デスクチェアに肘掛けは必要? 有無のメリットとおすすめチェア6選
健康管理の面では付いている方がよいとされるデスクチェアの「肘掛け」。しかし「スペースを取る」「圧迫感がある」などの理由で肘付きデスクチェアを好まない方も少なくありません。
この記事では、デスクチェアの肘掛け付き・肘掛けなしのそれぞれのメリットを紹介し、皆様にぴったりなデスクチェア選びをサポートします。また、肘掛け付きのおすすめデスクチェアモデルも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
▼このコラムを読んでもらいたい方
- ・肘付き・肘なしでお悩みの方
- ・肘ありの効果を知りたい方
- ・おすすめのデスクチェアを探している方
▼このコラムを読んで得られる情報
- ・アームレストの効果
- ・肘付き・肘なしそれぞれのメリット
- ・プロ厳選!おすすめの肘付き/なしデスクチェア
- 目次
- 1.デスクチェアに肘掛け(アームレスト)は必要?ありなしのメリット
- 2.デスクチェアの肘掛け(アームレスト)の種類
- 3.肘掛けが可動式で高さ調整可能なおすすめデスクチェア3選
- 4.迷っている方も大丈夫!肘掛けの取り外しが可能なデスクチェア
- 5.肘掛け付き/なし固定式!デザイン重視のおすすめデスクチェア2選
- まとめ
1.デスクチェアに肘掛け(アームレスト)は必要?ありなしのメリット
1-1.肘掛け付きのデスクチェアのメリット
肘掛け付きデスクチェアが持つ最大の特徴は、何といっても「身体への負担が少ない」メリットです。肘掛け付きがないデスクチェアで長時間デスクワークをしていると、肩こりや疲れを経験した方も少なくないでしょう。個人差はありますが、人間の両腕は体重の約1/6の重さです。体重が60kgほどの場合、肘掛けのないデスクチェアを使っていると10kg前後の重さが肩へダイレクトに掛かります。言い換えれば、肘掛け付きのデスクチェアを使えばその重さが分散され、長時間座っていても疲れにくくなる効果が期待できます。
また、身体への負担を軽減させた分、仕事環境の快適さも向上します。長時間集中してデスクワークをしたい方には、肘掛け付きのデスクチェアが特におすすめです。
また、肘掛け付きデスクチェアなら正しい姿勢を長くキープしやすくなるのも、大きなメリットのひとつ。デスクワークで集中していると、ついつい前かがみの姿勢になったり、片方に体重をかけた姿勢になったりした経験はありませんか?肘掛け付きデスクチェアを使用すれば、そのような姿勢の崩れを防止しやすくなります。その結果、腰の痛みや手首の痛みなどの病気を予防する効果も期待できます。
1-2.肘掛けなしのデスクチェアのメリット
肘掛けなしデスクチェアが持つ一番の特徴は、「スペースを取らない」そして「低コスト」であるメリットです。肘掛け付きデスクチェアよりパーツが少ないため、一般的に安価で購入できるほか、オフィスデスクの下に収納しやすくなりスペースを有効活用できます。
そして一部の職業の方は、肘掛けなしのデスクチェアを好む傾向があります。音楽エンジニアなど多くの機材を前にデスクチェアをあちこち移動しながら作業をする方だと、肘掛けがかえって仕事の邪魔になる場合も。このように、機動性に優れている点も肘掛けなしデスクチェアの利点です。
スペースや予算の問題で肘掛けなしのデスクチェアを購入したいけれど、後々気になってきた疲れを軽減させたい方には、後付けのアームレストもおすすめです。オフィスデスクやデスクチェアの好きな場所に取り付け可能な製品が多く販売されているので、興味のある方はぜひ後付けアームレストの導入をご検討ください。
2.デスクチェアの肘掛け(アームレスト)の種類
デスクチェアに付いている肘掛けにもいろいろな種類があります。ここでは大きく4種類に分けてそれぞれの特徴を紹介します。
1.固定式
アームレストが固定され、動かない状態になっているタイプです。一般的にはオフィスデスクの下に収納するため、すこし低めの位置に肘掛けが設置されています。そのため、身長や体型によっては肘掛けの高さが合わない場合もあり、かえって不便に感じる方もいます。
可動式の肘掛け付きチェアより安価な傾向にあります。
2.高さ調整式
アームレストを上下に動かして、高さを調整するタイプです。各自の身長や体型に合わせて調整ができます。
3.左右可動式
