める寒さ対策を取り入れることをおすすめします。

その際には、USB給電ができる防寒グッズモデルを使うことで、より効果的な防寒対策が可能です。ただし、オフィスが寒いとはいえ、オフィス内の電気を勝手に使うことは禁じられている場合もあります。

USB給電式の防寒グッズを導入する場合は予め上司に相談することを心がけましょう。

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