公開:2021.03.15

オフィスを掃除するコツとは?場所・設備別の掃除方法も解説

オフィスの汚れや散らかり具合が気になり、適切な掃除の仕方や頻度に関心を持っている人は少なくありません。いくつかのポイントを押さえてオフィス掃除に取り組むことで、整理整頓された快適な職場環境で仕事を行うことが可能です。

この記事ではオフィス掃除を行う頻度の目安や3つのコツ、場所・設備別の掃除方法、オフィス掃除におすすめのグッズについて解説します。オフィス環境の美化に取り組みたい総務・管理部門の人は、ぜひ参考にしてください。

1.オフィス掃除を行う頻度の目安は?

オフィス掃除を行う頻度の目安は?

オフィス掃除には、簡易的な片付け・ごみ捨てなどを行う「日常清掃」と、ワックスがけや外壁洗浄など大掛かりな作業を行う「定期清掃」の2種類があります。清掃作業を行う頻度の目安は、次の通りです。

●日常清掃:毎日~数日に1回

日常清掃の頻度は毎日や、少なくとも数日に1回が目安となります。日常清掃はオフィスを使用する社員が行うことが一般的です。

●定期清掃:数ヶ月~1年に1回

定期清掃の頻度は数ヶ月から1年に1回が目安となります。定期清掃の目的は、日常清掃で扱わない場所を綺麗にすることであるため、頻度は少なくなる傾向です。

定期清掃は社員が行う場合と、業者が行う場合があります。スチーム洗浄機を使用した掃除や、窓ガラス外側の掃除などは社員による実施が難しいため、業者が行うことが一般的です。また、空調設備のメンテナンスなども業者による定期清掃に含まれます。

2.オフィス掃除のコツ3選

オフィス掃除のコツ3選

オフィスを綺麗な状態に保つためには、掃除のコツを押さえることが重要です。オフィス掃除のコツには、次の3つがあります。

●日常的に片付ける

使い終わった物品を収納場所に戻したり、デスクやチェアは端を揃えて並べたりするなど、日常的に片付けることがオフィス掃除のコツです。日ごろから意識的に片付けを行えば、日常清掃や定期清掃の作業量が減らせます。

●掃除を習慣化する

オフィス掃除を実施する曜日や開始時間を決めて、掃除を習慣化することもオフィス掃除のコツです。掃除が習慣化することで、綺麗な状態を無理なく保てます。掃除担当者や掃除場所をあらかじめ決めておくことも、掃除の習慣化に有用です。

●整理整頓しやすい環境を作る

収納方法を工夫したり、収納グッズを活用したりすることで、整理整頓しやすい環境が作れます。「どこに何があるか」が分かりやすいよう、ファイルやボックスにラベルを付けましょう。本はブックエンドを使って立てると、整理が容易です。また、備品を置く場所や日用品を使用する際のルールを設定することも、整理整頓しやすい環境作りに役立ちます。

3.【場所・設備別】オフィスの掃除方法

オフィスではデスクやパソコンをはじめ、オフィスチェア、床、カーペットなどが日常的な掃除場所です。また、業務エリア内にトイレがある場合は、トイレも掃除の対象となります。エアコンも定期的に掃除することで、快適なオフィス環境作りが可能です。

ここでは、場所・設備別に具体的なオフィスの掃除方法について紹介します。

3-1.デスク・パソコン

デスク・パソコン

デスクに付いたインクや、こぼしてしまった飲み物のあとなどは綺麗に拭き取りましょう。デスク上が綺麗な状態であれば、大切な書類や資料を汚さずに済みます。汚れを拭き取る際は、デスク用に作られた厚手のウェットシートが便利です。

デスク上に置いてあるパソコンやキーボードなどの機器も、デスクを掃除するついでに綺麗にすることをおすすめします。キーボードの隙間やモニターの縁など、細かい部分は掃除用のブラシやエアダスターを使ってほこりを取りましょう。

キーボードの汚れが著しい場合には、キーボード掃除専用のグッズが効果的です。粘着力のあるスライムのような便利グッズを使うと、キーボードの汚れを吸着して取り除けます。

また、デスク周りに電源タップがある場合は、周辺機器を掃除する際にほこりを取り除きましょう。

3-2.オフィスチェア

オフィスチェアは、汗や皮脂汚れなどが表面に付いている場合があります。そのため、定期的な掃除が大切です。オフィスチェアの掃除方法は、座面や背もたれに使用されている素材によって異なります。