アームレストを左右に動かして調整するタイプです。肘を置く角度を調整できるので、長時間のデスクワークからくる疲れを軽減する効果も期待できます。
4.上下可動式
アームレスト自体の角度を調整できるタイプです。肘掛けを90度に上げると、肘掛けなし状態での使用もできます。
2から4のタイプを合わせて「可動式肘掛け」とも言います。なかには調整段階が決まっており、決まった高さ・角度でしか調整できないデスクチェアもあります。できるだけ試座して、自分の身体にフィットするかをまず確認してから購入することをおすすめします。
3.肘掛けが可動式で高さ調整可能なおすすめデスクチェア3選
肘掛け付きチェアのなかでも、特に人気が高いモデルが可動式肘掛け付きのデスクチェアです。固定式の肘掛け付きチェアに比べ、個々の体型形や好みに合わせやすく、快適な座り心地を作れるためです。
ここでは可動式の肘掛け付きデスクチェアのなかでも、機能性の高いおすすめモデルを紹介します。購入を悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
体にフィットする可動肘付き高機能チェア
サイズ | ・外寸/ 幅690×奥行705×高さ950~1045mm ・座面高さ/ 405~500mm |
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素材 | ・張地/ ポリエステル ・背/ ナイロン ・座/ モールドウレタン、ナイロン ・背部/ ナイロン、ポリエステル ・肘/ ナイロン ・脚部/ アルミ ・キャスター/ ウレタン |
誰が座ってもちょうどいいフィット感を与える高機能デスクチェアです。肘掛け部分は高さの調整はもちろん、前後スライドおよび角度調整までできる多機能さを搭載しています。フィット感を重視して座面には弾力の高いウレタン素材を使用、背面はメッシュ素材とクロス張りの中からチョイスできます(全4色展開)。
機能性もデザインも◎アジャストアームデスクチェア
サイズ | ・外寸 / 幅630×奥行573×高さ925~1025mm ・座面高さ / 430~530mm ・脚 / 直径622mm |
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素材 | ・背フレーム / 樹脂成型品 ・肘 / 樹脂成型品 ・座シェル / 樹脂成型品 ・座クッション / モールドウレタン ・脚 ・支基/ アルミダイキャスト ・キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター ・張地 / 布(プレーン) |
機能性とデザイン性のどちらも追及したアジャストアームデスクチェアです。肘掛けは裏にあるボタンを押すと高さが調整でき、弾力性のあるパットも付いているので使い心地も抜群です。無駄な部分を最大限そぎ落とした洗練されたデザインで、直線と曲線の調和がひとつの魅力。背面にはメッシュ素材を使用し、通気性も考慮されています。全10色展開ですので、色にこだわる方に特におすすめのチェアです。
おしゃれな見た目で機能性もバッチリなインテリアに溶け込むオフィスチェア
サイズ | ・幅610×奥行560×高さ755~847mm ・座面高さ:380~472mm ・脚径:直径560mm |
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素材 | ・座部:合板 ・背部:ポリプロピレン ・脚部:ナイロン ・肘部:ナイロン・金属(鋼) ・張り材:ポリエステル ・クッション材:ウレタンフォーム |
人気のオフィスチェアメーカー「オカムラ」がコンパクト性を重視して設計したオフィスチェアです。全面にファブリック素材の張り材が用いられており、空間に溶け込むインテリア性も特徴のひとつ。肘掛けは可動式で、最大10段階で約9cmの範囲内から肘掛けの高さを調整できます。座面の高さは380mmから調整できるため、小柄な体格の人にもマッチする設計です。おしゃれなデザインも相まって、自宅オフィスなどでも採用される人気を誇っています。
4.迷っている方も大丈夫!肘掛けの取り外しが可能なデスクチェア
スペースの制限やデザイン性などの理由で肘掛け付きと肘掛けなしの間で迷っている方も多いのではないでしょうか。ここでは肘掛けを取り外しできるおすすめモデルを紹介します。実際使用してみて、肘掛けが必要なくなった場合、肘掛けを取り外してしまえばすっきりと使用できます。
ただし、なかには取り外しに工具が必要だったり、簡単には取り外しできなかったりする物もあります。できれば購入前にショールームを訪問し、専門家にレクチャーを受けてください。
販売台数2万脚以上の人気商品!肘掛け取り外し可能のデスクチェア
サイズ | ・外寸/幅590×奥行560×高さ930~1030mm ・座面高さ/440~540mm |
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素材 | ・背/ポリエステルメッシュ、スチールパイプ(粉体塗装) ・座/合板、ポリエステル、ウレタンフォーム ・肘/スチール(クロームメッキ)、ポリプロピレン ・脚部/スチール(クロームメッキ) ・キャスター/ナイロン |
シンプルなデザインとリーズナブルな価格で人気のデスクチェアです。肘掛けは固定式ですが、肘を置く自然な角度に設計されており、デスクワーク時の肘をしっかりサポートします。肘掛けを固定しているねじを外せば、肘掛けなしでコンパクトに使用できます。背面は通気性を重視したメッシュ素材で、ランバーサポートが2重で腰を支えます。カラーはブラック、ワインレット、グリーン、ブルーの全4色です。
5. 5.肘掛け付き/なし固定式!デザイン重視のおすすめデスクチェア2選
基本的に、デスクチェアにつく肘掛けは可動式がおすすめですが、どこか無骨な雰囲気から、自宅オフィスやおしゃれなインテリア空間に合わない……と残念がる声も少なくありません。
そこで、ここではデザイン性が高く評価されたおすすめのデスクチェアをご紹介します。いずれも肘掛け付き/肘掛けなしで可動式ではなかったり、取り付けができなかったりするため、あくまでインテリア重視である点にご注意下さい。
インテリアデザインに優れ自宅での運用にも最適なデスクチェア メティオ
サイズ | 幅565×奥行590×高さ721~828mm |
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素材 | 背・座 :合板、ウレタンフォーム、PVCレザー、脚:スチール(粉体塗装)、肘:オーク天然木積層合板、キャスター:ナイロン |
オフィス空間に溶け込むヴィンテージ感が特徴のデスクチェア「メティオ」は、肘掛け付きモデルのなかでも珍しいレトロ感に長けたデスクチェアです。どこかヴィンテージ感を漂わせているため、インテリアを気にしたオフィスや、自宅での運用にも違和感なく溶け込みます。肘掛けにはヴィンテージ感を高める木製素材が活用されており、その見た目は特に好評です。微調節機能は座面の高さのみの固定肘ですが、肘掛け付きのデスクチェアでデザイン性を重視したい方には選択肢のひとつにあがります。
考え抜かれたデザインで疲労感も軽減!コクヨ イングライフ
サイズ | 外寸 / 幅680×奥行530~605×高さ825~915mm 座面 / 幅565×奥行440mm 座面高さ / 420~510mm |
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素材 | 背板 / アッシュ突板、合板 座部 / ポリプロピレン 張り地 / ポリエステル 座クッション / モールドウレタン 脚羽根 / 強化ナイロン |
コクヨが取り扱っているデスクチェアのなかでも、特に異なった雰囲気を放つ「イングライフ」は、肘なしモデルのなかでもデザイン性に長けた高級デスクチェアのひとつです。特徴的なワイドな背もたれや座面が、自由な座り方幅広くサポートします。リビングライクなキャスターなしの4本脚など、従来のデスクチェアデザインとは大きくかけ離れているため、デザイン性と座り心地のどちらも人気を集めている商品です。なお、オプションで固定肘を追加したり、キャスターモデルに変更したりすることもできます。
まとめ
体重の1/6近くの重さを持つ腕をしっかり支え、デスクワークの疲労感を軽減させてくれる「肘掛け付きデスクチェア」、そしてシンプルなデザインでデスクワーク中の動きが多い方におすすめの「肘掛けなしデスクチェア」には、それぞれのメリットが存在します。
どちらのデスクチェアを選ぶか迷っている方は、ぜひ一度オフィスコムのショールームまでお越しください。豊富な知識と経験を持つスタッフが皆様をお待ちしております。