メッシュタイプのオフィスチェアは、重曹を含む水を雑巾やタオルに少し付けて拭きましょう。全体を拭き終わったら、固く絞ったタオルで水拭きしてください。水分が多すぎると、メッシュが縮んでしまう可能性があるため注意が必要です。

布張りタイプのオフィスチェアは、住居用洗剤を含む水を雑巾やタオルに少し付けて、布の部分を叩くようにして拭きましょう。布製品は表面をこすると汚れの範囲が広がってしまうことがあるため、拭き方に注意が必要です。汚れを落としたら、タオルで乾拭きしてください。

革張りタイプのオフィスチェアは、革専用クリーナーを使って掃除しましょう。使われている素材がビニールレザーの場合は、水拭きで掃除できます。

3-3.床・カーペット

床がフローリングの場合は、モップや掃除機を使って細かなごみやほこりを取り除きましょう。オフィスのフロアにカーペットが敷いてある場合は、汚れがたまりやすいため、日常的に掃除機を使うことが大切です。

カーペットに掃除機をかける際は、1つの場所を2往復以上するとごみの吸い残しが防げます。また、毛の向きと反対方向に掃除機を動かすことも、カーペット清掃を効果的に行うためのポイントです。

床やカーペットにシミができてしまった場合は、中性洗剤を含む水を少量使って、雑巾を押し当てるようにして汚れを取りましょう。

3-4.トイレ

トイレを掃除する際は、便器本体やトイレットペーパーの装着部分、床などを綺麗に掃除します。

便器本体は、掃除ブラシにトイレ用の洗剤を付けて磨きましょう。定期的に磨くことで、汚れが付着して落ちにくくなることを防げます。

トイレの床を掃除する際は、モップで水拭きします。水分が多すぎると床が滑りやすくなり危険であるため、モップを適度に絞ってから床を掃除しましょう。

3-5.エアコン

エアコンの掃除では、主にフィルターや風向きを調整する羽部分の汚れがクリーニングの対象です。ただし、エアコンの掃除ではパーツを分解してフィルターを取り出す作業が発生するため、社員が自ら行うと故障のリスクがあります。

エアコンの清掃業務は、オフィス向けの清掃業者に依頼しましょう。ビルによっては、管理会社が定期的にエアコン掃除を手配してくれる場合があります。

エアコンの汚れが気になった場合は、自力で掃除せず管理会社に連絡を取りましょう。

4.オフィス掃除におすすめのグッズ

最後に、オフィス掃除に役立つおすすめのグッズを紹介します。下記の掃除グッズをオフィスに設置しておくことで、日常清掃・定期清掃のいずれにおいても、掃除の手間を大幅に削減できます。

●ハンディモップ

ハンディモップは、静電気によってほこりや小さなごみを吸着できるグッズです。デスクや事務機器、棚などを手軽に掃除できます。

●手袋

ゴム手袋や使い捨てのビニール手袋は、水回りなど本格的な掃除を行う際に便利です。衛生的に掃除が行えるだけではなく、洗剤による手荒れなどを防げることも手袋を使用するメリットとなっています。

●アルコール除菌スプレー・次亜塩素酸ナトリウム除菌スプレー

各種除菌スプレーを使用すると、電話の受話器や筆記用具など、手の触れる部分を衛生的に保つことが可能です。ただし、機械類に直接スプレーすると故障するおそれがあるため、タオルにスプレーしてから拭くなど正しく使いましょう。

●ロボット掃除機

ロボット掃除機があれば、床の掃除を自動的に済ませられます。起動時間を退社後にセットしておくと、業務中に掃除機の動きや音が気になることがありません。

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まとめ

一般的なオフィスでは、毎日~数日に1回の日常清掃や、数ヶ月~1年の定期清掃が実施されます。オフィス掃除のコツは、「日常的に片付けること」「掃除を習慣化すること」「整理整頓しやすい環境を作ること」の3つです。

デスクやパソコン周り、オフィスチェア、床など場所・設備ごとに適切な方法で掃除を行いましょう。ハンディモップや手袋、除菌スプレーなどのグッズを使用することで、より便利にオフィス掃除が行えます。

綺麗なオフィスは、仕事の生産性向上につながります。生産性向上のために、この記事で解説した内容を参考にして、オフィス掃除に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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